刹那の蝉/一六◆6/pMjwqUTk




 一人の少女が、街外れの坂の上に佇んでいた。
 視線の先には、暮れかかった空。刷毛で描いたような雲が、幾筋もかかっている。
 夕陽は山陰に隠れて、もう見えない。しかし雲だけが、その余韻を味わうかのように、淡い朱に染まっている。
 その周りの空にはまだ、昼の青さが残っている。反対側の空はもう、夜の色をまとい始めているというのに。
 中天にかかった白々と光る三日月が、小さな鎖となって、昼の空と夜の空とをつなぐ。
 まるで二つの時が同時にそこにあるかのような空の不思議を、少女は飽きることなく、じっと見つめていた。


   刹那の蝉


 夕暮れのクローバータウンストリートを、せつなは一人、家路に向かっていた。
 今日はラブに図書館に連れて行ってもらった後、いつものドーナツカフェで、美希と祈里を含めた四人でおしゃべりをした。
 せつなが本を見ている間、図書館の机に突っ伏して寝ていたラブは、おでこに真っ赤な跡をつけて、美希の小言を食らった。だってぇ~、と頬を膨らませながら、前髪で必死に跡を隠そうとする様子がおかしくて、せつなは祈里と顔を見合わせて、くすくすと笑ってしまったものだ。
 四人で居るのには、大分慣れてきた。美希も祈里も、せつなを普通の友人として、仲間として接してくれる。努力はしているのだが、まだまだぎこちない会話しか出来ない自分を、ちゃんとその輪に加えてくれる。勿論、せつなが何とか会話に加わっていられるのは、常にテンション高く全員を巻き込んで話を進めてくれる、ラブが居るからこそ、でもあるのだが。

 そのラブが今隣に居ないのは、彼女が忘れ物を取ってくると言って、引き返したせい。せつなも一緒に戻ると言ったのだが、すぐに追い付くから!と言い置いて、ラブは一人で走って行ってしまった。
 お陰でせつなは、後ろを振り返り、振り返りしながら、ゆっくりとここまで歩いてきたのだが、まだラブが追い付いてくる気配はない。

(ラブ、遅いな……)

 このままでは、もう家に着いてしまう。別に一人で帰宅したっていいのだろうが、できればラブと一緒に、玄関のドアをくぐりたい。

「おや、お嬢ちゃん。せつなちゃん、だったっけ? 今日は、ラブちゃんと一緒じゃないのかい?」
 店じまいの途中のパン屋のおじさんに、声をかけられる。
「あ、はい、いえ、あの……」
不意をつかれて、どぎまぎと言葉を探すせつな。するとそこへ、
「せーつなっ、おまたせーっ!」
叫び声とともに駆けてきたラブが、その勢いのまま、せつなに抱きついた。
「わっ、ちょっと、ラブ!」
「あはは~、思ったより時間かかっちゃった。ごめんね。あ、おじさん、こんばんは!」
「やあ、ラブちゃん。ハハハ、仲が良いねぇ」
 愉快そうに笑うおじさんにぺこりとお辞儀をしてから、せつなは慌ててラブの後を追う。
「もうっ、ラブったら……。忘れ物、見つかったの?」
「うん。ごめんね~、ちょっと探すのに手間取っちゃった」
頭をポリポリと掻きながらそう言うと、
「さっ、せつな、帰ろ!」
ラブはせつなの手を取って、走り出した。



