マグナゲート 回想録

  • ストーリーの真相・核心に触れている内容を含んでいるため、ストーリーを終えてから観覧することを勧めます。
  • このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。
  • 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。
    • リーダー :主人公になっているポケモンの名前
    • パートナー :パートナーになっているポケモンの名前
  • パートナーの性別は 男の子 とします。
  • 冒険に失敗した場合のセリフはそのダンジョンの進行度によって変化します。

目次

ゲーム開始~でこぼこ山 突破まで

+ ...

(……。)

(………………。)

(……………………………………。)

(こ ここは………。)

(ここは どこだろう……。)

(………………。)

(もしかして……夢の中……?)

(自分の夢の中……なのかな……?)

(……! 今のは……!)

(まちがいない。たしかに今 声が……)

(どこからか……声が聞こえてくる……。)

 

……あなた……

今 声を聞いている
あなた……

もしかして あなたは……
人間でしょうか?

もし そうであればお願いです
私達を助けてほしい

ポケモンの世界を
助けてほしいのです

ポケモンのせか……

 

助けてッ!!!

 

- ムンナがサザンドラに追われている場面が映る -

(……! 今 見えたものは一体……。)

(何だったんだろう……今のは……。)

(……今度は もやが……。)

(あれ……? あそこに うっすらと見えるの……)

(あれは もしかして……自分……?)

(……!)

(じ…自分の すがたが ゆがんで……)

(何かに変わるような……)

 ⇒主人公ポケモン選択

(じ…自分の すがたが……)

(???(選択したポケモン名)に……!!)


(や やっぱり……)

(やっぱり ???(選択したポケモン名)になっている……。)

(あっ……なにか光が……。)

(なんとなくだけど……)

(さっきの『助けて!』っていう声は あそこから……)

(あそこから聞こえてきた気がする……)

(たしか ポケモンの世界を助けてほしいとか言ってたような……。)

- マグナゲートが反応 -

(うわああぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!!)


わわわわわわわーーーーーーっ!


(イテテテ! 目から星が……! 何も見えないよ……!)

???「キ キミ……! だいじょうぶ!?

???「しっかりしてよ! ねえ!!

(……声が聞こえる……。)

(でも だれだろう……?)

(……! だんだん見えるようになってきた……。)

(……あれは……?)

 ⇒パートナーポケモン選択

パートナー 「あっ! 起きた!

パートナー 「キミ! だいじょうぶ!?

(わわっ! ポ…ポケモンが!)

(ポケモンが……しゃべったっ!!?)

パートナー 「ケガとか平気!?

(……そ…そっか……。)

(自分も ???(選択したポケモン名)に なったから……)

(ポケモンの言葉が わかるんだ……。)

パートナー 「どこも いたくない!? ねえ!?

パートナー 「ホント……?

パートナー 「………………。

パートナー 「よかった~!!

パートナー 「キミ 空から ふってきたんだよ!?

(空から……?)

(そっか。そういえば……)

(……光が見えて……)

(ここに落ちたような……。)

パートナー 「ケガひとつないなんて ラッキーだよ。

パートナー 「ホントびっくり! でもよかったね!

パートナー 「ボクは パートナー

パートナー 「キミは……? 名前は なんていうの?

(名前? そうだ。名前は……?)

 ⇒主人公の名前決定

パートナー リーダー …… リーダー って 言うんだ。よろしくね。

パートナー 「それで…… リーダー は どこから来たの?

パートナー 「い いや……! 空とかじゃなくてさ!

パートナー 「キミ ここらへんじゃ見かけないから…

パートナー 「出身地とか どこらへんから来たのかな?とか思ってさ。

パートナー 「そりゃ なんで空から ふってきたのか 不思議だけど……

パートナー 「まさか 空に自分のおウチがあるとか言わないよね。

(そっか……まあ そうだよね……。)

(空の向こう側から来たって 言っても……)

(ふつうは信じてくれないよね……。)

(せめて 空に穴とか あいていればなぁ……。)

(でも ウソを言うのもイヤだし……)

(ここは すなおに本当のことを言ってみるか!)

- 今までの状況を説明 -

パートナー 「ええ~~~~~~~~~~っ!?

パートナー リーダー は 本当は人間で……

パートナー 「『助けて!』って声を聞いたら いつの間にか ポケモンになっちゃって……

パートナー 「人間の世界から ここに 落っこちたんだってぇ~!?

(……や やっぱり信用してくれないか。)

パートナー 「…………………………。

(…………………………。)

パートナー 「うん! わかった!

パートナー 「ボク信じる! 信じるよ!

(ええっ!? あっさり!)

(あっさり信じてくれたよ!)

パートナー 「たしかに  リーダー の言うことは 不思議だよ。

パートナー 「人間なんて おとぎ話の中にしか出てこないと思ってたし……。

パートナー 「その人間がポケモンになって 空からふってくるのも ありえないって思うし……。

パートナー 「でも……ボク思うんだ。

パートナー 「世の中には まだまだ不思議なことがたくさんある……。

パートナー 「そして じつはそれは不思議なものでもなんでもなくて……

パートナー 「ボク自身が知らないから 不思議だと感じるだけじゃないかって……。

(へえ~……すごく すなおで 考えがやわらかいんだな……。)

パートナー 「ボクは もっと いろんなことを 知りたいし見てみたい!

パートナー 「今まで見たこともない まぼろしのポケモンにも 会ってみたいし!

パートナー 「遺跡や洞窟も 探検したいし!

パートナー 「いろんな冒険をしてみたい!

パートナー 「冒険家になりたいんだよ!

パートナー 「そのために ボクは旅をしてやっとここまで……

パートナー 「あっ!

パートナー 「そうだ! いけない!

パートナー 「大事な用があるんだった!

パートナー 「うぐっ! 急ぎたいけど……

パートナー 「でもこの先を行くには むずかしくて苦戦しそうな気もするし……

パートナー 「ううっ……どうしよう……。

パートナー 「そうだ!

パートナー リーダー ! お願い!

パートナー 「いっしょに この先に 行ってくれないかな?

パートナー 「ボクの旅も 目的の場所まで あと少しなんだけど……

パートナー 「でも 急がないと 間に合わないかもしれないし……

パートナー 「ボク1匹だと 不安なんだよ!

パートナー 「ああもう 時間がない! お願い! つきあって!

(わわわっ!)


~ でこぼこやま 西の口 ~

(わぁっ! すごくキレイだなあ!)

(なんて自然が豊かなところなんだろう!)

パートナー リーダー ! こっちだよ! 早く! 早く!

パートナー 「あれっ!?

パートナー 「橋が こわれている……!

パートナー 「どうしよう……これじゃ先に行けないよ……。

パートナー 「あっ!

- 洞窟を発見する -

パートナー 「どうやら あそこに入ってみるしかなさそうだね。

パートナー 「行こう リーダー


パートナー 「やった! 向こう側に行けたよ!

パートナー 「もう少しで ぬけられるはずだよ! がんばろう!


・冒険に失敗した場合

+ ...

~ 2匹が出会った森 ~

パートナー 「ううっ……こ ここは……。

パートナー 「うぐぅ……先に進めなかったね……。

パートナー 「どうやら とちゅうで たおれると ここに もどされちゃうみたいだね……。

パートナー 「な…なんか つきあわせちゃって ゴメンね。

パートナー 「でもボク どうしても行かなきゃいけないところが あるんだ!

パートナー 「早くしないと ボクの夢が……。

パートナー 「お願い! もう一度つきあって!

パラダイス建設予定地到着~石の洞窟帰還まで

+ ...

~ 十字路 ~

パートナー 「はあはあ……やった! やっと来れた!

パートナー 「やっと ぬけたよ!

パートナー リーダー の おかげだよ! 本当にありがとう!

パートナー 「さあ 早く行かなくちゃ!

パートナー 「手紙には たしか こっちだって書いてあったはず!


~ 荒地 ~

パートナー 「よ よかった。間に合った……。ハアハア……。

ヌオー「ん~っ ワシは ヌオー。

ヌオー「ここらへんの土地を管理しているものだぬ。

ヌオー「もしかして ヌシかぬ? パートナー というのは?

