『Waiting for U』/Mitchell & Carroll
奏「――ねえ、肉球触らせてったら」
ハミィ「嫌ニャ!かにゃで、最近そればっかりニャ!!会うたび会うたび、肉球触らせて、肉球触らせて……」
奏「だって、気持ちいいんだもの」
ハミィ「ハミィは苦痛ニャ!会話もロクにしないで、かにゃでは直ぐハミィの肉球を求めてくるニャ!そんなに肉球に触りたいにゃら、ほかの猫の肉球でも触ってればいいニャ!ハミィじゃなくたっていいニャ!!」
奏「でも、ハミィも気持ちいいって喜んでたじゃない」
ハミィ「最初のうちだけニャ!最近のかにゃでは独り善がりで、全然ハミィの気持ちを考えてくれてないニャ!!」
奏「そんなことないわよ。ほら、ねっ?」
ハミィ「痛いニャ!ぜんぜん愛が伝わってこないニャ!!」
ゆかり「あらあら、何を揉めているの?」
ハミィ「助けてニャ!ハミィは襲われてるニャ!!」
ゆかり「よしよし(撫撫)」
ハミィ「ニャプ~♡」
奏「(ハミィ、お腹を撫でられてあんなに気持ちよさそうに……私、ハミィの肉球にばかり目が行ってて、全然気が付かなかったわ……)」
ゆかり「可愛い子猫ちゃん。そうそう、マカロンがあるのよ。よかったら食べにいらっしゃる?」
ハミィ「行くニャー♪」
奏「(マカロン……私、カップケーキばかり与えてて、ぜんぜん変化球を覚えてなかったわ……)」
響「――あ、いたいた!奏、探したよ~」
エレン「ハミィを追っていきなり飛び出すんですもの」
アコ「……泣いてるの?」
奏「……ううん!さっ、帰りましょ!今日はマカロン焼くわよ!」
響「へぇ~、珍しい!」
アコ「たまにはいいかもね。じゃないとマンネリになっちゃうから」
エレン「マカロンなら任せて!音吉さんの本によると、マカロンていうのは管状のパスタの総称で――」
おわり
最終更新:2017年03月06日 22:38