【月明かり:Moonshine】/◆BVjx9JFTno




人の気配を感じて、私は目を覚ました。
月明かりが部屋に差し込んでいるため、まだ夜中だろう。


顔のすぐ近くに目を閉じたラブの顔が横向きに見えて
驚いたが、まだ目だけ覚ました状態で体を動かしていないため
ラブは気づいていないようだ。


横向きになったラブは目を閉じたまま、少しずつ近づいてくる。
目が覚めたばかりで状況が理解できていない。
寝ているのかな?
でもどうして横向きなの?
そもそもラブが部屋に居るのはどうして?


考えているうちに、ふわっと、唇に柔らかいものが触れた。
ラブの唇。
やわらかくて、あったかい。


頭がはっきりしてきた。
私は横向きにベッドに寝ていて、ラブがベッドの外に
膝立ちになっている状態だ。


でも、唇に触れているものを認識すると、混乱した。


ラビリンスでは、兵士としての道に振り分けられた者は
格闘以外で他人の体に触れることはほとんどなかった。


イースとしての命を失い、キュアパッションとして転生した後は
力を抜いて、自然な振る舞いが出来るようになった。


そのなかで、ラブを含めたこの世界の人間が行っている
スキンシップがとても心地良いものになってきた。


それにしても...




これは夢?
ラブがどうして私に?




でも...



はっきりとわかった。



これは、



私自身が、したかったこと。



すっとラブの顔が遠のき、ゆっくりと開いたラブの目が
私の目と合った瞬間、倍近くに大きくなったように見えた。


「ちょっ!...起きてた...の?...いやー参ったなぁ...たはー!」


ものすごい勢いで焦るラブ。


「いや、あのね、何か眠れなくて、せつなが起きてたらおしゃべりでも
しようかなーって思って、ベランダから入ってきたの。


でも、せつなが寝ていたから、戻ろうとしたら寝顔があんまり
可愛くて、つい、その...ごめん」


しゅんとなるラブが愛おしくてしょうがない。


「でも...せつなのこと...大好きだから...」


目を潤ませているラブを見て、胸の鼓動が速くなる。




「私も...」と言おうとしたが、声が出ない。
胸がいっぱいだと声って出ないものなのか。
こんな感覚は初めて。



ラブを私だけのものにしたい。
私をラブだけのものにして欲しい。




ひとつ、大きく息をする。



「ありがとう...」


ようやく声が出た。



私は横向きに寝たまま、
ラブの側の掛け布団を持ち上げた。


ラブがはっとした表情で私を見る。
その表情はすぐに泣き笑いのような表情になった。


ゆっくりとラブがベッドの中に入ってくる。
掛け布団を戻し、ラブと向かい合わせに寝る。
今度はラブの顔がまっすぐに見える。
月明かりが薄く差し込んでいるが、ラブの瞳が潤んでいることは
よくわかった。私も多分同じ状態なのだろう。


どちらからともなく、唇を重ねる。


こんなにも、心地良いものなのか。




歯に、ラブの舌が軽く触れた。
どうして良いか解らず、歯を開いた。


ラブの舌が私の口に入ってくる。
自分の舌で、ラブの舌を軽く弾いてみる。
ラブもそれに反応して、私の舌を弾く。


弾いていたお互いの舌はそのうち絡みだし、
激しく、深く、お互いの口内を移動する。


「んっ...んふ...んんっ...ふうんっ...」


二人の息は激しくなり、鼻から息が漏れる。


私はラブの背中に手を回し、ありったけの力で
抱きしめる。ラブも同じように強い力で抱きしめてくる。


胸の鼓動はさらに大きく、激しくなる。
密着したラブの胸からも、鼓動がはっきりとわかる。


舌はさらに絡み合い、口の周りに唾液があふれ出ているが
それすら気にならない。むしろそれが気持ち良い。




ラブが私のパジャマのボタンに手をかけ、
あわただしく外しだした。
私も負けずにラブのパジャマのボタンを外す。
お互い舌を絡めたまま、器用にパジャマを脱がせ合ったので
舌を絡めたまま同時に少し笑った。


パジャマの下は自分で脱いだ。
下着も一緒に脱げてお行儀悪かったが、それどころではない。
ラブも同じように脱いでいたようだ。ベッドの外にパジャマと
下着を乱暴に投げている。


お互い裸になったところで、ようやく唇を離す。
唾液が何重にも糸を引いている。



「ずっとこうしたかった...」
「私も...」



ラブも私も、肩で息をしている。それほど夢中だった。


体が火照っていて暑くなったので、掛け布団をめくった。


お互いの体が月明かりに照らされている。




「せつなの胸、とってもキレイ」
ラブが私の胸に手を伸ばす。
体中に電気が走ったようになり、「んっ」と声が出る。
「かわいい...せつな」


ラブの胸は私より小ぶりではあるものの、良い形をしていて
乳首も小さめだった。指で軽く触れてみる。
「んうっ...」ラブが声を漏らす。
「ラブもとってもかわいい...」