パートナー 「うん。そうだよ。

ヌオー「おお やっばり! 遠くから はるばる ごくろうさまだぬ!

ヌオー「んで ワシも待ってたかいがあっただぬ。

ヌオー「ここに1匹でずっと ぼおーっと 立ってたんだがぬ……

ヌオー「あまりにもヒマだったんで もう 帰ろうかと思ってたところだぬ。

ヌオー「まあ でも……

ヌオー「ん~っ 本当にいいのかぬ?

ヌオー「こんなに あれてるし 何もないところだぬし……

ヌオー「なにより ここらは不思議のダンジョン化が進んでいて……

ヌオー「なにが起こるか わからぬ土地だぬよ?

パートナー 「うん。むしろそれを望んでいるんだ。

パートナー 「おかねも持ってきたよ。

ヌオー「ん~っ こうかいしないんだぬ? ん~じゃホレ けんり書。

ヌオー「今日からこの土地は ヌシのものだからぬ。

ヌオー「自由に使ってもいいからぬ。

パートナー 「や……やったあああああああ!!!

パートナー 「今日からここが……ボクの楽園だあああーーーーーっ!!

パートナー 「あ……。

パートナー 「1匹で もり上がって ゴメンね……。

パートナー 「ボク さっき いろんなものを知りたいし 冒険家になりたい! って言ったよね。

パートナー 「その夢を じつげんするためのスタートが ここなんだよ。

パートナー 「ボクの夢……それは ボク達の楽園 ポケモンパラダイスを作ること。

(ポケモンパラダイス……?)

パートナー 「うん。ここを夢の楽園にするんだ。

パートナー 「ここらは 不思議のダンジョン化が進んでいて……

パートナー 「なにが起きるか わからない土地なんだ。

パートナー 「だから それを いやがるポケモンも多いんだけど……

パートナー 「でも ぎゃくに ワクワクするような冒険も おきると思うんだよ。

パートナー 「ここから いろんな冒険をして 仲間も あつめて……

パートナー 「みんなで ちからを あわせて くらせる……

パートナー 「そんな みんなで心が おどるような 生活ができる……

パートナー 「まるで楽園のような場所をつくりたい! それがボクの夢なんだ!

パートナー 「そのためにおかねをためて 今やっと 買ったところなんだよ。

パートナー 「まあ ほかは あまりに高すぎて……

パートナー 「ここを買うしか なかったっていうのもあるけど……

パートナー 「でも! ここがボクの夢のスタート地点になるんだよ!

(へえ~! パートナー には そんな夢があったんだ……。)

(でも 夢があるのっていいな。)

(聞いているだけで こっちも ワクワクしてくるよ。)

パートナー 「それで…… リーダー は これから どうするの?

パートナー 「どこか行くあては あるの?

(………………。)

パートナー 「行くところがないのなら お願い。

パートナー 「ポケモンパラダイスを つくるの……

パートナー リーダー にも 手伝ってもらえないかな?

(えっ……?)

パートナー 「ボク1匹だけじゃ とうてい無理だし……

パートナー 「だから これから仲間も すこしずつ ふやそうと思ってたんだ。

パートナー 「どうかな? リーダー 。いっしょに やってもらえるかな?

(うーん……どうしよう……。)

(あの……『助けて!』って きこえたのが気になるんだけど……)

(でも……今 手がかりがあるワケでもないし……。)

(いくあてもないし……。)

(だったら……)

(とりあえず今は  パートナー と いっしょにいても いいのかも……。)

(そのうちに 自分が なにをやるべきかも……)

(わかってくるのかもしれない……。)

(よし。)

パートナー 「ホント!? 本当に手伝ってくれるの!?

パートナー 「やったぁーーーーー!! ありがとう!!

パートナー 「今日からボク達は友達! そして仲間だよ!

パートナー リーダー ! せっかく友達になれたんだし……

パートナー 「これからは ボクのことを あだ名でよんでもらっても かまわないよ?

パートナー 「何か いいニックネームとか あるかな?

 ⇒ パートナー のニックネーム決定

パートナー パートナー パートナー か!

パートナー 「じゃ  パートナー で これからもよろしくね!

パートナー 「そうだ! これからは 他のみんなにも そう よんでもらおうっと!

パートナー 「ボク 絶対がんばる! がんばるぞーー!!

パートナー が あんなに よろこんでいるし……)

(手伝うのをOKして よかったかもね。)

(それにしても……まさか自分が ポケモンになっちゃうなんてね……。)

(夢の中で 声みたいなのを聞いて……)

(気がついたら ポケモンになっていたんだけど……。)

(そういえば……!)

(あの追われていたポケモンは だいじょうぶかな……。)

(……そうだ! 早く助けないと! ……でも どうやって……?)

(うーん……今はわからないことだらけだし……)

(助けるためにも まずは この世界に来たワケを知らないとね。)

(それに……)

パートナー と いっしょにいると……)

(ワクワクすることが起きそうな……)

(そんな なにかが この先 待ってるような気がするよ!)

パートナー リーダー ! これから がんばろうね!

パートナー 「今は何もないところだけど……でも……

パートナー 「ここが!

パートナー 「こここそが!

パートナー 「ボク達 2匹の……

パートナー 「楽園だあぁぁぁーーーーーーーっ!!!


パートナー 「………………………。

パートナー 「あっという間に……夜になっちゃったね……。

パートナー 「当たり前だけど パラダイスには まだ なにもないし……

パートナー 「とりあえずは……ここで野宿しようか……。

パートナー 「ううっ……少し さむいね……。

パートナー 「………………。

パートナー 「まずは家を建てる必要が……あるかもね……。

(……たしかに……。)

(これで雨でも ふったら もっと ツライし……。)

(とりあえず雨や風を しのげるようにはしたいよね……。)

パートナー 「明日になったら家を建てることを考えよっか。

パートナー 「おやすみ…… リーダー ……。


ヌオー「おはようだぬ。様子を見にきただぬ。

ヌオー「ゆうべは よく ねむれただぬ?

パートナー 「おはよう ヌオー……。それが あまり ねむれなくて……。

パートナー 「ちょっと さむくてさ……。

パートナー 「やっぱり まわりに なにもないから ねる時に風が しのげないんだ。

パートナー 「それでボク達 まずは家を建てようと思ってるんだけど……

パートナー 「どうしたら いいかな?

ヌオー「ぬおー! それなら! たしか宿場町に 大工がいたはずだぬ!

パートナー 「え? ホント!?

ヌオー「ホントだぬ。

ヌオー「大工に たのめば 家を建ててもらえるんではないかぬ。

ヌオー「宿場町は すぐ近くにあるだぬ。ちょっと会ってみるだぬか?

パートナー 「うん!

パートナー 「行こう! リーダー

パートナー 「大工さんに ボク達の家を建ててもらおう!

ヌオー「こっちだぬーん。

ヌオー「ムダに広……ちがった なかなか 広いんだぬーん。


~ 十字路 ~

ヌオー「こっちなんだぬーん♪

ヌオー「ぬーん♪ ぬーん♪ ぬーん♪

ヌオー「ぬーん♪ ぬーん♪ ぬぬぬーん♪ ぬぅーーーーん♪

ヌオー「この街道は 旅をするポケモン達が たくさん通るんだぬ。

ヌオー「んで そのポケモン達が休む場所として 宿場町が つくられたんだぬ。

ヌオー「宿場町は この先だぬ。

ヌオー「行ってみるだぬ。


~ 宿場町 広場 ~

ヌオー「着いただぬ。ここが宿場町だぬ。

パートナー 「へぇ~ もっと のどかなところかと思ってたけど……

パートナー 「意外と にぎわっているんだね。

ヌオー「ここは 水がとてもキレイなところとしてひょうばんで……

ヌオー「おとずれたポケモン達は ここの水を飲んで 旅のつかれを いやすんだぬ。

ヌオー「だから みな集まりやすいのかもしれないだぬ。

ヌオー「設備も いろいろあるだぬ。

ヌオー「あそこの みょうな箱は あずかりボックスといって……

ヌオー「道具やおかねを あずけたり 取り出したりできるんだぬ。

ヌオー「あそこは お店だぬ。いろいろな道具が買えるだぬ。

ヌオー「ほかにも宿とか食堂とか いろいろあるだぬ。

ヌオー「ヌシ達も気軽に利用するといいだぬ。

???「何すンだよ!

