レス番号 |
作品タイトル |
作者 |
備考 |
ラせ1-32 |
『欲望』 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
せつなに近付けば近付くほど、もっと近くに寄りたくなる。せつなの世界が広がれば広がるほど、二人きりの世界に閉じ込めてしまいたくなる。このぐつぐつと煮詰まった思いを、一体どうすればいいの? 心の中に凍らせて閉じ込めても、せつなの顔を見れば一瞬で溶けて、流れ出してしまうのに。 |
ラせ1-33 |
『声』 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
「ラブ」「好きよ」「大好き」 柔らかな黒髪に顔をうずめ、少し低くてあたたかな声を聴くのが大好き。耳をくすぐるその声は全身に染み込んで、泣きたいくらい幸せにしてくれる。だからあたしは、夜の闇の中で繰り返し囁く。「せつなぁ……もう一度言って?」 |
ラせ1-34 |
「夕焼けの帰り道」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
学校から二人きりの帰り道は、この時間をラブと半分こしているみたい。寒さも半分こ。他愛もないおしゃべりも半分こ。真っ赤な夕焼けも半分こ。寄り道して買ったコロッケも、ポケットの中で繋ぎ合った手の温もりも、みんなみんな半分こ。 |
ラせ1-35 |
「甘い痛みと独占欲」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
今日初めて知った。口にすると何だかくすぐったくて、胸の中が温かくなる言葉があるんだってこと。ううん、ちょっと違うけど、全く初めてってわけじゃないわね。だってあなたの名前を呼ぶ時、私は……。第40話『せつなとラブ お母さんが危ない!』の、その夜のお話。 |
ラせ1-36 |
「いつか来る、その日まで」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
せつながラビリンスに帰って数か月。会いたくて会いたくて、勉強もダンスも手に付かない。学校もちっとも面白くない……。リンクルンを握りしめ、せつなのベッドに入ったラブに、思いがけない深夜の贈り物が――! |
ラせ1-37 |
「当たり前の日々に」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
ラせ1-36続き。せつなの声が、あたしに大きなエネルギーをくれた。せつなのメールで、何もかも元通りになった。お父さんとお母さんも、美希たんとブッキーも。せつな、あたし頑張るよ。寂しくないって言えば嘘になるけど、また、せつなに会える日が来るんだから。 |
ラせ1-38 |
「不確かな未来・前編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
会いたくて会いたくてたまらない、愛しい人の寝顔を思い浮かべて眠った翌朝。目が覚めると見覚えのない部屋に居て、知らない人と同じベッドに寝ている、というとんでもない事態に。でも、その人の顔をひと目見たとき、あたしは……。 |
ラせ1-39 |
「不確かな未来・後編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
ラせ1-38続き。遠い世界に離れ、お互いを想いながら何とか頑張ってるあたしたちに、神様が小さな魔法をかけてくれたのかもしれないね。いつか、泣いている少女のあなたに会ったら伝えるよ。繋がる未来はきっとあるって、クローバーのお土産と一緒に。 |
ラせ1-40 |
「君を待つ春は」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
君が居なくなった冬、世界の全ては色あせた。でも今――君を待つ春は、世界の全てが鮮やかによみがえる。花の香も、空の色も、四季の温度も。そして何より、瞼に浮かぶ、キラキラと輝く赤い瞳も。もうすぐ会える。せつな! 早く……早く帰っておいで。 |
ラせ1-42 |
「現(うつつ)は夢よりも甘し」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
かつて悪夢は囁いた。現実とは、乾いた砂漠を独り進むようなものだと。でも今の甘やかな現実の前では、悪夢だって只の夢。そう、あなたが傍に居てくれるから。 |
ラせ1-43 |
「心の居場所」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 今日はバレンタイン。家族や仲間と楽しく過ごした後は、二人だけの濃密な時を過ごそう。もうすぐしばしの別れ。その前に、お互いの心の居場所をもう一度刻み付けたいから。 |
ラせ1-44 |
「心の居場所」アフター |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 ラ1-43後日談。さらさらと流れる時間は、何だか粉砂糖に似てる気がする。辛かった思い出にも、優しい甘さを感じさせてくれるから。 |
ラせ1-45 |
『氷解』 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 この胸の中に詰まった重く苦しい塊の名前は、一体なんて言うのかな。どうにかなりそうなくらい熱い火のような塊なのに、誰にも知られたくなくて我慢している間にひび割れて、氷みたいに冷たくなって。そしてとうとう我慢できずにその塊を思い切りぶつけてしまったあたしに、せつなは……。 |
ラせ1-46 |