 夕食の後。せつなは自分の部屋で、図書館で借りてきた本のページを開いた。

『セミの生態、その一生』。

 写真が豊富な図鑑形式の本で、蝉の種類や、卵・幼虫・成虫の生態が、分かりやすく書かれている。

 昨日、テレビで流れているのを何気なく耳にしたのだ。
「蝉は普通、幼虫の時期を、アブラゼミなら六年ほど、土の中で過ごします。その後、地上に出て成虫になりますが、成虫の寿命は一週間から一カ月程度。地上生活を始めた蝉の命は、はかないものなのです……」
 教育番組か何かだったのだろうか。アナウンサーは淡々と喋っていたが、その言葉は、せつなの心をとらえた。
 四ツ葉町公園でも、家の近所でも、うるさいくらいに鳴いている夏の虫。あの生命力の塊のように見える昆虫が、そんな一生を送るなんて。
 暗い土の中での生活の長さに比べて、光あふれる地上での生活の、なんと短いことか。蝉の一生の中で考えても、まさに刹那の時間ではないか。
 それなのに、蝉はなぜ、住み慣れた土の中の世界を離れ、わざわざ陽の光のもとへと出てくるのか。その理由が知りたかった。
 しかし、本にはただ、あの賑やかな鳴き声で配偶者を求め、子孫を残すとしか書かれていなかった。子孫を残すだけなら、土の中でもいいような気がする。結局、せつなはその理由に今一つ納得できないまま、本を閉じた。

(土の中で六年、地上に出て一週間、か……)

 まだ木の香の残る勉強机に頬杖をついて、せつなは視線を宙にさまよわせる。そして、無意識のうちに、蝉の一生と自分の境遇とを照らし合わせていたことに気付いて、苦笑する。
 管理国家ラビリンスに生きて十四年。そしてこの世界で生まれ変わって、十日余り。
 蝉とは違い、この新しい命が短くはかないものだということは無いだろう。でも、ここでの生活は、毎日が余りにも楽しくて、嬉しくて、そして穏やかで……。こんな幸せな毎日が、本当にずっと続いてくれるのかと、せつなは時々不安になるのだ。
 それに―――。
 イースとしての寿命が尽きた、あの日。プリキュアとして、自分がこの世界で生まれ変わった理由が、せつなにはどうしてもわからなかった。
 今まで自分が壊してきてしまった笑顔や幸せを、今度は自分の手で守っていきたい。その強い気持ちに、嘘は無い。でも。

(どうして、私なんだろう……)

 この世界に生まれたわけでもない、ましてプリキュアとは敵同士だった自分が、なぜ……。その疑問は、日を追うごとに大きくなって、せつなの心を占めていた。

「せつなーっ、お風呂入ってー!」
 出口の無い物想いは、明るいラブの声に破られる。フッと表情を緩めて、せつなは机の電気スタンドを消した。
 先のことを、あれこれ思い悩んでも仕方が無い。わからないことを、ただじっと考えていても答えは出ない。それならば、自分はただ精一杯、自分に出来ることをするだけ。
「今行くわ」
 せつなもラブに明るい声を返して、立ち上がった。



 その翌日。
「ラブったら、どこ行っちゃったのかしら……」
 夕食の後、食器を運びながら、あゆみはせつなに向かって、やれやれ、と肩をすくめて見せる。

―――お母さん、あたし、ちょっと出かけてくる。すぐ戻るから!

 食べ終わるのもそこそこに、ラブはそう言って、慌てて家を飛び出して行った。どこ行くの? 一緒に行こうか? と玄関まで付いて行ったせつなを、いいからいいから、と笑顔で押しとどめて。
「まったく、思い立ったら鉄砲玉なんだから。一体誰に似たのかしらね」
 そう言って笑うあゆみに笑顔を返しながら、せつなはあゆみが洗った食器を布巾で拭いて、食器棚に納めていく。
 日が長い夏と言っても、さすがにもう外は暗くなってきている。やっぱり付いて行った方がよかったかな。せつながそう思った、その時。
 ハーフパンツのポケットの中で、せつなのリンクルンが鳴り出した。