ダンゴロ「わざと ぶつかったよな?

ダンゴロ「いてえじゃねえか!

コアルヒー「ちょっと クチバシがふれただけだろ!?

コアルヒー「いちいち大きな声 出すなよ!

ダンゴロ「ふん!!

コアルヒー「フン!!

(なんかトゲトゲしいな……。)

(まわりのポケモン達も とくに止めるそぶりを見せなかったし……。)

ヌオー「最近みんな なんかピリピリしているのか……

ヌオー「ポケモン同士のいざこざが ふえてるだぬ。

ヌオー「聞くところによると みんなの しんけいが とがっているのは……

ヌオー「各地に不思議のダンジョンが広がってるせいだと言われたりもするだぬが……

ヌオー「本当のところは どうなんだぬぅ。

パートナー 「とにかくポケモン同士の関係が 最近 なぜか ぎくしゃくしてるんだよね。

パートナー 「自分勝手なポケモンが どんどんふえてきてるし……

パートナー 「さっきの いざこざだって だれも 止めようともしない。

パートナー 「ポケモン同士が信用できなくなっているんだ……。

パートナー 「みんな もっと仲良くしてくれるとうれしいんだけど……。

ヌオー「なんとなく世の中が暗いんだぬ。明るい話題でもあれば いいんだがぬぅ。

ヌオー「まあ それはおいといて。ヌシ達 大工を探してるところだったぬ?

ヌオー「ワシ ちょっと探してくるから……

ヌオー「その間 ヌシ達は町中をうろうろしてればいいだぬ。

パートナー 「うん! ありがとう ヌオー!


ヌオー「おおっ ヌシ達 ちょうど よかっただぬ。

ヌオー「あそこにいるドッコラー達は 大工の弟分だぬ。

ヌオー「ドッコラーたちに 聞いてみるだぬ。

ヌオー「ちょっと いいかぬ。

ヌオー「ヌシ達の親方は どこにいるだぬ?

ドッコラー「え? 親方……?

ドッコラー「兄キ……のことですか?

ドッコラー「兄キなら ここの食堂にいるけどよ……。

パートナー 「その兄キというのが 大工さんなんだよね?

パートナー 「ボク達 家を建てたいんだよ。

パートナー 「兄キのところに 案内してくれるかな?

ドッコラー「わかりました。

ドッコラー「こっちだ。ついてこい。

ヌオー「おおっ よかっただぬ。がんばって大工に お願いしてくるだぬ。

ヌオー「ワシは ここで待ってるだぬ。

パートナー 「うん! ありがとう!


~ スワンナハウス 食堂 ~

パートナー 「兄キは どこにいるの?

パートナー 「あそこにいるのが 兄キかな?

ドッコラー「全然ちがうぞ。兄キじゃない。

ドッコラー「どう見たら あれが大工に見えるんだよ?

ドッコラー「あそこにいるのは スワンナ。

ドッコラー「この食堂と宿の あるじ。ママさんだ。

ドッコラー「オレ達の兄キは あそこ……

ドッコラー「あそこにいるのが ドテッコツ兄キです。

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

ドッコラー「い いいか……?

ドッコラー「兄キは あらっぽいところがあるからな。気をつけるんだぞ。

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーツッ!!

ドテッコツ「ギロッ。

ドッコラー「ひっ!

ドテッコツ「どうした? オメエら。

ドッコラー「あっ 兄キ……。じ…実は ここにいるヤツらが……

ドテッコツ「むっ? なんだ? もしかして仕事の話か?

パートナー 「うん。ボク達 家を建てたいんだ。

パートナー 「大工さんにお願いすれば きっと家が建てられるんじゃないかと思って……

パートナー 「それで ここに大工さんがいるって話を聞いて ここまでやってきたんだよ。

ドテッコツ「…………………………。

パートナー 「あ……お礼は もちろんするよ。

パートナー 「ボク達 住むところが まだなくて こまっているんだ。

パートナー 「お願いだよ。ボク達の家を建ててもらえないかな?

ドテッコツ「…………………………。

ドッコラー「ど どうします? 兄キ。

ドテッコツ「…………。

ドテッコツ「……………………。

ドテッコツ「………………………………。

ドッコラー「兄キ……あ…兄キ?

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

ドッコラー「ひえっ!!

ドテッコツ「わかった。引き受けるぜ。

パートナー 「ホ…ホント!?

ドテッコツ「ああ ホントだぜ。

ドテッコツ「オレァ 大工だ。そして大工に 二言はねえ。

パートナー 「あ ありがとう!

パートナー リーダー ! やったよ!

パートナー 「ボク達の家が建てられる!

パートナー 「家を建てるには おかねが必要だよね。

パートナー 「ボク達まだ おかねがないから 今から がんばって かせいでくるよ。

ドテッコツ「いや。かねは いらねえ。

ドテッコツ「そのかわり 取ってきてほしいものがある。

ドテッコツ「この近くに石の洞窟というところがあるんだけどよ……

ドテッコツ「そこの一番奥深くにある石っころを いくつか取ってきてほしいんだ。

パートナー 「石っころ?

ドテッコツ「ああそうだ。水色をした石だ。

ドテッコツ「家を作るには 材料がいる。

ドテッコツ「水色の石は その材料とこうかんできるんだ。

ドテッコツ「石のありかは 石の洞窟の奥まで行けばわかるはずだ。

ドテッコツ「えーと そうだな……小さいやつでも 5個ぐらいあれば十分だな。

ドテッコツ「取ってきてくれれば オレはその石を ある場所へ行って 材料にかえてくる。

ドテッコツ「そしたら家を建てることができるぜ。

パートナー 「わかった。水色の石を5個ぐらい取ってくればいいんだね。

パートナー 「行こう! リーダー

パートナー 「ありがとう! ドテッコツ! ドッコラー達!


~ 宿場町 広場 ~

ヌオー「おおっ どうだっただぬか?

パートナー 「だいじょうぶ。こころよく引き受けてくれたよ!

パートナー 「石の洞窟に行って たのまれたものを取ってくれば……

パートナー 「ボク達の家を建ててくれるって!

ヌオー「そうだぬか! それは よかっただぬ!

ヌオー「石の洞窟なら この先の十字路から行けるだぬ!

パートナー 「やった! じゃあ さっそく行こう!

ドッコラー「あっ あのー……。

パートナー 「あれ? ドッコラー達。どうしたの?

ドッコラー「…………………。

ドッコラー「…………………………。

パートナー 「ん? 伝え忘れたことでもあるの?

ドッコラー「い……いや。いいんです。

ドッコラー「すまん。なんでもない……。

ドッコラー「がんばって 行ってきてくれ。

パートナー 「うん! ありがとう!

パートナー 「じゃ がんばってくるよ!


~ 十字路 ~

ヌオー「石の洞窟は この十字路から行けるだぬ。

ヌオー「ただ注意したいのは……わかっていると思うだぬが……

ヌオー「石の洞窟は……不思議のダンジョンだということだぬ。

(不思議のダンジョン……。)

(昨日から たまに出てくる言葉だけど なんだろう……。)

パートナー 「ここらの土地は 不思議なことがよく起こるんだ。

パートナー 「行くたびに地形が変わったり……

パートナー 「地下をくぐりぬけた先が思わぬ場所につながってたりとかね。

パートナー 「そんな不思議な土地だからこそ きっと冒険も待っている。

パートナー 「そう思ったから ボクもここの土地を買ったんだ。

ヌオー「たしかに それが楽しいところではあるだぬぅ~。

ヌオー「たまに 珍しいお宝もあったりして ウハウハな時もあるだぬし。

ヌオー「ただ……ぎゃくに……

ヌオー「凶暴な 敵ポケモン達に いきなり おそわれることもあるし……

ヌオー「とても危険な ところだから そこは注意してほしいだぬ。

(そっか……。)

(どうやら カンタンな仕事じゃなさそうだね……。)

(でも 家を建てるのも大変なワケだし……。)

ヌオー「まあ がんばって行ってみるだぬ。

パートナー 「あのさあ ヌオー。

パートナー 「ヌオーは ボク達がこれから危険なところに行くって わかっているのに……

パートナー 「どうしてそんな ぬぼーってした感じでいられるの?

