「myself,yourself」/◆BVjx9JFTno




目が覚めた。



時計を見る。


真夜中。



ラブの唇が、近づく
夢を見ていた。




胸が高鳴ったまま、
引く気配が無い。



ラブは、もう
眠ってしまったかしら。


ラブの体温を、
感じたい。


ラブの側に、
行きたい。


ラブの、ところへ...






突然、景色が
変わった。



アカルンが勘違いしたのか、
気を利かせてくれたのか。



ラブの部屋は、
真っ暗。



布団を、頭から
被っている。



眠っているようだ。




違う。



もぞもぞと、動いている。



私が来たことにも、
気づいていない。



気配を殺し、
耳をすませる。



布が擦れる音。


吐息。



「んっ...んっ...」


時々混じる、声。




何をしているのか、
解ってきた。



ひとりで、慰めている。




聞いてはいけないものを、
聞いた気がする。



戻らなきゃ。



「...つな...」



体が硬直した。



「んっ...せつな...」



私の体が、
びくんと跳ねた。



私を想いながら、
してるの?



吐息が、
だんだん荒くなる。


「はぁ...あっ...せつな...せつな...」



下腹部が、熱くなる。


うるおう、感覚。




息が、詰まりそうになる。
口の中が、乾く。


「せつな...ああっ...せつな...!」


布団が大きく上下し、
その波が、だんだん緩くなる。




「はっ...!」



詰まっていた息が、
出てしまった。



「ひゃっ!」


布団がはねのけられ、
ラブと目があった。


布団の中から出てきた
猛烈な熱気が、部屋を満たす。



「せつな...何で?」



胸をはだけた、パジャマの上。
足首まで降りた、パジャマの下。




「ごめんなさい...私...
 来るつもり無かったけど...」



「見てたの...?」


「...聞いてた」




「せつな...手...」



言われて、気がついた。



私の右手が、パジャマの下に
入り込んでいた。



いつの間にか、私も
自分で触れていた。



手を、引き抜く。



街灯の光が、
少しだけ入る部屋。



濡れた指先が、
光を反射している。



ラブが、微笑む。



「せつなも...同じなんだね」




ラブが体を起こし、
私に向かって、足を開く。



「ほら...あたしの...」



ラブが、
自分で拡げる。



滴る蜜が、光を反射する。



「あたし...まだ足りないよ...」



ラブの指先が蜜をすくい、
上にある突起に塗り拡げる。



ラブの吐息が、
また激しくなる。



「ねぇ...せつなのも...見せて」



部屋の熱気と、
ラブの吐息。



正気でいられるわけが、
なかった。




ラブのベッドに、
のぼる。



パジャマと下着を脱ぎ、
ラブに向かって、足を開く。



自分で、拡げる。



「はぁっ...せつなも...すごいよ」



体が、ゾクゾクと震える。


私のそこも、
歓喜するように震える。




左手の指で、
そこを舐る。



右手で、パジャマの
ボタンを外す。



尖りきった先端が、
愛撫を求めるように飛び出す。



指で、円を描くように触れる。



「んぅっ...!」


思わず、声が漏れる。



「あはっ...そうするのが好きなんだ...」
「いや...言わないで...」




しているラブを、見る。


している私を、ラブに見られる。




ふたつの吐息が、重なってきた。


「ラブ...ラブ...私...!」
「せつな...あたし、またっ...!」



ふたりの腰が、不規則にうごめき、
大きく跳ねる。



声にならない声が、重なる。




頭の中が、真っ白。



恥ずかしいはずなのに、
それ以上に、体が求めている。



止まらなかった。



ラブを押し倒し、
反対向きにのしかかる。



「はぁっ...せつな...積極的っ...」



また体が震え、
滴るのが、解る。



腰を落とし、押しつける。



ラブも唇を押しつけ、
激しく吸い付いてくる。



私も、ラブの泉に
顔を埋める。



舌でかき回し、
吸い合う。



夢中で、貪り合う。



お互いの腰をしっかりと抱き留め、
何度も、何度も達した。




空が白みかかっていた。



向き合って、寝転がる。


汗にまみれ、乱れた髪を
梳き合う。



「ふたりの方が、ずっといい...」
「そうね...」



次の夜までは、姉妹のような、
双子のような、友達。



私たちは、友達に戻る前に、
息が苦しくなるくらい、唇を押しつけ合った。