「もしもし、せつな? 悪いけど、すぐに来て!」
「ラブ!? どうしたの? 何かあったの!?」
 小声の早口でまくしたてるラブの声に、せつなは思わずリンクルンに向かって怒鳴る。
「あ、ごめん! 違う違う、危ない目になんか、遭ってないから。ただ、せつなにどうしても見せたいものがあるの。だから、急いで!」
「もう! 心配するじゃないの。わかったわ、すぐ行く」
 ラブに場所を聞いてから、せつなは電話を切って、あゆみに事情を説明する。
「ホントにしょうがないわねえ、あの子は……。私も一緒に行こうか?」
「あ、大丈夫です。すぐそこだし」
「そう。じゃあくれぐれも、気をつけて行くのよ。何かあったら、必ず家に連絡すること。いいわね?」
「はい、おばさま。行ってきます」

 几帳面に頭を下げて出て行くせつなを見送って、あゆみはニコリと笑う。

(ラブったら……。今日はせっちゃんに、何を見せるつもりなのかしら)

 せつながこの家に来てからというもの、ラブがせつなに、実に様々なものを嬉しそうに見せているのを、あゆみは微笑ましく眺めてきた。
 朝露に濡れて咲く朝顔。風が吹くと小波を立てる、田んぼの稲。親鳥が戻ってくると一斉に口を開ける、ツバメの雛たち。雨上がりの空にかかる虹。クローバータウンストリートの夕焼け。勿論、ラブとせつなのベランダからよく見える、月の美しい夜空も。
 まるで、自分が知っているこの世の美しいもの、愛おしいものを、全てせつなに見せようとしているかのように。
 そんなラブの様子に、ラブがせつなをどれだけ大切に思っているか、あゆみは思い知らされたのだった。

(せっちゃんも、少しずつ慣れてきてくれてるみたいだしね)

 丁寧に模様まで揃えて重ねられた、食器棚のお皿。それを眺めて、あゆみはもう一度、ニコリと笑った。



 四ツ葉町公園の、雑木林の入り口。
 ラブが電話で言った場所までやって来たせつなは、街灯のそばの細い苗木の前にしゃがみこんでいるラブを見つけて、ホッとした。
「ラブ。なぁに? 見せたいものって」
「しっ! ……せつな、まずはこれ、手足に塗っといて」
 小声でそう言ったラブに手渡されたのは、スティック状の小さな容器。蓋を開けると、少しツンとするにおいが鼻をつく。
「何? これ」
「虫よけだよ。そのままだと、あっという間に蚊に刺されちゃうからさ」
 言われたとおりにしてラブの隣にしゃがみこむと、ラブは苗木のてっぺんに見える、小さな影を指さした。

 苗木の一番先端にある葉の陰に、一匹の虫がしがみついている。その背中に、まるで刃物で切ったかのような割れ目が縦に走って、中からちらりと白いものが覗くのを見て、せつなの心臓が、ドクンと跳ねた。
「な、何? あれ……」
「これはね、蝉の幼虫が、今から殻を脱いで、蝉になろうとしているところ」
「……蝉の? これが、羽化、ってこと?」
「ああ、そう言うんだったっけ」
 昨日の本に出ていた写真を思い出しながら、せつなはそっと顔を近づけて、虫の姿を観察する。
 言われてみれば、本に出ていた写真とよく似ていたが、何となく雰囲気が違う。
 当たり前か、と思う。本の知識と現実とが違うのは、この世界に来て、よくわかったことだ。

