もしも・・・ずっと繋がっていられたら/ドキドキ猫キュア




きらら「トワっち・・・ トワっちってば!!」

トワ「うーん」

トワは眠そうな目を開ける

きらら「もう いつまでも寝ていると遅刻するよ」

トワ「きらら? どうして」

きらら「もう いつまで寝ぼけてるの? 早くしないと 本当に置いていっちゃうよ~」

呆れた声でいうきらら。トワはようやく目を覚まします。

トワ「待って下さい 今支度しますわ」

ゆい「おはようきららちゃん トワちゃん」

トワ「おはようございますわ ゆい」

きらら「おっはよ~。はるはるは?」

ゆい「また 忙しいみたいで」

トワ「ふふふ 生徒会長ですもんね」

ゆい「毎日大変そうだけど はるかちゃん とっても生き生きしてるんだ」

きらら「はるはるは相変わらずだね~(笑)」

ゆい「きららちゃんも 今日もお仕事?」

きらら「最近 ますます忙しくなってね も~大変」

トワ「でも きらら とっても嬉しそうですわ♪」

きらら「まぁね♪♪」

ディスピアとの戦いから1年・・・2年生になって はるかは生徒会長になった。 きららも モデルのお仕事を相変わらず頑張っている。

みなみ「ごきげんよう 」

トワ「みなみ ごきげんようですわ」

いつもの丘でバイオリンを弾いているとみなみがやってきた

みなみ「いつ聞いても素敵な音色ね」

トワ「みなみはまた海を?」

みなみ「ええ。少し風にあたりにね」

トワ「受験生というのは大変だと聞きますが 余り無茶はしてはいけませんわよ」

みなみ「ふふふ 心配してくれてありがとう。トワはもう ここの生活には慣れた?」

トワ「ええ。初めは 知らないことばからりで大変でしたけど 今はもうすっかり」

みなみ「それは よかったわ」

トワの嬉しそうな顔を見てみなみも微笑む。他愛もない会話をした後 花壇のほうへ寄ると はるかがいるのが見えます

はるか「は~><」

トワ「はるか?大丈夫ですか」

はるか「トワちゃん。生徒会の仕事で疲れちゃって」

トワ「ゆいから聞きましたわ はるかは頑張っていると」

はるか「みなみさんみたいにこの学園をもっと素敵にする為に頑張りたいんだ♪」

トワ「はるかならきっと出来ますわ(微笑)」

アロマ「生徒会の仕事で疲れてるのに花壇の手入れだけはいつもしっかりしてるロマ(呆れ)」

はるか「もっと もーっと素敵にしたいんだもん」

トワ「ふふふ(笑)」

はるかと別れてトワが第二生徒会室に行くと ゆいが絵を描いていました

トワ「ゆい 今度は何を描いていますの?」

ゆい「パフちゃんの絵を描いていた所なんだ♪」

パフ「パフ~♪」

トワ「まぁ よかったわね パフ」

パフ「パフ~♪」

ゆい「うーん」

トワ「どうかして?」

ゆい「何か足りないなぁ・・・そうだ! ねぇ トワちゃん パフちゃんを抱いてこの椅子に座ってくれない」

トワ「こ、こうですか?」

ゆい「これだ!!」

トワ「ゆい?」

ゆい「トワちゃん このまま絵のモデルになって」

トワ「それは構いませんけど」

ゆい「ありがとう」

それからしばらく ゆいが絵を描き終わるまでトワはじっとしていました。

トワ「ふ~ じっとしているのは疲れてましたわ・・・でも ゆいが喜んでくれてよかった。」

ゆいと別れてトワは部屋へ戻りました

トワ「きらら?」

部屋に戻ると誰もおらず 静まりかえっていました。

トワ「きらら 今日も仕事 忙しいのですね・・・」

トワ「今日も楽しかったですわ・・・ 明日は何をしましょう」

ゆいの絵は完成するのでしょうか? はるかの花壇を手伝いましょうか? 久しぶりにみなみともゆっくりお話したいですわね・・・

今日の事を振り返り 明日の事を考えて トワはワクワクしていました。

トワ「あら・・・(涙)」

知らずの内に目から涙が流れていました。

トワ「きららはいつ帰って来るのかしら・・・」

部屋で一人きりなのはいつもの事なのに 今日は何故か 不安でした。このままずっと独りぼっちになってしまう気がして トワは 眠れませんでした。

きらら「ただいま トワっち 寝てるかな」

トワ「おかえりなさい」

きらら「うわっ!! 起きてたの? 寝ててもよかったのに 」

トワ「驚かしてしまいましたか」

きらら「ううん。どうしたの 」

トワ「・・・なんだか眠れなかったのですわ このままきららと会えない気がして」

きらら「変なトワっち(笑) 私たちはこれからもずっと一緒じゃん」

トワ「そうですわよね・・・」

きらら「そうだよ(笑)」

トワ「ねぇ きらら もし きららがモデルの仕事で遠い国に行く事になって 私もホープキングダムに帰らなくてはいけなくなったら・・・ やはり 悲しい?」

きらら「え?」

トワ「へ、変な質問をしてしまってすいません」

我ながら変な質問だとトワは思いました。

きらら「うーん。悲しくないっていったたら嘘になるかなぁ」

そんな質問にもきららは迷わず答えます

トワ「きらら」

きらら「やっぱ 大好きな友達と離れるのは 悲しいし 寂しいと思う。でも 世界に羽ばたくモデルになる為なら 私は迷わないよ♪」

トワ「きららは凄いですわね・・・」

きらら「離れていたって 私たちは友達でしょ? 会いたくなったら会いにいけばいい」

トワ「きらら・・・」

きらら「今みたいにずっと一緒でも 離れ離れになっても 私たちは変わらないよ♪」

トワ「そう ですよね」

きららの言葉にトワはホッとしていました。 そして そのまま静かに眠りにつきました・・・

きらら「トワっち・・・トワっち」

トワ「・・・うーん」

きらら「トワっちってば!!」

トワ「きらら・・・?もう学校の時間ですか?」

きらら「はぁ? 何寝ぼけてんの!!」

トワ「・・・」

きらら「今日は一緒に遊ぶって約束だったじゃん。」

トワ「はっ!!」

トワが目を覚ますとそこはきららの家でした。

トワ「花見の後 みんなと別れて きららの家に」

きらら「おーい 目が覚めたかー?」

トワ「もう!きらら どうして起こしてくれなかったんですか><」

きらら「あんまり気持ちよさそうに寝てたからさ 写メっちゃった(笑) いい夢でも見てた?(笑)」

トワ「ええ とってもいい夢でしたわ・・・」

そう・・・とてもいい夢を見ていた気がした

きらら「ふうん」

トワ「ねぇ きらら もし 私たちが離れる事なくて 2年生になっても ノーブル学園にいられたら どうだったんでしょう?」

きらら「きっと 楽しいだろうね はるはるとみなみんとゆいゆいと トワっちと たくさん おしゃべりして 遊んでさ・・・って 今もそうだけどね♪てゆうか 素敵な夢があって 今のほうがもっと楽しいかな♪♪」

トワ「そうですわね(笑)」

夢でも現実でも きららは変わらないとトワは思いました。

きらら「ほらほら 早くしないと 時間が無駄になっちゃうよ」

トワ「待ってください!!」

トワは起きると慌てて支度を始めました。
最終更新:2017年02月20日 23:35