もう一度あなたに会えたなら/ドキドキ猫キュア




キュアップ・ラパパ!私たちは絶対 また会える・・・!! 魔法はかけたから

デウスマストを倒し はーちゃんはラパーパの変わりに世界を守る為にいなくなってしまった。ナシマホウ界と魔法界は遠く離れ みらいやモフルンとも離れ離れになった・・・

これまでなんども危機を乗り越えてきて みんなと ずーっといっしょで・・・だから今度ももしかしたら何とかなるかも知れないって 淡い希望をもっていたりもした

結局は駄目だった・・・今度の今度は本当にお別れで 覚悟はしていたけれど やはり まだ現実を受け入れられなくて 悲しくて 辛くて・・・

こんなに辛く思ったのはいつ以来だろう・・・ 補習最後の日の時かしら。

あの頃はこれが終わればみらいとはもう永遠に会えなくなってしまうんじゃないかってくらい不安で 仕方なかった。

春休みに たまたま出会ってたまたまプリキュアになって 何故か一緒に補習を受けるようになって ただそれだけの出会いだったのに・・・ いつのまにか仲良くなっていた。

ほんとみらいはお節介で 変わり者で 前向きで・・・そんなあなただから好きになったのかも知れない。

みらい・・・大丈夫かしら あの子は意外と泣き虫だから 心配。私やはーちゃんがいなくなって とても悲しんでるかも知れない。でも 強がりな所もあって 優しい子だから おばさま達やみんなに心配かけまいと 無理をしているかも知れない。

こんな時 あなたの側にかけつけることが出来ないのがとても悔しくて悲しい。

遠く離れ 見えなくなるナシマホウ界とみらいを 見ながら リコはそう 思った。


ジュン「リコは まだ勉強かよ」

ケイ「みらいと離れてから リコ 変わったよね」

エミリー「変わったっていうか 昔の頃のリコに戻ったみたい」

ジュン「あいつ 大丈夫なのか」

あの騒動の後からリコはより一層 魔法の勉強に励んでいた。もう一度みらいに会いたい・・・その想いで魔法の勉強を頑張ったり 色々調べていた。

そうする内に いつしか 誰とも話さなくなったし 魔法界のイベントにもほとんど参加しなくなった。

その様子を見てジュン達は昔のリコに戻ったようだと 心配しているようだった。

リズ「リコ 少し休んだらどう」

リコ「お姉ちゃん・・・」

リズ「みんな心配しているわよ あなたが無理をしているんじゃないかって」

リコ「私は 駄目なのかな? こんなに頑張ってるのに・・・ 私には何も」

リズ「あなたには魔法の才能がある 魔法だって上達してる」

元気のない妹をぎゅっと抱き締めながらリズは言います。

リコ「・・・少し 外の空気吸ってくる」

リズ「無理はしないでね」

リコ「・・・」

外に出たのはいつ以来だろう・・・ リコは外を歩きながらそう思った。

フランソワ「あら~珍しいわねぇ あなたが散歩なんて」

リコ「たまにはね 息抜きよ」

歩いていると見知った顔が声をかけてきた 数年たっても その雰囲気は変わらない
仕立て屋のフランソワさんだ

フランソワ「う~ん」

リコ「な、何よ?」

フランソワ「やっぱり 気になるわ~」

リコ「ちょ、ちょっと!?」

フランソワさんはじっとリコを見ると そのまま 自分の店に連れていった。

リコ「いいわよ 私は そんなの」

フランソワ「駄目よ~あなただってもういい年頃なんだから おしゃれくらいしないと♪」

嫌がるリコはフランソワさんに無理矢理コーデネィトさせられてしまった。


リコ「はぁ~・・・」

慣れない格好をさせられて トボトボと歩くリコ。

ジュン「おーい リコ!!」

リコ「ジュン!!」

ジュン「何だよ その格好。珍しくおしゃれしちゃって(笑)」

リコ「フ、フランソワさんに無理矢理させられたのよ」

ジュン「ふーん。中々可愛いじゃん」

リコ「ジュンは相変わらず変わらないわね(呆れ)」

ジュン「リコは変わったよなぁ 3年になってから アタイらとも全く遊ばなくなっちまったし 真面目でガリ勉なのはそのまんまだけどな」

リコ「・・・ ジュンは 平気だったの?」

ジュン「ん?」

リコ「ジュンはナシマホウ界に出るのが夢だったじゃない でも もうその夢も」

ジュン「アタイはまだ諦めてないからな!」

リコ「え?」

ジュン「アタイの夢は今も昔も ナシマホウ界に羽ばたくアーティストさ!! いつか また ナシマホウ界に行けるようになってもいいように 日々アーティストとしてのみがきをかけてる」

リコ「ジュン・・・」

真っ直ぐな 熱いジュンの目を見て リコは
まるで みらいのようだと思った。

ジュン「リコだってそうだろう?立派な魔法つかいになりたいって だから魔法の勉強頑張ってきたんだろ」

リコ「私は・・・」

ジュン「いつまでも くよくよしてたら みらい達に笑われちまうよ(笑)」

リコ「ジュン・・・ありがとう」

リコはジュンと別れて歩きだした。

いつからだろう・・・ 私がこんなに変わってしまったのは ただ みらいに会いたい・・・その気持ちだけでずっと 生きてきた。

魔法も頑張ってきた。でも結局は立ち止まっていた だけかも知れない。みらいと離れ離れになってから ずっと 時が止まったようになっていた。

リコ「ここは・・・」

気がつくと いつの間にか 駅に来ていた。

リコ「昔は よく乗ってたっけ・・・」

かつてはナシマホウ界との往き来に使われていたカタツムリニア。今は魔法界の各地に行くためのものでしかない。

カタツムリニア「カータ カタ」

リコ「・・・」

なにを思ったのかリコはカタツムリニアに乗っていた。別に行くあてがある訳でもないけれど

リコ「キュアップ・ラパパ!氷よ溶けなさい!」

なんとなく 冷凍みかんを買って食べてみる。

リコ「美味しい・・・けどしょっぱいわね また失敗したのかしら(泣)」

最初は下手だったこの魔法もみらいのおかげで上手くなったっけ・・・

食べながら みんなの事を思い出して リコはいつの間にか涙が溢れていた。

リコ「みんなに・・・みらいに会いたい(涙)」

 ・・・キュアップ・ラパパ!

リコ「ふふふ やぁね 幻聴まで聞こえるなんて」

懐かしい 声が聞こえる気がした。

キュアップ・ラパパ!

キュアップ・ラパパ!

キュアップ・ラパパ!

リコ「・・・みらい?」

キュアップ・ラパパ! 会いたいよ・・・リコ・・・

リコ「みらい・・・みらい!!」

気がついたら 飛び出していた カタツムリニアに乗って帰るみらいを追ってきた時のように・・・

リコ「・・・!!」

無我夢中でとんでいった先は よく知っている風景だった。そして よくしる友達の姿を見て リコは掴んだ 初めてあったあの頃のように

リコ「駄目じゃない 気をつけなきゃ モフルンはあなたの大切なお友だちなんだから(涙)」

みらい「リコ・・・ リコ リコ~ 会いたかったよ(泣)」

リコ「私もよ みらい(泣)」

何がどうなったのか分からない・・・でも そんな事はどうでもよかった。だって
大好きな親友に こうしてまた会えたのだから。