エデン


声:諏訪部順一 / 今井由香(幼少)
オリオン座の青銅聖闘士。15歳。

オリオン座の青銅聖闘士であり、実はマルスの息子。
マルスの言う「新たなアテナの元での争いのない世の中」において王となるべき存在として育てられた。
新たなアテナとされるアリアを守ることを使命とし、アリアに執着している。

放送開始前からメインキャラ6人のうちの1人とされており、
「力こそが正義であり絶対であると考え、その闘い方はどこまでも冷徹。
しかし光牙たちとの出会いによって、その考え方に変化が生じていく。」
とうキャラ設定がされていたため、
強力なライバルとして登場しつついずれ仲間になる、
原作の一輝のようなキャラだろうと予想されていた。
放送開始後もオープニングで優遇されていることなどから、
強くて格好良いキャラなんだろうという期待がされていた
そこはΩキャラどんどん期待からズレていってしまう

問題点


①とにかく出番が無い

とにかく存在を忘れそうになるぐらいに出番が無い。
どういうキャラなのかほとんどわからないまま、
チラ見せしてはフェードアウトするという状態が続いたため
ファンも次第に興味を無くしていき、一部では「要らない子」扱いされるようになってしまう。
制作発表当初は仲間の1人のように紹介されていたため、
いつ仲間になるのかとファンは待ち望んでいたが、
いつまでたっても仲間にならない上に
体育座りでいじけてすすり泣く描写が延々とされたりと、
出番があってもその出番も酷いという、ガッカリキャラとなってしまった。

②やっと出てきたと思ったらアリアアリアアリア…

新たなアテナとしてマルス陣営に育てられていたアリアと幼い頃から交流があり、
アリアを守ることを自分の使命とし、アリアに執着しているという設定が明らかになり、
口を開けばアリアアリアと連呼するキャラと化すことに。
しかしアリアはエデンに親しみなど持っておらず、会えば怯えるような描写しかなかった。
過去仲が良かったのかといえばそうではなく、
回想シーンも「プレゼントを渡しても喜んでもらえず泣かれた」という
一歩通行なしょっぱいエピソードであった。
「僕の前では笑ったことがなかったアリア」とも言っている。
アリアは光牙には簡単に心を開き、親しくなっていったため
「何故なんだアリアぁーー!」と嘆き叫ぶ姿は情けなく、
エデンの空回りっぷりはキモイとかウザイなどと評されることに…

③共感や応援できないキャラ

アリア自体が謎が多くΩファンにすらあまり受け入れられていない微妙なキャラであるが故に、
なんでアリアがそんなに好きなのかわからないという声も。
人では無い「神」と称する父を持ち、新たな世界の王となるべく育てられ、
父マルスには心酔しているというぶっ飛んだ設定も共感を得にくいものとなっているため、
極端に人気の無いキャラとなってしまっている。
そもそもキャラクター自体が女々しく独りよがりで
格好良さに欠けているキャラという点も不人気の要因の一つである。
一応アリアの死後、7話も体操座りをした末に
心配する姉・ソニアや師匠のミケーネを無視して
「周りの思いには目を向けず自己完結のみで親に反逆」という展開ながら
悪であるマルスの野望を阻止する事を決意したが・・・

いくらなんでも決意するのが遅すぎた。
一応作中では3時間程度の時間しか経過していないことになっているものの、
視聴者的にはアリアが死んだ回からもう2ヶ月も経っているのである。
体育座りで落ち込み「なぜアリアが死ななければならないんだ」と悩み嘆き続けるエデンの姿は「尺稼ぎ」
「女々し過ぎてウンザリ」「ギャグパートにしか見えない」と呆れられ、アンチのみならずファンスレでも
オリオン座じゃなくて体育座のエデン」とバカにされることになってしまった。

37話以降何故か髪の色が銀髪になった。けど理由は不明。
めちゃくちゃチートな強さも発揮するが、カッコつけてももう遅い・・・
またアリア関連の過剰な演出に対して姉のソニアや師匠のミケーネなど
他の身内の不幸には冷静なためさらに共感から遠いキャラになってしまった。
「格好良いキャラかと思ったら格好悪いキャラだった」という
ファンの落胆は大きい。