「せつなの先っぽ、どんどん固くなってくるよ...」
「ん..ラブだって...こんなに固いよ...」


いつしか、お互いの乳首を擦り合わせながら唇を重ねていた。
唾液が枕カバーに落ちているが、止められない。
お互いの乳首が擦れ合う度に、私の体に電気が走ったように
ビクっと震える。ラブも同じように震えている。



嬉しい。
今、ラブは、私だけのもの。
私は、ラブだけのもの。




ラブが、私の足の間に足を滑り込ませてきた。
お互いの左のふとももに、お互いの性器が密着する。



「んんうううっ!...」



信じられないような快感が体中を駆けめぐる。



本能に突き動かされるかのように、腰を回して
相手のふとももに性器を擦りつける。


私のふとももから滴り落ちるほど、ラブの性器からは
愛液があふれているようだ。


私の性器も、私が腰を回す度に「くちゅっ...くちゅっ...」と
音を立てている。


熱帯夜も収まり、多少過ごしやすくなった筈の夜中だが
今は猛烈に暑く、部屋中に汗と淫靡な匂いがたちこめている。


ラブは口を離し、私を仰向けにした。
そのままラブが上から私の体中を舐める。
首...肩...乳首...脇腹...臍...


今まで一度も舌はもちろん、手ですら他人に触れさせたことは
なかったため、ラブの舌が這う度に背中を反らせてしまう。
いやらしいことだとは解っているが、ラブから愛撫を受けている
喜びの方が大きい。



「せつな...一緒に気持ち良くなろ...」



下腹部から口を離したラブは、そのまま反対向きになり
私の顔をまたいで体を密着させた。



目の前にラブの性器があった。
月明かりで見るそれは淫靡に濡れ光り、ヒクヒクと動いていた。
ラブの性器からひと筋の愛液が垂れ、私の唇に落ちた。
舐め取ってみる。とてもいやらしく、愛おしい味。ラブの味。


そうしているうちに、体中にもの凄い快感が走った。
「うああああああんっ....!」


ラブが私の性器を舐めだした。
「んふ...せつなの...おいしい」
ラブの舌は時に柔らかく、時に固く、変幻自在に
私の性器を這い回る。


私もラブの性器を口に含む。
「ひゃあっ...すごいよ...」
ラブの体が跳ね上がるが、形の良いヒップに指を食い込ませて
しっかりと掴んでいるので逃がさない。


ラブの性器からはとめどなく愛液があふれ出る。
舐めながら、それを吸う。愛おしい味。全部飲んであげる。


性器の下側の突起が膨らんでいる。口に含む。
「ふううううううんっ!」
ラブの体が痙攣気味に跳ねる。ここがいいのね。


次の瞬間、私の突起も同じように攻められる。
「やあああっ!」
私の体も痙攣気味に跳ねている。私のヒップもラブに
わしづかみにされているため、逃げることが出来ない。
「せつなも...ここがいいのね...」


二人とも汗まみれになり、お互いの性器を貪っている。
「うううっっ....せつな...あたしもう...やばいよ...!」
ラブの体が不自然に波打ち出す。ラブの舌はそれに伴って
いっそう激しく私の性器を攻め立てる。体が浮くような感覚がある。
「んんんっ...私も...何かくる...!」


「んううううううううーーーーーーっ!!!!」


「うああああああーーーーーーん!!!!」


私は不意に突き上げるような快感に襲われ、
頭の中が真っ白になった。


同時に、ラブの体も痙攣し、大量の愛液が
私の顔に降りかかった。



しばらくそのまま、ふたりとも余韻にひたっていた。
目の前にあるラブの性器はいやらしく愛液を垂れ流したまま、
痙攣を繰り返している。



ゆっくりと顔を起こしたラブがこちらを振り向く。
二人で顔を見合わせて軽く笑う。
ティッシュで顔を拭いた後、裸のまま抱き合う。


「ありがとう、せつな」
「私こそ、ありがとう、ラブ」



「くしゅんっ」
「あ、ちょっと冷えてきたね。服着なきゃ、ラブ」
「うん...でもこのままがいいな。せつなとひとつになってる」
「そうね...じゃぁこのまま布団かけて寝ようか」
「うん」




~翌朝~


あゆみ「ラブ!まだ寝てるの!...ってあれ、いないわ。」
「せつなちゃんの部屋かしら...せつなちゃーん、入るわよー」