おかえり/ドキドキ猫キュア




みらい「はぁ~」

モフルン「お月さまとっても綺麗モフ~」

ベランダに出てお月さまを見ながらモフルンは不機嫌そうなみらいに言った。

さっきまで はーちゃんとリコと三人でお風呂に入っていたみらい。はーちゃんとの初めてのお風呂ではしゃぎ過ぎて のぼせて リコにこってりと絞られた。

はーちゃんはリコと一緒にいる。まだ部屋が完成しておらず 当分はみらいかリコの部屋で過ごす事になるのだが・・・

リコ「みらいだと心配だから 私の部屋がいいわ!」

みらい「え~><」

リコ「自分の事がしっかり出来ない人に はーちゃんを任せられません!」

モフルン「みらいは寝相が悪いから危険モフ~」

リコ「尚更 駄目ね!!」

みらい「そんな~」

と、言うわけで はーちゃんはリコの部屋で暮らすことになったのだ。そんなこんなで みらいは ちょっぴりふて腐れていた。

モフルン「まだ 落ち込んでるモフー?」

みらい「だって~ 私もはーちゃんと一緒に寝たかった~」

モフルン「みらいにはモフルンがいるモフー」

能天気に言うモフルン

みらい「そうだけどさ~ それとこれとは別でしょ?」

モフルン「酷いモフー」

みらい「ごめんごめん、モフルンも大好きだよ」

モフルン「モフー」

機嫌をそこねた友だちをみらいは慌てて抱き締めた。

みらい「本当に綺麗・・・」

そして 月を見て言った。

みらい「リコを見た時のお月さまみたいだね」

モフルン「モフ」

十六夜の月 ナシマホウ界にやって来た魔法つかいさんとの素敵な出会いがあった日の思いでの月。

みらい「リコと出会って モフルンともお話し出来るようになって 今は大きくなったはーちゃんがいる・・・ 私 今 とっても とーってもわくわくしてるんだ」

モフルン「モフルンも わくわくもんモフー♪」

みらい「私ね・・・ リコが帰るって言った時 本当は 不安だった。補習が終わって ナシマホウ界に帰らなくちゃいけない!って なった時と同じ気持ちだった。」

モフルン「・・・」

みらい「あの時 本当はずっとリコの側にいたい・・・魔法界から帰りたくないって思ってた・・・それは無理だって分かってたけど」

モフルン「・・・」

みらい「魔法界に帰るって言われた時も 本当はリコを引き留めたかった。でも リコの気持ちは分かるから それは出来ないって ワガママは言えないって だから 笑顔で見送ろうって 」

話しながら悲しそうな顔をするみらいを心配そうにモフルンは見ていた。

みらい「リコは本当凄いよね 私なんかより 頭がいいし、しっかりしてるし・・・ それに 夢もある」

私には夢もない。あの時 はーちゃんを探す為に わたしには何が出来ただろうか?
ただ闇雲に あてもなく 探し回るくらいしか なかった・・・。リコが魔法を頑張っている間に ただ はーちゃんを待っていることしか出来なかったかも知れないと思うと 悔しく思った。

みらい「はーちゃん 今ごろどうしてるかな・・・」

今だってそう・・・まるで頼りにされていないような気がして みらいはへこんでいた。

モフルン「みらいは元気が一番モフー」

突然 モフルンがしゃべり出す。

みらい「モフルン・・・」

モフルン「みらいは明るくて前向きで それでいいんだモフ!!みんな いつも みらいに元気を貰ってたモフ。みらいがいたから リコもこれまでずっと頑張れたモフ♪」

みらい「モフルン~><」

ぎゅ~

モフルン「苦しいモフー><」

友だちの励ましの言葉に嬉しくておもいっきり抱き締めるみらい。

みらい「ありがとう モフルン!何か元気出てきた!! そうだよね 落ち込むなんてらしくないよね!!」

モフルン「そうモフー」

みらい「わたしね これからもいっぱい いーっぱい思い出作っていきたい 私とリコとモフルンとはーちゃんと四人で」

モフルン「モフルンもモフー」

みらい「これから わくわくもんだね(笑)」

モフルン「モフー(笑)」

さーて 手始めに・・・ みらいはニヤリとモフルンに笑いかけた。モフルンもみらいの考えを理解したように頷いた。



ことは「・・・すやすや」

リコ「ふふふ、よっぽどはしゃぎ疲れたのね♪ぐっすり眠っているわ」

可愛い寝顔を見ながらリコは思った。

あんなに小さかった子がこんなにも成長して プリキュアになった。そして私たちの事を守ろうとしてくれた。

はーちゃんの成長にはびっくりだったけれど 私たちの事を思ってくれている はーちゃんの想いが嬉しかった・・・。

リコ「魔法が凄いのは 正直 ちょっと 嫉妬しちゃうけどね」

はーちゃんには負けてられない・・・もっと もっと 私も頑張らないと!! リコは そう意気込んだ。

ことは「・・・ みらい・・・リコ・・・モフルン・・・ みんな 一緒・・・すやすや」

リコ「はーちゃん・・・」

はーちゃんの寝言にうるっと来てしまうリコ。

リコ「そうね ずっと ずーっと 一緒よ(微笑)」

何より・・・ はーちゃんが戻って来てくれて 本当に・・・本当に よかった。
そう思って リコは ぎゅっとはーちゃんを抱きしめた。

リコ「キュアップ・ラパパ ずっとみんなで一緒にいられますように・・・」

はーちゃんを抱きしめながらリコは呟いた。

リコ「・・・・・・ところで 」

みらい「わくわくもんだ~すやすや」

モフルン「もう食べられないモフ~すやすや」

リコ「なんで 二人がいるのかしら?」

いつのまにか みらいに抱きつかれていたリコ。もともと一人用のベッドに四人で寝るという 窮屈な状態になっていた。

リコ「ずっと 一緒にとは言ったけど・・・ 流石にこれは 無理があるわよ」

みらい「ぐ~・・・ リコ 大好き」

リコ「・・・まったく 仕方ないわね 風邪引くわよ(呆れ)」

リコは起こすのをやめて 二人にも布団をかけた。

リコ「全く 手のかかるお母さん達なんだから」

やれやれと思いつつも リコは少し嬉しそうだった。

はーちゃんがいなくなってとても辛かった。だけど挫けずにいられたのはみらいがいてくれたから。すぐにはーちゃんを探し回る その行動力には敵わないと思った。

決して諦めない あなたのその思いがあったからこそ 私も希望を持ち続けていられた。魔法界に帰ろうと決意出来たのも あなたを信じていたから。

不安もあったけど みらいなら私がいなくてもきっと大丈夫。そう信じていた。
それに はーちゃんの為に必死で頑張ってくれている みらいを見て 私も何か 自分に出来る事はないのかって思ったの。

いつか お別れの時が来るかもしれない・・・だけど

リコ「きっと 大丈夫・・・ だって 魔法をかけたんだから。」

そう言ってリコも眠りについた。

おかえり 終