④家族に対して色々酷い

エデンの姉であるソニアは弟のエデンを守ることを自らの使命とし、女性でありながら全身傷だらけになって戦っていた。
彼の手を汚させたくないと前線に赴くのを止めたり、腑抜けている姿を心配し喝を入れるなど姉としての情を見せていたが、
エデンからは殆ど顧みられることもなく、蒼摩戦でソニアが自滅の末死亡した際も冷静に
「姉上が自ら望んだ道だ」という一言で片付けられてしまったため
「姉に対して冷たすぎ」
「アリアが死んだ時はめちゃくちゃ取り乱してたのに」
と、エデンのソニアに対する態度の酷さが批判されることとなった。

父であるマルスも、押し付けな上に歪んだ愛情とはいえエデンのために理想の世界を作ろうとしていたのだが、結局エデンは
マルスがアリアに手を下した時に理想の父を失った、僕はあなたの世界を絶対に受け継ぐことはない、
その世界はアリアが望んでいた世界じゃない、とマルスに告げ
「あなたはもはや父ではない。あなたはもはや僕の敵だ!マルス!」と反旗を翻した。
世界の崩壊を止めようとする理由さえも「自分はアテナの聖闘士だから」等ではなくアリアアリアアリアで
正義というよりも(一方的に)病的に惚れた女を殺されたことへの復讐心にしか見えず、
尊敬していた家族と敵対することへの葛藤は全く描かれていなかったため
エデンの家族に対する情の無さが浮き彫りになった。

更に、マルスとの決戦にて「チャンスはたった一度だ、ペガサス」と光牙に告げてマルスを倒すための策として、
隙を作るためにマルスの懐に飛び込み身体を貫かれたエデン
「これで僕もあなたの元から消えて行く。アリアのように、姉上のように、息子である僕もあなたの元から消える。
あなたが妻(テロで死んだ前妻)を失った時と同じように!あなたに心を捧げた人はみんな闇の中へ消えて行くのですよ。
それがあなたの作ろうとしている世界だ。そうなのでしょう?」と、
泣きながらなんだかよくわからないこと言ってマルスの精神を揺さぶった。
マルスが動揺し「違う、わたしはお前が、お前たちが生きる楽園を作ろうとしていた(ry」と
目に涙を浮かべながら過去に思いを馳せたところで
「今だペガサス!父を倒せ!この時を逃すな!」と叫び
光牙にペガサス彗星拳を打たせ騙し討ちのような形で勝利。

敵を精神的に動揺させて隙をつく(しかも人の心を取り戻しかけてる敵に対して)というヒーローにあるまじき戦い方も酷いが、
大した葛藤もなく復讐のために父親にこんな仕打ちをするエデンは「マジ鬼畜」とスレ住民にも呆れられることとなった。
せっかくマルス一家をぞろぞろ出したのに家族関係が軽い、薄っぺらい、やっつけ感が凄まじい等
エデンの家族愛の無さや家族設定の活かされ無さに苦言を呈す声は多い。

ちなみに捨て身の騙し攻撃でマルスに身体を貫かれ、あたかももうすぐ死ぬかのようなセリフを口にしたエデンだったが、
大したダメージではなかったのか普通に生きており、すぐに起き上がっていた。
しかもその後、アモールと闘い、さらにアプスが憑依した光牙と何故か互角の攻防を繰り広げている。
身体を貫かれたはずなのにもはや詐欺である。

泣きながら死ぬ死ぬ詐欺を使うヒーロー()マジ鬼畜・・・

⑤棍棒のエデン?

新生聖衣編では刻衣(クロノテクター)をまとい敵パラサイトらとともに居並んでいたため
「スパイをやっているのか?」「アリアを生き返らせるために裏切ったか?」などと話題になったが
57話にてエウロパから「家族やアリアを生き返らせる」という条件をちらつかされ三級パラサイト(得物は棍棒)になり光牙と対決、
そして「スパイとして潜り込んでいたのだ」とカミングアウトする視聴者の予想通りの展開…だったのだが
本人は収穫があったかのような口ぶりだがその情報を光牙達に伝えることなく一人でどこかへ行ってしまう。
以降エデンは話題に上がらず光牙達はパラス軍の拠点の捜索を続け63話にてアテナが命を削ることで本拠地を特定したため
彼のスパイ活動が全く活かされることは無かった。
敵の拠点、戦力の規模、クロノデレイドの対抗策、敵から得るべき情報は色々あるのに…

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年07月14日 13:59
添付ファイル