いずこねこ
概要
about
いずこねこは1994年生まれの茉里(他の活動名称・呼称として、まりりん、ミズタマリ、ケンドー・チャン、泉茉里)によるソロユニットプロジェクト。茉里が高校2年制であった2011年10月から2014年12月まで大阪を拠点とするライブアイドルとして活動。2022年12月に一夜限りの復活公演を行う。楽曲をはじめライブブッキング、プロモーション、グッズ作成など活動の多くの部分でサクライケンタがプロデュースを行う。
start up
茉里は美術系女子高で軽音楽部に所属。そのバンドではギターを担当し文化祭などでのステージパフォーマンスを行っていた。同時にコスプレにも傾倒。2010年9月、コスプレ友達とともにコスプレ系の地下歌イベントにユニットで参加。そのイベントで自作曲の仮歌をいれる子を探していたサクライケンタと出会い、歌唱力を評価され仮歌仕事を請け負うようになった。仮歌やバンド活動を継続するうちに次第にステージで歌ってみたいという気持ちがうまれるようになり、2011年8月29日に開催された地下イベントにソロの茉里として出演、アニメ曲を歌う。そこで初めて茉里ソロでのステージを見たサクライケンタから本格的な活動開始を勧められ、サクライケンタの主催するアトリエシレンシオ所属のアイドルとしてのいずこねこプロジェクトが開始される。
naming
プロジェクト名を決めるに当たり、サクライケンタは10年来の知人である荒木スミシに相談。その検討中にスミシから出された「猫が行方不明」というワードをコンセプトに「いずこねこ(何処猫)」の名称が誕生した。名前が確定するまで1ヶ月ほどかかったこともあり、初期においては茉里名義でのライブ活動も見られるが公式には2011年10月1日がいずこねことしての初ステージとなる。したがって周年の基準となるデビュー日として茉里としては8月29日、いずこねことしては10月1日が用いられる。
izukoneko period
活動初年度の2011年にシングルを2タイトルリリース。翌2012年も2月にシングル1タイトル、4月にそれらをまとめたEPを1タイトルをリリースするなど順調にステップアップ。ファンも徐々に増えてきたこの頃にいずこねこファンを「飼い主」と命名する。8月にはTOKYO IDOL FESTIVALに初出場、初のプレス盤となるアルバムをリリース。11月には新宿MARZでの初のワンマンライブをチケット即完売の満員札止めで成功させる。2013年もTOKYO IDOL FESTIVALへの2年連続参加や、東京での生バンドによるワンマン開催、大阪での初ワンマン開催などの大型イベントの他、CDリリイベを含め北海道から九州福岡までライブ活動を広げるまでキャリアを重ねた。より大きな飛躍が期待された2014年だったが3月にサクライケンタより突然の活動終了の発表。その後紆余曲折ありしばらくはサクライケンタ抜きでのいずこねこが継続されたが、8月31日の@JAM EXPOをもってライブ活動終了。9月以降に数度、この騒動の前より企画が進んでいた映画『世界の終わりのいずこねこ』のキャンペーン活動として映画館劇場でのミニライブなどが行われたが2014年内いっぱいで完全終了となった。
after period
いずこねことしての活動を終了した後、茉里はプラニメ、夏の魔物、エムトピ、DISCOMPO with 泉茉里としてのユニット活動のほか、ミズタマリ、本名でもある泉茉里と言ったソロ活動を行っていく。その中で周年等の節目のタイミングでいずこねこ楽曲をしばし“セルフカバー”として披露した。一方、サクライケンタはスタジオシレンシオ改め株式会社ekoms(エコムス)の主催者としてmaison book girl、クマリデパート他をプロデュースし、いずこねこで見せていたサクライ節ともいえる「現音ポップ」―現代音楽とポピュラー音楽の融合―を披露し続けている。
prodigy
2022年2月、いずこねこファン総称である「飼い主」名義でいずこねこ楽曲の新RemixがYouTubeに公開されるとともにこれまでのいずこねこ楽曲からインスパイアされた“新曲”「WHERE is the CAT?」インストゥルメンタルが発表される。これは似非サクライケンタ楽曲ではあるが、当時のいずこねこ・サクライケンタ節を感じ取れる完成度であった。好評を受け、6月には泉茉里のボーカルを追加した「WHERE is the CAT? feat. いずこねこ」がリリース、11月には泉茉里によるパフォーマンス披露も行われた。
transient dream