ヌオー「ぬぼーっとした感じは 生まれつきだから仕方ないだぬ。

ヌオー「それに……

パートナー 「それに?

ヌオー「ヌシ達なら なぜか やりとげる気がしてぬぅ。

ヌオー「なんか安心しているだぬ。

ヌオー「まったく こんきょ ないだぬが。

パートナー 「いいかげんだなあ……。

パートナー 「でも家は建てたいし……がんばるしかないよね。

パートナー リーダー

パートナー 「出かける前に ドテッコツからたのまれたことを確認しよう。

パートナー 「石の洞窟の奥までいき 水色の石を 5個ほど とってくる……

パートナー 「これでOKだよね?

パートナー 「よし! じゃ行こう!

パートナー 「絶対に とってきて ボク達の家を建てようね!

パートナー 「よし! 行こう!

パートナー 「がんばって 水色の石を取ってこようね!


パートナー 「ふう~ だいぶ奥まで来たよね。

パートナー 「あっ! あそこに! 何か光ってるような!

パートナー 「行こう! リーダー

パートナー 「あった! 水色の石だ!

パートナー 「ドテッコツに たのまれたものって これで まちがいなさそうだよね。

(ここが洞窟の 最後のようだし……)

(たしかに ここにある石を持ち帰れば よさそうだよね。)

パートナー 「うん。じゃあ持って帰ろう。

パートナー 「よし。5個拾った。

パートナー リーダー ! 早く帰ろう!

パートナー 「帰ってドテッコツに 家を建ててもらおう!


・冒険に失敗した場合

+ ...

パートナー 「ううっ……うまくいかなかったね……。

パートナー 「……十字路まで もどされちゃったね。

パートナー 「しかたがない。

パートナー 「今日のところは帰って……また明日 ちょうせんしよう。


パートナー 「ううっ やっぱり さむいね……。


次の朝……


パートナー 「おはよう! リーダー

パートナー 「今日こそ 石の洞窟の奥までいこう!

- 洞窟に行く際に 再度ドテッコツから頼まれたことを確認 -

パートナー 「今度こそ 水色の石を取ってきて ボク達の家を建てようね!

石の洞窟帰還後~家を建てるまで

+ ...

~ 十字路 ~

パートナー リーダー ! 急ごう!

パートナー  はりきっているな。)

(家を建ててもらうのが よっぽど うれしいんだろうな。)

(でもわかるよね。そういう気持ち。)


~ 宿場町 広場 ~

パートナー 「着いた! 宿場町だ!

パートナー 「早くドテッコツに 会わなくちゃ!

- 謎のポケモンがぶつかってくる -

パートナー 「イタッ!

パートナー 「な…なんなの!?

???「す…すみません! ちょっと あわててたもので……!

???「し…失礼します!

パートナー 「ビックリした……! なんなの 今のは……。

パートナー 「まっ いいや。

パートナー リーダー  早く行こう。


~ スワンナハウス 食堂 ~

ドテッコツ「おっ! 取ってきたか? 水色の石を!

パートナー 「うん。手強い敵が たくさんいたけど なんとか がんばったよ!

ドテッコツ「よし。約束だ。オメエらの家を 建ててやろう。

パートナー 「やったぁ!

ドテッコツ「まあ 石をくれればの話だがな。水色の石を見せてくれ。

パートナー 「うん。

パートナー 「……あれ?

ドテッコツ「どうした?

パートナー 「石がない。水色の石が……。

(え……?)

パートナー 「おかしいな。ちゃんと持ってたはずなのに……。

パートナー 「何度たしかめても ないよ……。

ドテッコツ「ドテッコーーーーーツ!!

ドテッコツ「ドゥワハハハハ!!

ドテッコツ「なんだ。取ってきてねえのか。

ドテッコツ「それじゃ家を建てることは できねえな。

パートナー 「本当に水色の石を 取ってきたんだよ!? 信じてよ!

ドテッコツ「でも今 わたすことは できねえだろう?

ドテッコツ「まあ……また取ってくればいいだけの話だ。

ドテッコツ「がんばってくれよな。

パートナー 「そんなぁ……。


~ 宿場町 広場 ~

パートナー 「おかしいなぁ……たしかに 持って帰ってきたはずなのになあ……。

(ヘンだよね……。)

パートナー が水色の石を拾うのは ちゃんと見てたし……)

(帰る時も パートナー が 先頭だったから……)

(もし落としたとしても 自分が気がついたと思うし……。)

パートナー 「うーん。なんか納得いかないけど……考えても仕方ないか……。

パートナー 「水色の石を もう一度取りに行こう。


パートナー 「ん? あれ……?

パートナー 「あのポケモンは……?

(あのポケモンは……さっき見た……)

(そうだ!)

(ぶつかった時に 石を落としたかもしれないし……)

(あのポケモンに聞けば 何か わかるかも!)

パートナー 「ん? どうしたの? リーダー

パートナー 「え? さっきのポケモンに 聞いてみようって?

パートナー 「……そっか!

パートナー 「もし水色の石を 落としたんだとしたら……

パートナー 「あのポケモンが 見つけてるかもしれないもんね。

パートナー 「ぐずぐずしてたら見失っちゃう。

パートナー リーダー ! 早く行こう!

???「ま… 待ってくださいっ!!

パートナー 「あれ? だれかと思ったらドッコラー達じゃないか。

パートナー 「でも ちょっとゴメン。ボク達 今 先を急いでいるんだ。

ドッコラー「……わかっています。

ドッコラー「ズルッグのあとを追うんでしょう?

パートナー 「ズルッグ……?

パートナー 「あの……さっきのポケモンが……ズルッグっていうの?

パートナー 「ああ。ヤツの行く先なら……知ってるんだ。

パートナー 「えっ?

ドッコラー「向かった先は カゲロウ峠。そこにズルッグはいます。

ドッコラー「アンタ達……じゃなかった あなた方をみこんでお願いだ。

ドッコラー「どうかズルッグを追って……あなた方が ぬすまれたもの……

ドッコラー「水色の石を 取り返してきてくれ!

パートナー 「水色の石が……ぬすまれたって!?

ドッコラー「あなた方が 食堂に入る前です。

ドッコラー「あなたが 後ろから ぶつかられた その時に……

ドッコラー「ズルッグは 水色の石を ぬすんだんだ。

パートナー 「え…ええっ!?

パートナー 「キ…キミ達は……どうして そんなことを知ってるの……?

ドッコラー「そ…それは……!

ドッコラー「ス…スマン! カンベンしてくれ!!

パートナー 「ああ ちょっと? ちょっとーーー!!

パートナー 「……ああ 行っちゃった……。

パートナー 「何だか よくわかんないけど……

パートナー 「ドッコラー達は『水色の石を 取り返してくれ』って言ってた……。

パートナー 「ボクが ぶつかられた時にぬすまれたって……。

(あの……ぶつかった時の……)

(あの いっしゅんで ぬすむのって すごく むずかしい気もするけど……。)

パートナー 「でも ドッコラー達が ウソをついているようにも見えなかったし……

パートナー リーダー ! とりあえず ズルッグを追ってみよう!

パートナー 「ズルッグは カゲロウ峠に向かってるって言ってた……。

パートナー 「カゲロウ峠も たぶん街道の十字路から行けるんじゃないかな。

パートナー 「十字路に行ってみよう!


~ 十字路 ~

パートナー 「やっぱりここから カゲロウ峠へ行ける!

パートナー 「うん! じゃあ この先を進んで なんとか ズルッグに追いつこうね!


