【浴衣萌え】/恵千果◆EeRc0idolE




クローバーことラブたち4人は、とある温泉旅館に来ていた。
トリニティのコンサートにバックダンサーとして招かれ、
ギャラがわりにもらった宿泊付き新幹線チケット。
それと銀週間とを利用して、皆で旅行と決め込んだのだった。

「温泉って私初めてよ」
「しかも、こーんな豪華な料理旅館に宿泊できるなんて、
 アタシたちって超ラッキーじゃない?」
「ご馳走いーっぱい食べようね!」
「ラブちゃん、ヨダレ拭いて…」

豪華な料理の数々に4人は眼を見張り、
目でも舌でも味わいながら次々と平らげてゆく。
合間に飲んだのは、種類も様々な美味しい缶ジュース…のはずだった。
実はそれらは、隣室のOL達が頼んだ缶チューハイ。
誰がどう間違えたのか、クローバーの部屋に運ばれた沢山のアルコールは、
何も知らない彼女たち4人の喉を潤してゆく。

やがて、それぞれが前後不覚となり、ひとり、またひとりと、
柔らかな布団の海に沈んでいった…。



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美希は、ふとトイレに行きたくなって目が覚めた。
ぼんやりした寝ぼけまなこの視界の片隅に、なまめかしい白い脚が見えた。
浴衣の裾を割るようにはだけさせ、せつなの脚が白く浮かび上がっている。
すうすうと寝息をたてながら眠るせつなの周りには、いくつものチューハイの缶が転がっている。
そういえば、と美希は先程の光景を思い出した。
せつなが料理もそこそこに、すごい勢いで缶を開け、浴びるように飲み続けていたのを。

いつも母の晩酌相手をしている美希は、途中からジュースがお酒であることに気づいていた。
何となく言わずに黙っていたのだが…。
今思うと、こうなることを期待していたとも言える。

まったく、しょうがない子ね。
まだあどけなさが残るせつなの寝顔には、反面、端正な顔立ちから幽かに匂い立つ色香があった。

肢体に視線を移すと、年の割りに大きな胸の膨らみがふたつの山を形作っていて、
呼吸の度に盛り上がったり下がったりする。

まるで無邪気な天使のよう…。
たまらずせつなの生脚に触れる美希。
すべすべと指をすべらせると、しっとりとした肌に指が馴染んでゆくのを感じる。



その時。
「ずるいよ美希タン…」
囁いた声に振り向くと、頬を膨らませたラブが美希を睨んでいた。
「あたしだってせつなに触れるの、ずっとずっと我慢してたんだよ」

美希はクスリと微笑う。
「もう我慢は無用よ。ほら、ラブも触ってみて…アタシ病みつきになりそう」
「起きちゃわないかな…」

ラブは声を震わせながら、怖ず怖ずとせつなの浴衣の胸をはだけてゆく。
「大丈夫よ…せつなったら、缶チューハイを5本も飲み干したのよ」

「5本!?嘘でしょ…じゃあ当分、目覚めそうにないかも」
そう言いながら、あらわになったせつなの胸に無遠慮に指を伸ばすのは、祈里だ。

「ブッキー!いつから起きてたのよッ」
「ちょっと前から…」
言い終わらないうちに、祈里はせつなの蕾を口に含んだ。
くちびると歯を見事に使い分け、はむはむと上手に甘噛みする。
同時に両の掌は、双丘を捏ねくりまわし、優しく揉みしだいた。

負けじと、ラブもせつなにくちづけ、舌でこじ開け咥内を侵す。
そのまま顔を中心に責め立てる。
耳朶にくちづけたり、耳元にふうっと息を吹きかけたり。

ふたりの攻撃に、美希は呆気に取られながらも、
自らの指を薄蒼色の茂みに侵入させてゆく。
割れ目に分け入ると、奥から奥から蜜があふれ、
美希の細い指に纏わりついてくる。
3人の容赦ない愛撫を受けて反応したせつなの秘所は、
つやつやと濡れそぼち、とめどなく蜜をあふれさせた。

「ん…あ…っ、ふっ、あぁ…あん…んん…ふぅん!」
その夜、せつなは甘えた声で鳴き続け、その声は皆を天国へと駆け上がらせる。
こうして長い夜は更けていったのだった。
最終更新:2013年02月16日 21:02