2022年12月、Zepp Hanedaにて開催されたアイドルイベント「エコムスフェス」で一夜限りの復帰公演。サクライケンタプロデュースの現役アイドルグループにまじり、8年ぶりのパフォーマンスを披露した。
Discography
Original release
種別 | 発売日 | タイトル | コメント |
---|---|---|---|
Single | 2011年11月11日 | JuPiter girL | CDR |
Single | 2012年01月07日 | rainy irony | CDR |
Single | 2012年02月25日 | nostalgie el | CDR |
EP | 2012年04月14日 | IZUKONEKO EP | CDR |
Album | 2012年08月04日 | 最後の猫工場 | |
EP | 2013年01月23日 | ROOM EP | |
Live CD | 2013年04月03日 | なみえて(1stワンマン音源) | |
EP | 2013年11月27日 | last summer EP | |
Live DVD | 2014年06月25日 | 猫と煙と赤いカーテン(2ndワンマン東京公演映像) | |
Live DVD | 2014年12月 | THE END OF IZUKONEKO(2014いずこねこライブ集) | クラファン支援者限定 |
OST | 2015年03月04日 | 映画「世界の終わりのいずこねこ」サントラ | |
Album | 2015年04月30日 | 声を失った猫(いずこねこインストゥルメンタル) | 配信限定 |
DVD | 2015年12月23日 | 映画「世界の終わりのいずこねこ」 | ラストライブ収録DVD付き |
Single | 2020年11月21日 | i.s.f.b (remaster) | 配信限定 |
Guest vocal and irregular release
種別 | リリース日 | タイトル | 収録曲 | コメント |
---|---|---|---|---|
CDR | 2012年04月 | チョコっとだけ愛してください | チョコっとだけ愛してください | 物販ポイント特典音源 |
Digital | 2012年07月 | IZUKONEKO EP焼きミスお詫び音源おまけ | nostalgie el (acoustic ver.) | CD同梱のURLよりDL |
Digital | 2012年06年24日 | 朝が来るまで終わる事の無いダンスを | 3am CLUB MIX / DJ USYN feat. いずこねこ | Free DL |
CD | 2013年10月27日 | COSMO by akinyan electro | wonder siren / akinyan electro feat. いずこねこ | |
Digital | 2022年08月19日 | WHERE is the CAT? feat. いずこねこ | WHERE is the CAT? / 飼い主 feat. いずこねこ | 各社配信サービスより入手可 |
Compilation
種別 | 発売日 | タイトル | 収録曲 |
---|---|---|---|
2013年03月27日 | 今、君に会いたい | motel | |
2013年04月24日 | JAPAN IDOL FILE | nostalgie el | |
DJmix | 2013年11月27日 | HQ Idol Song Mix (Nonstop DJ Mix by PandaBoY) | nostalgie el |
Other works
種別 | 年月日 | タイトル | コメント |
---|---|---|---|
短編映画 | 2011年12月 | 夕回り茉里先生 | 主演・10minutes映画祭 |
雑誌連載 | 2012年11月〜2013年03月 | BREAK Max(コアマガジン社、月刊) | コラム |
ラジオ | 2013年03月 | MBSうたぐみ(MBSラジオ) | マンスリーゲスト |
ラジオ | 2013年10月~2014年03月 | うたぐみPARTY(MBSラジオ) | レギュラー |
雑誌連載 | 2014年01月~2015年01月 | カジカジ(イリオス社、月刊) | 絵日記コラム |
映画 | 2015年03月07日公開 | 世界の終わりのいずこねこ | 主演 |
写真集 | 2015年03月17日 | 映画「世界の終わりのいずこねこ」写真集 | 飯田えりか撮影 |