パートナー リーダー 。この先から道が少しずつ明るくなってる。

パートナー 「もうちょっと進んでみよう。


パートナー 「あっ! あれは!!

パートナー 「ズルッグだ! やっと見つけたよ!

パートナー リーダー ! さっそく 聞きに行こう!

(……! だれか来る!!)

(……まさか……!)

パートナー 「えっ? かくれようって?

パートナー 「わわっ!!

- 岩陰に隠れる -

パートナー 「いきなり どうしたの!?

パートナー 「え? 小さな声で話せって?

パートナー 「……ふがふご(一体どうしたの?)

パートナー 「……(あっ!! あれはっ!!)

パートナー 「(ドテッコツだ!)

パートナー 「(ドテッコツが どうしてここに!?)

ドテッコツ「待たせたな。

ズルッグ「おせえじゃねえか。オレは早いとこ売っぱらいてぇんだよ。

ドテッコツ「そう言うな。こっちだって つけられてるかも しれねえんだ。

ドテッコツ「足がつかねえよう しんちょうにやらなきゃな。

ドテッコツ「しかし さすがだな。相変わらず あざやかな仕事ぶりだ。

ドテッコツ「それで……礼は?

ズルッグ「ああ……約束通り 用意してるぜ。しかしお前も がめついな。

ドテッコツ「フンッ! がめついのは どっちよ!?

ドテッコツ「あの水色の石は 西の地方で売ればけっこうなカネになる。

ドテッコツ「それに比べれば オレに はらうカネなんか……

ドテッコツ「たいしたこと ねえだろうが。

ズルッグ「ククッ まあな。

ズルッグ「まあ自分で石の洞窟に行って取ってきても いいんだが……

ズルッグ「ちょっとあそこは 手強くてな 。

ズルッグ「こうして アンタに協力してもらった方が……

ズルッグ「オレにとっては 手っ取り早いからな。

ドテッコツ「ヤツらには また取りに行かせるからよ。

ドテッコツ「そしたら またお礼の方 よろしくたのむぜ。

ズルッグ「へっ? また行かせるのかよ!? ヤツらに!?

ドテッコツ「ああ。

ドテッコツ「アイツら オレが家を建てることを信じているからな。

ドテッコツ「このまま だまし続ければ ずっと 水色の石を 取ってきてくれるぜ。

ズルッグ「ホントかよ!? おい!

ズルッグ「マイホームを建てるのが ヤツらの夢なんだろ?

ズルッグ「かなわぬ夢を信じて……ヤツらはこの先も ずっと石を拾い続けるのかい?

ズルッグ「ううっ 泣ける。泣けるじゃねえかおい。

ドテッコツ「おいおい 泣くかあ? このていどでよお。

ドテッコツ「西ではもっと 悪どいことをしているズルッグさんがよう。

ズルッグ「ちげえねえ。

ズルッグ「ズケケケケケケケケケケケケケッ!!

ドテッコツ「ドゥワ…ドゥワ……

ドテッコツ「ドゥワハッハッハーーーーーーー!!

パートナー 「オマエ達!!

ドテッコツ「オ…オメエら!! どうしてここに!?

パートナー 「ズルッグのあとを追ってきたんだ!

パートナー 「ドテッコツ! よくもボク達をだましてくれたな!

ドテッコツ「フ…フン。今の世の中正直者は バカをみるだけだ。

ドテッコツ「夢なんか見るから ぎゃくにダメになる。

ドテッコツ「だまされるヤツが 悪いのさ。

ズルッグ「オ…オレが つけられてたとはな……。

ズルッグ「つまりは オレ様のテクニックを見破ったってことかい? おそれいったぜ。

ズルッグ「しかし……それで どうするつもりよ?

ズルッグ「やるのか? オレ達と。

ズルッグ「言っておくが オレはヤバイ橋を ずっと わたり歩いてきた。

ズルッグ「キサマらとは しゅら場をくぐりぬけてきた経験がちがう。

ズルッグ「ここは すなおに 帰った方がいいぜ?

パートナー 「い…いやだ!

ズルッグ「……やれやれ。せっかくの忠告もきかんとは……

ドテッコツ「とことん かしこくないらしいな。

ズルッグ「よかろう。キサマらは まちがっていたことを……

ズルッグ「これから教えてやるッ!!

ズルッグ「いくぞ!!!

+ 再戦時

ドテッコツ「……それで。カネは?

ドテッコツ「いつになったら くれるんだ?

ズルッグ「そう せかすなよ。気がみじけえな。

ズルッグ「今探してンだからよ。

ズルッグ「おかしいな……。どこ いっちまったのかな……。

ドテッコツ「オメエまさか……! カネをわたさない気じゃねえだろうな!

ズルッグ「おいおい。なんのジョークだよ。

ズルッグ「今までオレが 約束やぶったことがあるか?

パートナー 「ズルッグ! ドテッコツ!

ズルッグ「なんだ。またキサマ達か……。

ドテッコツ「クッ! 今はオメエらにつきあってる場合じゃねえンだよ!

ドテッコツ「帰れ!

パートナー 「いやだ! ボクは納得いかない!

ズルッグ「仕方ねえな……。

ズルッグ「また痛い目に あわせてやるぜ!!

ズルッグ「いくぞッ!!


- 勝利後 -

ズルッグ「ヒ……ヒエ~~~~~~~~~ッ!!

- ズルッグが逃走 -

ドテッコツ「クッ…! オレは負けん!

ドテッコツ「負けんぞ!

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

ドテッコツ「いくぞッ!!

???「兄キ! もう やめてくださいっ!!

ドテッコツ「な…なにっ!?

ドッコラー「兄キ……お願いだ!

ドッコラー「こんなことは……こんなことは もう やめてください!

ドテッコツ「オメエら……

ドテッコツ「オメエらが どうしてここに……?

ドテッコツ「ま まさか……!

ドテッコツ「そうか! パートナー 達にバラしたのは……

ドテッコツ「他でもねえ! オメエらだったんだな!!

ドテッコツ「うおおおーーーーーーーーっ!!

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

ドッコラー「ひいいいいいいいっ!!

ドッコラー「あ 兄キ!!

ドッコラー「こ…こんなことを やるのは もう最後にしましょうよ!!

ドテッコツ「なに……?

ドッコラー「オレ達もう イヤになったんだ。仕事もしないで 悪い事ばかりやって。

ドッコラー「そんな兄キを 見てるのがもう……。

ドッコラー「昔の兄キは ちがった……。仕事もしたし やさしかったし……。

ドッコラー「でも今の兄キは……兄キじゃないです……。

ドテッコツ「なんだとォッ!?

ドテッコツ「オメエら このオレに……

ドテッコツ「このオレに たてつくって言うのか!!?

ドッコラー「オレ達 もう悪いことをするのがイヤなんだ。

ドッコラー「お願いだ。兄キ。

ドッコラー「もう一度……

ドッコラー「もう一度 昔みたいに仕事ができないかな?

ドッコラー「みんなで楽しく……仕事できないかな?

ドテッコツ「昔みたいに仕事がしたいだと!?

ドテッコツ「そんなことが……そんなことが無理なのは……

ドテッコツ「オメエらだって よく わかってるだろうが!!

ドテッコツ「うおおおーーーーーーーーーーっ!!

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

- ドッコラー達が殴られる -

パートナー 「な…なにするんだ!?

ドテッコツ「オメエら 覚えておけ。

ドテッコツ「もう昔には……昔には もどれねえんだよ。

- 更に奥へ向かったドテッコツ -

ドッコラー「イテテテ……。

パートナー 「だ…だいじょうぶ !?


パートナー 「どうやら なにか事情が ありそうだね。

パートナー 「ワケを聞かせてよ。

ドッコラー「はい……。

ドッコラー「あれでも兄キは……昔は うでのいい大工だったんだ……。

ドッコラー「兄キが作るものは とても ひょうばんがよくて……

ドッコラー「オレ達も そのうでに ホレこんで 弟子入りしたんだ。

ドッコラー「兄キと いっしょにやる仕事は それは とてもとても楽しかった……。

ドッコラー「てもある時……兄キは 背中に大きなケガをしてしまって……

ドッコラー「それがキッカケで 体がいうことをきかなくなってしまったんです。

ドッコラー「思うように体を動かせないから 大工の仕事も うまくいかず……

ドッコラー「そして 兄キの うでまえも どんどん落ちてしまって……。

ドッコラー「それでも!