『氷解~again』 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
ラせ1-45おまけ。溶けた氷が、あたしの胸をあたたかく満たす。そうだよね、あんなにヒドいことしたまんま、終わることなんて出来ない。よぉし、それなら! やっぱりラブはこうでなくっちゃ(!?) |
ラせ1-47 |
『雨音』 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 雨は嫌い。あの日のことを思い出すから。あたたかくて幸せな毎日が、冷たい雨に洗い流され、もう一度あの頃の空っぽの私に戻ってしまいそうな気がするから。だからラブ、お願い。今夜は私を……。 |
ラせ1-48 |
「プレゼント」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 プレゼントっていうのは、大好きな人に手渡す贈り物のこと。貰った人もあげた人も喜べる、幸せの交換。ならば、私があげられるものなんてこれしかないし、これならラブも、そして……私も、確実に喜べるから。だ、だから……。鼻血・卒倒注意報発令です。 |
ラせ1-49 |
「女神達の黄昏」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 戦いの後の高揚感に追い打ちをかける、真っ赤な夕陽。それをビルの屋上から二人だけで眺めてしまったものだから……。ラブとせつなではない、ピーチとパッションならではの、愛と情熱の黄昏を。 |
ラせ1-50 |
「月光の幻」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 夜の学校に忘れ物を取りに行った大輔。ほんの少し前、転校してきた東せつなのことを皮肉ってしまったことを少し後悔。しかしその時、教室に意外な人物が入って来て……!? |
ラせ2-18 |
「彼女はそれを我慢できない」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 もしも……もしも、ね。ひょんなことから窮屈な場所で、大好きな彼女と身体を密着させたまま息を殺して隠れることになったら……。あなたなら、大人しくしていられますか? |
ラせ2-19 |
「ひめはじめ」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 生まれて初めてのお正月。ラブは、何でも頭に「初」か、語尾に「始め」を付けるとお正月っぽい言葉になるって言うんだけど……こ、こういうことにも、お正月っぽさってあるの? お互いの全てを、言葉じゃなくその身体で感じ合って、高まり合って、今年もまた、こんなにも愛し合って。 |
ラせ2-20 |
「幸せを重ねて」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 もうどこにも行かないから――そう幾ら言葉を重ねても、あなたの不安を拭い去ることは出来ない。だったらあなたの不安が巣食うその胸に、その身体に、重ねていこう。二人の身体と心が重なり合って生まれる、この一夜一夜の幸せを。 |
ラせ2-21 |
「夜は短く、二人は永久(とわ)に」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 ベッドの下で、美希と祈里が寝息を立てていようが関係ない。せつなが泣きながら抵抗しようとしても、全く関係ない。どうしてこうなっちゃったんだろう? そんなの決まってる。せつなと愛し合いたい、溶け合いたい――その熱に浮かされたような衝動は、こんな短い一夜じゃとても治まらないから。 |
ラせ2-22 |
「あなたのために 前編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
せつなが帰ってくる。会いたくて会いたくて堪らなかった日々がやっと報われる。でもクリスマスは家族で過ごすと決めたから……。二人の切な過ぎる、ラブストーリー。 |
ラせ2-23 |
「あなたのために 後編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
家族四人の時を過ごした翌日は、クローバー四人の時間。美希と祈里に導かれて、ラブとせつなが辿り着いた場所とは……。愛と友情のフィナーレは、新たな幕開けへと。 |
ラせ2-24 |
「あなただけに我が儘を 前編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 ラせ2-23続き。火花のようないつもの逢瀬とは違う二人の時間。埋み火に焙られ続けた情欲は、野性となってラブの瞳に宿り……。 |
ラせ2-25 |
「あなただけに我が儘を 後編」 |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18。せつなの全てを、味わい尽くしたい。ラブの全てを、この体に刻みたい。激しい求め合いの後、せつなが遠慮がちに切り出した、可愛くも切ない、ラブへのお願いとは。 |
全68 |
コトダマ(前編) |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 ラせ1-42続き。熱を出したせつなの、無防備な寝顔が好き。いつもより舌足らずで甘えた声も大好き。だからもっと無防備で甘えたせつなが見たくなって、あたしは……。 |
全75 |
コトダマ(後編) |
黒ブキ◆lg0Ts41PPY |
R18 繰り返される行為は事魂となり、紡がれる想いは言霊となって二人を結ぶ。胸を焦がす熱と、甘美な痛みと、歓びに満ちた愛という魂をもって。 |