 幼虫は、時折、前足でぐっと体を持ち上げるようなしぐさを見せる。そのたびに、背中の割れ目が少しずつ大きくなる。そして、中から白い成虫の姿が、少しずつ、少しずつ、外に現れてくる。
 しばらくすると、その白い体に似合わぬ真っ黒な二つの目が現れて、成虫の上半身が、殻から抜け出した。
 成虫が、小刻みに体を震わせる。今度は少しずつ、足を殻から引き抜こうとしている。
 その体が少しずつ反り始め、それと共に、細い足がゆっくりと見え始める。
 突然、枝全体が揺れたかと思うと、成虫の体は完全に仰向けになり、まるで花が開くように、六本の足が完全に殻の外に出た。成虫の体の横には、まだ小さく縮こまった、白い羽も見てとれる。
 やがて、殻から落ちてしまうんじゃないかと思うような、逆さまに近い格好で、成虫の動きが、しばらく止まった。
「休憩中かな」
「多分、これから足で体を支えないといけないから、足がちゃんと固まるまで、待っているのね」
「……せつな、詳しいんだね」
 しばらくすると、固唾を飲んで見守る二人の前で、六本の足が、何かを掴もうとするように動き出した。のけぞっていた体が、少しずつ元に戻っていく。ほどなくして成虫は、その足で自らの殻につかまった。
 六本の足に、ギュッと力が入ったように見える。そのままお腹の部分が、ゆっくりと殻から抜け出る。
 こうして、生まれたてのアブラゼミが、夜目にも白く、その姿を現した。

「きれいね……。これが、朝までにだんだん色がついて、あの、いつも見ている蝉になるのね」
「うん、そうだね」
 ラブがゆっくりと立ち上がる。
「蝉ってさ。変身するんじゃないんだよね。ただ、今までの殻を脱ぐだけ。お日様の下で生きて行くのに必要なものは、もう全部、持っているんだよね」
 ラブはそう言って、まだしゃがみこんだままのせつなに、その右手を差し出す。
 せつなはその手を取って立ち上がると、もう一度、その小さな命をじっと見つめる。
 殻の中で縮こまっていた羽は、もうほとんど伸びて、その背中をしっかりと覆っている。本当にその体が中に入っていたのかと不思議なほど、今は小さく見える抜け殻。成虫とは明らかに、姿かたちの異なる姿。が、その目だけは確かに蝉の目をしていると、せつなは思った。

「あたしね。正直言って、どうしてあたしなんかがプリキュアになれたんだろうって、思うことあるんだ」
 小さな声で、突然そんな話を始めるラブに、せつなは目を丸くする。
 ラブが? どして?
 ラブがプリキュアになれなくて、誰がプリキュアになれると言うのだろう。少なくとも、自分も含めプリキュア四人の中心は、誰がどう見てもラブだ。
「あたし、美希たんみたいに運動神経良くないし、ブッキーみたいに頭が良いわけでもない。いつもドジばっかりで、何の取り柄もなくて。だから、ひょっとして、ピルンはあたしを選んで後悔してるんじゃないかって、思ったりしたんだ」
「そんなこと、あるわけないじゃない!」
 大きな声を上げかけて、せつなは慌てて口を抑える。ラブはそんなせつなに小さく笑いかけて、言葉を続ける。
「そんなときにね。蝉の抜け殻を見つけて、小さい頃、お父さんに見せてもらった、蝉の誕生の場面を思い出したの。そりゃ、あたしたちは変身することで、戦うための力を手に入れるわけだけどさ。でも、あたしが気付いていないだけで、プリキュアになるのに必要なものは、持っていたのかもしれないな、って。だからピルンは、あたしを選んでくれたのかもしれない、って」

 ラブはあくまでも、自分のこととして話をしている。ラブのことだ、実際にそう思っていることは、嘘ではないのだろう。でも、その目は明らかに、せつなに向かって語りかけている。

―――せつなも同じだよ。

 ラブは、そう言いたいのだろう。

 そんなこと、あるわけないと思う。
 この世界に来て、初めて見る人々の楽しそうな笑顔や、幸せそうな家族の姿が眩しかった。自分には手の届かないその光を憎み、任務なのをいいことに、それらを自らの手で壊してきた。
 そんな自分が、プリキュアになるのに必要なものを持っていただなんて。