ドッコラー「たとえ うでが落ちようとも 兄キは 必死で仕事をしたんだぜ!?

ドッコラー「仕事に ほこりを 持っていたんだ!

ドッコラー「でも……あんなことが起こって……。

パートナー 「あんなこと?

ドッコラー「あるポケモンから 家を建てる注文がきたんです。

ドッコラー「その時はもう仕事が へってたんで……兄キやオレ達は 大よろこびしました。

ドッコラー「そして たましいをこめて……がんばって家を建てたんですが……

ドッコラー「そのポケモンは 家の できばえに いちゃもんを つけはじめ……

ドッコラー「なんと その家を オレ達の目の前でこわしてしまったんです……。

パートナー 「ええ~っ!?

ドッコラー「最初は オレ達のうでが悪いからこわされたんだと思ったさ……。

ドッコラー「それなら しかたがないと……。

ドッコラー「でも そうじゃなかった。

ドッコラー「はじめから……冷やかしだったんだ!

パートナー 「えっ!? 冷やかし!?

ドッコラー「最初から こわすつもりで家を建てたんです……。

ドッコラー「代金も いちゃもんをつけて ハナからふみたおすつもりで……。

ドッコラー「そのポケモンは 兄キが作った家を ボロクソに ののしり……

ドッコラー「ボロボロになるまで たたきこわしたんです……。

ドッコラー「兄キは その日をさかいに自信を失くし……

ドッコラー「ヤケになって仕事もしなくなり……

ドッコラー「そして今みたいに 悪どいことをするようになったんです……。

パートナー 「ヒドイ話だね……。

パートナー 「でも そのポケモンは 最初からこわすつもりで……

パートナー 「冷やかしのつもりで 家を建てるのをたのんだワケでしょ?

パートナー 「だったら できの悪さは関係ないと思うんだけど……。

パートナー 「ドテッコツは 自信を失くさなくてもいいんじゃないの?

ドッコラー「オレ達も そう言ったんだが 全然 聞いてくれなくてよう……。

ドッコラー「実際 うでが落ちているのは 兄キが 一番感じてることだし……。

ドッコラー「それに がんばって建てた家を 目の前で こわされるあの光景……

ドッコラー「あれを見たら 自信を失くすのもしょうがねえと思うよ……。

ドッコラー「それでも……悪事をはたらくのはよくないことです……。

ドッコラー「オレ達は もう兄キに悪いことをしてほしくない……。

ドッコラー「今回それを変えられるキッカケになればと思い……

ドッコラー「 リーダー さん達に ズルッグの事を打ち明けてみたのですが……

ドッコラー「結局 兄キは……変わらないのでしょうか……。

ドッコラー「オレ達は もう一度兄キと仕事がしたい……。

ドッコラー「楽しく仕事していた いつもの兄キにもどってほしいんだ……。

ドッコラー「ううっ……。

パートナー 「……(いいよね? リーダー !)

(わかってる。)

パートナー 「決めた!

パートナー 「ボク達の家は……やっぱり ドテッコツに たのむことにするよ!

ドッコラー「え……ええ~っ!?

ドッコラー「あ…あんなに ひどい目にあったのに……どうして……!?

パートナー 「決めたんだ。

パートナー 「ボク達の家を建てられるのは ドテッコツしかいないよ。

パートナー 「ドテッコツやドッコラー達が たましいをこめてつくった家を……

パートナー 「ボク達は 見てみたいんだ。

パートナー 「ドテッコツは この先に行っている。これからドテッコツに たのみに行く。

パートナー 「たとえ ことわられても……がんばって たのんでみるよ!

ドッコラー「うっ……

ドッコラー「ううっ……

ドッコラー「ぶわっ……!

ドッコラー「うわああああ~ん!!

ドッコラー「ありがとう! 本当にありがとう!

ドッコラー「うわ~~~~~~ん!!

パートナー 「この先は みんなで行こう。

パートナー 「ドテッコツに 会いに行こう。


ドッコラー「もう少しで 頂上です。

ドッコラー「あっ! あそこにいるの……兄キじゃないか?

パートナー 「よし。じゃキミ達は ここで 待ってて。

パートナー 「とりあえずは ボクと  リーダー で……

パートナー 「ドテッコツを 説得してみるよ。


ドテッコツ「……(クッ!)

ドテッコツ「(やっぱり ちからが……ちからが入らねえ……か……。)

パートナー 「ドテッコツ!!

ドテッコツ「なんだ。オメエらか……。

パートナー 「探したよ。ドテッコツ。

ドテッコツ「まだ いかりが おさまらないのか。……まあ いいだろう。

パートナー 「ええ~っ!? ちがうよ!?

パートナー 「ボク達は ただ……

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!

ドテッコツ「オレはもう 家を建てられねえ。

ドテッコツ「大工をやるにも ちからが入らねえんだ。

ドテッコツ「だが……!

ドテッコツ「暴れる ちからは なぜか残っている! ろくでなしの ちからがな!

パートナー リーダー ! くるよ!!

ドテッコツ「すべてのいかりを オメエらにぶつけてやる!!

ドテッコツ「かくごしな!!

+ 再選時

ドテッコツ「また来たのかよ。

ドテッコツ「オメエらがおこっていようがいまいが まあどうでもいいが。

ドテッコツ「ただ……

ドテッコツ「また痛い目に あいたいというのなら……

ドテッコツ「あわせてやろう!

ドテッコツ「いくぞ! 


- 勝利後 -

ドテッコツ「うぐぐぐっ……。

ドテッコツ「これで……

ドテッコツ「これで 気が晴れたか……?

ドテッコツ「だが オメエらが いくら おころうとも……

ドテッコツ「いくら こまろうとも……変わらないものがある。

ドテッコツ「今の世の中は……だまし だまされて回っている。

ドテッコツ「正直者は バカを見るだけだ。

ドテッコツ「この世の中じゃ むしろ だまされたオメエらが悪いんだ。

ドテッコツ「のろうなら この世を のろえ。

パートナー 「たしかに今の世の中は そうかもしれないけど……

パートナー 「でも……というか だからこそ納得できないし……。

パートナー 「そもそもボク達は そんな話をしに ここに来たんじゃない。

パートナー 「ボク達は ドテッコツに……家を建ててほしいんだ。

ドテッコツ「な…なにっ!?

ドテッコツ「オレに だまされたというのに……

ドテッコツ「それでも仕事を たのむというのか? このオレに?

パートナー 「うん。

パートナー 「おかねや 材料がいるなら がんばって なんとかするよ。

パートナー 「だから お願いだよ。ボク達の家を建ててもらえないかな?

ドテッコツ「ドゥワ…ドゥワ……

ドテッコツ「ドゥワッハッハッハーーーーーーー!!

ドテッコツ「本当に……本当に めでてえヤツらだな! オメエらはよ!!

ドテッコツ「まだ だまされたことに気がつかねえのか?

ドテッコツ「オレは この世に!

ドテッコツ「仕事に!

ドテッコツ「希望を失くした!

ドテッコツ「背中のきずを見ろ!

ドテッコツ「このきずのおかげで 体もロクに 動かせねえ!

ドテッコツ「もう大工なんか できねえ!

ドテッコツ「家を建てようにも ヘタクソな家しかできねえ体に なっちまったんだよ!

ドテッコツ「わかったか? オメエらは こんな大工もできねえ ポンコツに……

ドテッコツ「仕事を たのもうとしてるんだ!

ドッコラー「兄キ! それはちがう!!

ドテッコツ「オ…オメエら……。

ドッコラー「 パートナー さん達は 兄キのケガのことを すでに知っている!

ドッコラー「オレ達が 話したんだ!

ドテッコツ「なんだと!?

