【意地悪な恋人】/恵千果◆EeRc0idolE




「はあっ…ああっ…ふ…も、ダメ…っ…」


 相変わらず美希ちゃんは昇りつめるのが早い。


「祈里…も…ゆる…して…あっ…イヤァッ…」


「いいの?ホントに止めちゃうよ?」


 私が動きを止めると、さっきまで頬を赤らめ嬌声を上げていた美希ちゃんの表情が、一変してひどくもの欲しそうになる。


「あ…の…えっと…」


「そんなに嫌なら許してあげるね」


「やっ…祈里の意地悪…」


 ほらやっぱり。少し焦らしてあげるだけで、欲しがって今にも泣きだしそうになる。潤んだ瞳の美希ちゃんはすっごく色っぽい。


「じゃあ言って?美希ちゃんがして欲しいコト」


「して…欲しいコト…?」


「言えないなら…できないよ?」


「そんなこと…」


「心配しなくっても私しか聞いてないよ。さあ…」


「…たい…イキたいっ…」


「それじゃダメよ。ちゃんとして欲しいコトを言わなきゃ」


 美希ちゃんは羞恥に顔を歪めながら、意を決したように口を開く。


「わかったわよ…祈里に…もっと…美希のアソコを…して欲しい…」


「よく言えたわね。ご褒美あげる…ココ?」


「ふああっ…」


 鎮まってなどいなかった感覚が、いきなり再開した行為によって再び頭をもたげる。


「今日はどうしたの?いつにも増して…びちょびちょだよ」


「だって…祈里が」


「美希ちゃんってイケナイ子ね…すぐ私のせいにするんだから」


 美希ちゃんの秘裂に右の指を絡ませたまま、もう一方の手を胸の突起へと伸ばす。
 そこは、硬くそそり立っていて、簡単に摘めてしまう。
 親指と人差し指でくりくりとこね回すと、美希ちゃんの声はどんどん高ぶる。
 胸に刺激を送りながらも、右の指は膣へと侵入しはじめる。


「ほら、聞こえる…?美希ちゃんのココ、欲しがってこんなにヒクヒクしてるよ」


 ぬぷっぬぷっ


 わざと聞こえるように音を立てて指を出し入れさせてやる。美希ちゃんはこれがとても好きなのだ。


「あっあっ…んっ…はんっ」


 指を出し入れしながら陰核を擦ると、美希ちゃんの細い腰が跳ね上がる。


「んっ…も…うっ…ムリ…イキそう…あっあっ!イク!あああああっ…!」


 とうとう昇りつめた美希ちゃんは、弱々しく痙攣しながら短い呼吸を何度も繰り返した。


 すかさず果てたばかりで敏感になっている部分に舌をつける。


「あっ!イヤァ…おかしくなっちゃう!もうダメ!お願いぃぃ許してぇっ!」


 美希ちゃんから溢れ出す蜜を全て舐めとってしまいたい。こんなことを思う私の方がおかしくなっているのかもしれない。


 気が済むまでぴちゃぴちゃと舐め続けると、美希ちゃんは更に上に昇ってしまったようだ。もう声も出せない。意識は朦朧としている。


「いじめちゃって…ゴメンなさい」


 だらしなく開いた美希ちゃんの口に、自分の唾液をたっぷり絡めた舌を送り込む。


 ちゅぱちゅぱ


 逃げ惑う舌を素早く捕まえる。もう離さないよ…美希ちゃんは私だけのもの。
最終更新:2013年02月16日 19:45