 でも、その時。

―――あなたにずっと、会いたかった。

 あの時心の中に響いた、あどけない澄んだ声が、せつなにはもう一度、聞こえたような気がした。



「さっ、帰ろ。あんまり遅くなると、今度こそお母さんに叱られちゃう」
「そうね。帰りましょ」
 肩を並べて、公園を出る二人。せつなはふと感じた疑問を、ラブにぶつけてみる。
「ラブ。私が図書館で蝉の本を借りて来たの、知ってたの?」
「えっ? せつな、そんな本借りてたの? 道理で詳しかったわけだよね。でも、なんで?」
 ラブの言葉に、せつなは少しためらってから、静かに答えた。
「蝉って、土の中で長い間過ごして、最後に地上に出て来て、一週間くらいで死んでしまうんでしょ。どうしてわざわざ土の中から出てくるのか、それが知りたかったんだけど……。本にはそういうことは、あまり載っていなかったわ」
「そりゃあ、きっと太陽の下で、思いっきり鳴いて、思いっきり飛び回りたいからだよ!」
 ラブが確信に満ちた表情で、力強く言い切る。
「だって、なんだかすっごく楽しそうじゃない? 蝉の声って」
「そう言われれば、そうね」
 ラブが言うと、本当にそう思えてくるから不思議だ。そう思うせつなに、
「それにさ」
と、ラブは言葉を続ける。
「地上に出て、一週間くらいで死んでしまうのに、蝉ってあんなに真剣に、自分の殻から出てくるんだよね。蝉がどうしてそんなことをするのか、誰が……っていうか、何が蝉を、ああいう一生を送る虫にしたのか、それはわからないけど……。でも、その一週間のために、あんなにきれいで、神秘的な儀式を準備する自然って、あたしは凄いと思うな。なんか、大切なのは時間の長さじゃなくて、その一瞬一瞬なんだ、って教えてくれてるような気がする」

「大切なのは、その一瞬一瞬……」
 ラブの言葉を、噛みしめるように繰り返しながら、せつなは思う。
 この世界で過ごす、楽しく満ち足りた毎日。それが幸せであればあるほど、いつか終わってしまうんじゃないかと、恐れている自分がいる。でも、そんな先のわからない未来に怯えて、今の幸せを不幸に変えてしまうなんて、そんなのきっと、間違っている。
 終わってしまうことを恐れるのではなく、ずっと続いていけるように、今を精一杯頑張ろう。
 蝉が、全身全霊を込めて命の歌を歌い、大空の下を力強く飛び回るように、一瞬一瞬を、精一杯生きていこう。
 そう心に誓いながら、せつなはラブに向かって、晴々と笑ってみせた。

「そう言えば、ラブ」
 商店街に差し掛かったところで、せつなはもうひとつ感じた疑問を、口に出す。
「ここ二、三日、やたらと忘れ物を取りに戻ったり、夕方になってから出かけたりしてたのって……」
「たはは~、バレたか。四ツ葉町公園にならいると思って、蝉の幼虫、探してたんだ。お陰でずいぶん、蚊に刺されちゃった」
 道理で虫よけまで準備するほど、用意周到だったわけね。そう心の中で呟きながら、そうまでして、自分に命の神秘を見せてくれようとしたラブの気持ちに、せつなは胸があたたかくなる。

「ありがと、ラブ」
「えへへ」
 せつなの明るい笑顔を、心から嬉しく思いながら、ラブは笑う。

(明日は早起きして、せつなに朝焼けを見せてあげたいな。今日の夕焼け、とってもきれいだったから、きっと明日はいい天気だもんね。早起き出来たら! いや……早起きして、だよね……)

 最後の方はちょっと詰まりながらもそう自分に言い聞かせ、ラブはせつなの隣から、不意に駆け出す。
「せつなっ!家まで競争しよっ!」
「私に勝てると思ってるの?」
 ニコリと笑って、ラブの後を追うせつな。
 さっきよりも明るさを増した三日月が、二人をやさしく見守っているような、そんな夏の夜だった。

~終~
最終更新:2013年02月16日 17:23