ドッコラー「でも  パートナー さん達は それを しょうちの上で……

ドッコラー「兄キに仕事を たのんでいるんです!!

ドテッコツ「なっ……!

パートナー 「さっきドテッコツは ヘタクソな家しかできないって言ったよね?

パートナー 「でも……ヘタクソでも いいんじゃないの?

パートナー 「また少しずつ うまくなればいいのよ。

パートナー 「ボク達は ドテッコツに 作ってほしい。

パートナー 「心をこめて作ってくれるなら りっぱな家じゃなくてもいい。

パートナー 「たとえ うでがよくても 気持ちが入っていない家なんて 住みたくない。

パートナー 「気持ちをこめて作ってくれた家にボク達は 住みたいんだよ。

ドテッコツ「ううっ……。

パートナー 「それに……。

パートナー 「ドッコラー達は こんなにもドテッコツのことを したっているじゃないか。

パートナー 「ドテッコツが グレてしまっても……

パートナー 「どんなに なぐられようとも……

パートナー 「いつかまた 楽しく仕事ができると信じて……

パートナー 「ドッコラー達は ついてきてるんだよ。

パートナー 「ドッコラー達のことは どうするの?

パートナー 「ドッコラー達が 必死にキミのことを思っているのに……

パートナー 「ドテッコツ! キミは こんなことをしていて どうするの!?

ドッコラー「兄キ! また仕事やりましょう!

ドッコラー「いっしょに仕事やりましょう!

ドッコラー「お願いだよ!

ドッコラー「昔の楽しかったころに もどろうよ! 兄キ!!

ドテッコツ「オ…オメエら……。

パートナー 「ドテッコツ! お願いだよ!

パートナー 「ボク達の家を……

パートナー 「キミにしかできない ボク達の家を……作ってくれ!!

ドテッコツ「うううっ……

ドテッコツ「ぶわっ……!!

ドッコラー「あ…兄キ!!

ドッコラー「兄キ!!

ドテッコツ「 パートナー リーダー ……。

ドテッコツ「わかった。

ドテッコツ「家は……家は建ててやる。

(ドテッコツ!)

パートナー 「ホント!?

ドテッコツ「ああ。たましいをこめて建ててやる。

ドテッコツ「ただ……

ドテッコツ「ただ今は……すまん。

ドテッコツ「泣かせてくれ……。


こうして
ドテッコツは……

パートナー たちの家を
作ることを約束しました

カゲロウ峠から帰ってくると
ドテッコツとドッコラー達は……

さっそく家作りを はじめました

また  リーダー
パートナー の2匹も……

そしてヌオーまでもが……

がんばって家作りを
手伝いました

そして数日後……


パートナー 「できたぁっ! ボク達の家だ!!

ヌオー「ん~ なかなか味のある家になっただぬ。

ドテッコツ「クッ ボロくて スマンな。

ドテッコツ「今のオレには これが限界だ。

(でも……どこか温か味がある……。)

(いい家だと思うな……。)

ドッコラー「まあ 見た目は おいといて……

ドッコラー「オレは 今回 仕事していてすごく楽しかったですよ。

ドッコラー「オレもだ。今までで一番楽しかったぜ。

ドッコラー「なんて言うのかなあ……

ドッコラー「たしかに ボロいんだけど……ボロくないというか……。

ドッコラー「不思議なんだけど……デキについては みょうに満足してるんだよな。

ドッコラー「でも見た目は……やっぱボロいかな……。

パートナー 「見た目とか 関係ないよ。ボクは 満足しているよ。

パートナー 「ドテッコツ! ドッコラー! そしてヌオーも!

パートナー 「本当にみんな ありがとう!

パートナー 「みんなの気持ちが こもっている……それが大切なんだ。

パートナー 「とにかく これが……

パートナー 「これが ボク達の……

パートナー 「新しい……家だあぁぁぁーーーーーーーーっ!!


・冒険に失敗した場合

+ ...

- パターン1 -  

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「……十字路まで もどされちゃったね。

パートナー 「しかたがない。

パートナー 「今日のところは帰って……また明日 ちょうせんしよう。


パートナー 「ううっ やっぱり さむいね……。

パートナー 「わからないけど……もし ズルッグが 水色の石を ぬすんでたとしたら……

パートナー 「なんとか ズルッグから取り返して……はやく家を建てようね。


次の朝……


パートナー 「おはよう! リーダー

パートナー 「今日こそ カゲロウ峠の奥までいこう!


~ 十字路 ~

パートナー 「がんばろう! リーダー

パートナー 「カゲロウ峠の奥まで いこう!


- パターン2 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「もう少し先に行けば ズルッグがいるのかな……。

パートナー 「とにかく ズルッグを探し出さなくちゃ!

パートナー リーダー ! がんばろうね!


- パターン3 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「うまく いかなかったけど……

パートナー 「でもボク 納得いかないよ!

パートナー 「もう一度 ズルッグやドテッコツのところに行こう! リーダー


- パターン4 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「ドッコラー達とも はなればなれになっちゃったけど……だいじょうぶかな?

パートナー 「この奥で また合流できるといいけど……。

パートナー 「でも とにかく こんなところで くじけてなんか いられないよ。

パートナー 「なんとかドテッコツに たのまなくちゃ。

パートナー 「がんばろう! リーダー


- 7Fに進む際 ドッコラー達と合流 -

ドッコラー「 リーダー さん! パートナー さん! 待ってました!

ドッコラー「ここから オレ達も いっしょに 行くぜ!

パートナー 「うん! ありがとう!

パートナー 「今度こそ がんばろうね!


- パターン5 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「うまく いかなかったけど……

パートナー 「でも こんなところで くじけてなんかいられないよ。

パートナー 「なんとかドテッコツに たのまなくちゃ。

ドッコラー「とりあえずは ここで持ち物とか準備してから……

ドッコラー「またこの先に 向かうことになると思いますが……

ドッコラー「その時には オレ達には かまわずに行ってください。

ドッコラー「あとから すぐに合流するからよ。

パートナー 「わかった。

パートナー 「今度こそ がんばろうね!

家建設後~ノコッチ救出まで

+ ...

次の朝……


パートナー 「おはよう! リーダー

パートナー 「ゆうべは よく ねむれた? ボクはもう ぐっすりだったよ!

パートナー 「ねている間も さむくなかったし……

パートナー 「やっぱり家って いいよね! サイコーだよ!

パートナー 「家ができたから 今度は パラダイスを 広げたいな。

パートナー 「パラダイスの施設を ふやしていきたいんだ。

(し…しせつ……?)

パートナー 「うん。木の実をふやす『はたけ』とか……

パートナー 「わざを きたえる『わざどうじょう』とか……

パートナー 「冒険に役立つ施設を ふやしたいんだ。

パートナー 「もちろん ここは不思議な土地だから……

パートナー 「ほり返してみたら じつはダンジョンだった!

パートナー 「……なんてことも あるかもしれないけど!

パートナー 「とにかく この土地を開拓して はってんさせたいんだよ。

パートナー 「あと……信頼できる仲間も 必要かなあ。

パートナー 「仲間があと 2匹ふえれば チームとして登録できるから……

パートナー 「そうなれば 冒険もグッと楽になるからね。

パートナー 「仲間なら だれでも いいってワケじゃないんだけど……

パートナー 「でもやっぱり 仲間もほしいなぁ……

(信頼できる…仲間か……。)

パートナー 「でも いきなり ぜんぶは無理だと思うし……

パートナー 「まずは すこしずつでも 前に進んでいかないとね。

パートナー リーダー ! 今日も がんばっていこうね!


~ 自宅前~

パートナー 「あっ ヌオー! おはよう!

パートナー 「朝早くから どうしたの?

ヌオー「おはようだぬ。

ヌオー「2匹が起きてくるのを 待ってただぬ。

パートナー 「えっ? ボク達を?

ヌオー「こっちにくるだぬ。


~ パラダイスセンター ~

ヌオー「これだぬ。

パートナー 「これは……? 掲示板?

