「プレゼント」/黒ブキ◆lg0Ts41PPY




「後で、部屋に来てくれる?」
プレゼントがあるの。
そう、せつなに、はにかんだ上目遣いで見られてドキドキした。
部屋なんて言われなくても毎日行ってるんだけど、あんな顔見せられたんじゃ
いやが上にも期待してしまう。何なんだろ?プレゼントって。


夕飯後、約束通りせつなの部屋へ。
もうお風呂も済ませたはずなのに、せつなはいつものワンピース姿。
とっくにパジャマ姿のあたしはベッドに腰掛けて、せつなの様子を窺う。
なんか……、もじもじしてるし。


「ねぇ、プレゼントって?気になっちゃうよ。」
つい、我慢できずにあたしから聞いちゃう。せつなから言うのを待とうと思ってたのに。




「……うん…、これ…。」




せつなはあたしの前まで来ると、ゆっくりスカートをめくりあげる。



その場で鼻血を吹かなかった自分をほめてやりたい。
目に飛び込んで来たのは……



極端に布の少ない深紅のおぱんつ。横を細い紐で蝶結びにしてある。
白い肌と深い赤が絶妙のコントラストで、こう言うの、何て言うんだろ?
挑発的?いや…扇情的?


せつなは熱っぽく潤んだ目であたしの様子を窺っている。
ほっぺが赤い。精一杯、『恥ずかしいけど頑張ってみたわ!』と言う風情だ。
いやいやいや、これはこれは……。


思わず手を伸ばして、下着の縁をなぞるように指を這わせる。
せつなが、ぴくっと震える。




「…………ほどいて…」



その場で倒れなかった自分をほめてやりたい。
せつな、あたしを殺す気?


這わせていた指を、横の頼りない紐に伸ばし、ゆっくり引っ張る。



しゅるん…と微かな衣ずれの音。はらりと小さな布切れが落ち、
せつなの下腹部が露に……



と、思った瞬間、せつなはめくっていたスカートをぱっと下ろし、



「ふふふ、おしまい。……これがプレゼント。」



そんなぁ、それはないよ!



あたしは座ったまませつなを抱き寄せ、スカートの中のおしりをなでまわす。
たった今、下着をとってしまったんだからもちろん生肌。
うん、相変わらずスベスベ…。



「プレゼント、って事はさ。さっきのはラッピングでしょ?」
あんな事しといて、それだけで済むと本気で思ってんの?この子。



「……ほら、おいで。」
あたしはベッドに深く腰を掛け直し、あたしを跨がせるように
せつなを膝立ちにさせる。


……くちゅ……



腿の間を探ると、すでにぐずぐずに潤んでいる。



「ねぇ、まだあたし何もしてないよ?何でこんなになってるの?」
あれでおしまい、なんて本気じゃないよね?
せつなは目を伏せて真っ赤になってる。
あたしはせつなの羞恥を煽るようにわざと音が出るよう指を前後させる。



「あっ、あっ…ラブ!…んんんっ!」
敏感な突起はすでにぷっくりと勃ち上がり、震えながら刺激が与えられるのを
待ちわびている。
それに愛液を塗りつけるように、くりくりと指の腹でなでまわす。



「あぁあっ!…っダメ!それダメ…あっあっ…やめてぇ!」
ダメじゃないでしょ?せつな、これ大好きだもんね。
涙を浮かべながら、イヤイヤをするように首を振るせつな。
すごい、えっちな顔してる。



「ラブぅ…お願い…、電気…消して……ぁん、んっ!」
それには答えず、中指と人差し指をせつなの入り口にあてがう。
つぷっと言う手応えと共に指が飲み込まれる。
空いてしまった突起は、今度は親指で弾くように刺激する。
電気?消さないよ?だって、こんな明るいとこで、
せつなが可愛い顔見せてくれるなんて滅多にないもん。



「やぁああん!はぁっ!ダメっ…ダメなのっ!やぁっ…めぇ…ラブっ!ラブぅ!」
んん?もうイッちゃいそうかな?今日は随分早いね。
あたしは指を、ぐっと奥まで突き入れ、突起をこねる親指のスピードを上げる。


「ひぁっ……、はぁん…あっあっあっあっ…んっくぅ…」
せつなの腰がガクガクと痙攣し、指が抜けなくなるんじゃないかと
思うほど中がキツく締まる。
熱い体液が奥から溢れ出し、手のひらからこぼれそうなくらいだ。



肩で息をするせつなの両目から涙が一粒ずつこぼれる。


「随分、派手にイッちゃったねぇ。」
少しからかうように顔を覗きこむと、
せつなはあたしの肩に額を擦り寄せてくる。
耳元で、くすん、と鼻をすすり上げるせつな。



「なに?恥ずかしいの?」
言わずもがなだろうに、意地悪く聞いてみる。
せつなは黙ってあたしの首に腕を回してかじりついてくる。




「……ふぅ…ん、……はぁ…」
まだ入れたままの指をゆるゆると掻き回すと、せつなは鼻に掛かった甘えた吐息をもらす。




「………続ける…?」




せつなが肩口でコクンと頷く。




夜はまだ始まったばかり。
最終更新:2013年02月12日 18:51