ヌオー「そうだぬ。ワシからのプレゼントだぬ。

ヌオー「その名も『おしごと掲示板』だぬ。

ヌオー「ここには 冒険に関しての情報や……

ヌオー「おたずね者や悪者を こらしめてくれといった依頼……

ヌオー「そうかと思うと 近所での ちょっとした相談事とかも のってたりと……

ヌオー「バラエティーにあふれる情報が集まってるだぬ。

パートナー 「そっか!

パートナー 「ここの依頼を こなせば おかねや 道具も 集められるってワケだね!

ヌオー「そうだぬ。

ヌオー「ちなみに……

ヌオー「宿場町にある あずかりボックスを ここにも置いただぬ。

ヌオー「道具や おかねの 出し入れに使うといいだぬ。

ヌオー「あと今日からワシも お店を はじめただぬ。

ヌオー「品ぞろえは そまつだぬが……

ヌオー「ワシに話しかけてくれれば 売物が見れるだぬから……

ヌオー「ほしいものがあったら ぜひ 買ってくれだぬ。

パートナー 「色々ありがとう! ヌオー! ホント助かるよ!

パートナー 「でも ヌオーはどうして そんなにも親切にしてくれるの?

パートナー 「家を建てる時も 手伝ってくれたし。

ヌオー「ん~っ ワシにも よくわからぬだぬ……。

ヌオー「たぶん……

ヌオー「たぶん  リーダー 達が がんばっているからだぬ。

ヌオー「がんばってる すがたを見てたら なんか おうえんしたくなっただぬ。

ヌオー「ワシ ふだんは ぬぼーっとしてるんだぬが……

ヌオー「 リーダー 達を 見てると なぜか熱い気持ちが こみ上がってくるだぬ。

ヌオー「ぽっ……。

ヌオー「さ…さてと……。

ヌオー「おしごと掲示板の 使い方を 説明するだぬ。

ヌオー「おしごと掲示板には いろんな依頼のメモが はられているだぬ。

ヌオー「この中から 受けたい依頼メモをえらんで ペリッと はがすだぬ。

ヌオー「そしたら 次に そのメモを 依頼カウンターに持っていくだぬ。

ヌオー「カウンターのマリルリに 依頼メモを わたせば……

マリルリ「はい! 出発のさいには ワタシに お声をかけてください!

ヌオー「そうすれば 依頼のダンジョンへ行くことができるだぬ。

ヌオー「説明は おわり。だいたい こんな感じだぬ。

ヌオー「さあ さっそく掲示板の中から記念すべき最初の依頼を えらぶだぬ。

パートナー リーダー 。ボクにやらせてよ。

パートナー 「えーと どれにしようかな……。

パートナー 「決めた。これにしようっと。

パートナー 「それで マリルリに わたせば いいんだね?

マリルリ「ようこそ! 依頼カウンターへ!

マリルリ「どの依頼へ むかいますか?

パートナー 「これを おねがい。

マリルリ「はい! わかりました! それでは 出発の手続きをします!

パートナー 「わわっ! とびらが開いたよ!?

マリルリ「依頼ゲートをオープンしました! がんばって行ってきてください!!

パートナー 「こんな感じでいいの?

ヌオー「ん~っ バッチリだぬ。

ヌオー「あとは その依頼ゲートから 出るだけで 依頼のダンジョンに 行けるだぬ。

ヌオー「ちなみに  パートナー は どんな依頼を えらんだぬか?

ヌオー「ちと きょうみあるだぬ。ワシにも 見せてほしいだぬ。

ヌオー「なぬなぬ……

ヌオー「トントンやまから 出られなくなっちゃったんです!

ヌオー「このていどの山なら 自分だけでも行けると思ったんですが……

ヌオー「気がついたら どっちにいったらいいかも わからなくなり……

ヌオー「すみません! そんなワケで助けてください! - ノコッチ より -

ヌオー「……ん~っ なんか パッとしない依頼だぬぅ。

ヌオー「お礼の おかねも たいしたことないし……。

ヌオー「ホントに この依頼で いいだぬ?

パートナー 「うん。

パートナー 「だって掲示板のなかでは 一番こまってそうな依頼だったし。

パートナー 「お礼の中身より こまっているポケモンを助ける方が 大切だよ。

ヌオー「ん~っ……

ヌオー「ぶわっ……!

ヌオー「か…感動しただぬ。ヌシ達 やっぱりいいヤツだぬ。

ヌオー「さあ あとはセンターを出れば ダンジョンに行けるだぬ。

ヌオー「早く行ってくるだぬ。ううっ……。

パートナー 「うん。

パートナー 「いこう。 リーダー


~ トントン山 東の丘 ~

パートナー 「ここまで 気をつけながら来たけど……

パートナー 「ノコッチは 見当たらないね……。

パートナー 「もうちょっと先まで行けばいるのかな……。

???「だれだ!? そこにいるのは!?

???「ノコッチ……? じゃないよな……。

???「かといって 敵ポケモンでもなさそうだけど……。

パートナー 「今……ノコッチって 言ったよね?

パートナー 「ボク達 依頼で そのノコッチをさがしているんだけど……。

???「依頼……? ああ 掲示板の。

???「あんなに お礼が安くても 受けてくれるポケモンがいるんだな。

???「でも ありがとう。助かるぜ。

???「オレは エモンガ。同じくノコッチを さがしている。

エモンガ「ノコッチは オレの友達なんだ。ただ……

エモンガ「なにかと おくびょうで……失敗が多くてよ……

エモンガ「なんかするたびに だれかの世話になることが よくあるんだ。

エモンガ「まあ なんだかんだで心配だし だからオレもこうして さがしてるんだが……

エモンガ「アンタ達も もし見つけたらよろしくたのむぜ。じゃあな。

パートナー 「ノコッチって いろいろ 心配をかけているみたいだね……。

パートナー 「それはともかく……こまっているんだから 助けなきゃ。

パートナー 「ボク達も 先に進もう。

- なわばしごに近づく -

(なわばしごを使って おりられそうだ。)

- なわばしごをおりる途中で落下*1 -

(うわーーーーっ!!)


(こっちからは のぼれないみたいだ。)


パートナー 「ノコッチは……ここにも いないようだね……。

パートナー 「もうちょっと 進んでみようか。

パートナー 「あれっ!? リーダー  あそこ……!

パートナー 「ホラッ! 何か光ってる……!

パートナー 「わあっ! なんてキレイなんだろう!

パートナー 「多分これ……クリスタルじゃないかな。

パートナー 「すごく すきとおっているんだけど はんしゃもして キラキラ光って……

パートナー 「こうやって のぞきこむと……自分のすがたが 鏡のようにうつるよ。

パートナー リーダー も 見て。

(……ホントだ……。)

(すきとおった中にも 自分のすがたが くっきりと見える。)

(……というか いまさらながら思うけど……やっぱり自分は……)

(???(選択したポケモン名)に なっちゃったんだな……。)

パートナー 「これ 家にかざったりするといいかもね。

パートナー 「持って帰ろうっと。

パートナー 「おまたせ  リーダー 。さあ行こう。


パートナー 「だいぶ のぼってきたね……。

パートナー 「あっ! リーダー ! あそこ!

パートナー 「あそこにいるの……ノコッチじゃないかな?

パートナー 「行ってみよう!


???「ううっ……どうしよう……。

???「あっ……!

パートナー 「キミ ノコッチだよね?

ノコッチ「はっ…はい!

パートナー 「よかった!

パートナー 「ボク達 キミの依頼を見てやってきたんだ!

パートナー 「助けに きたんだよ!

ノコッチ「あ…ありがとう……!

ノコッチ「ありがとうございます!

ノコッチ「本当に ありがとうございます……。

ノコッチ「うわ~~~~~~~~~んっ!!

パートナー 「もう だいじょうぶだよ。

パートナー 「でも無事で よかったよ。

エモンガ「ノコッチーーー!!

ノコッチ「エモンガ!!

エモンガ「よかった。ここに いたんだな。

エモンガ「アンタ達が さがしてくれたのか。

エモンガ「ありがとな。助かったぜ。

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最終更新:2015年06月22日 09:02

*1 落下イベントは西の丘でも発生する。