七夕/ドキドキ猫キュア




みらい「七夕? そういえばもうそんな時期だっけ」

電話越しから聞こえる賑やかな声に
みらいが反応すると リコが答えた。

七夕で はーちゃん達がはしゃいでいるらしく、注意するリコの声に その様子を想像して みらいは微笑ましく思いクスっと笑う。

リコ「まったく 二人は相変わらずなんだから・・・」

みらい「楽しそうだね♪モフルン達も元気そうで安心したよ。」

リコ「まぁね。今日が七夕で二人ともはしゃいでるみたい(笑)」

まるで子供ような二人に リコは少し呆れていた。

みらい「ふふふ。懐かしいね 七夕っていえば あの時の事を思いだししちゃう」

リコ「そうね あの時は本当に大変だったわ 」

二人が思い出しているのは はーちゃんがいなくなった頃の事だった。

その時も丁度七夕の時期で 短冊には
はーちゃんに会いたい!!と強く思う3人それぞれの願いが書いてあって ちょっと切ない七夕だった。

みらい「七夕の神様が 私たちの願いを聞き入れてくれたんだって 思ったよ」

リコ「そうかも知れないわね(笑)」

みらい「ほんと はーちゃんがいてくれてよかったって思ったよ。私、はーちゃんが何処か遠くにいっちゃったらって思うと 凄く辛かったもん」

リコ「それは 私も同じよ それに もし あのまま みつからなかったら 私は魔法界に帰る そうなれば みらいを一人にしてしまう事になるだろうって・・・ 本当はとっても辛かったわ 余計苦しめてしまうんじゃないかって・・・」

今になって あの時の気持ちをついつい吐き出してしまうリコ。そんな事は気にしてない様子でみらいは言います。

みらい「そんなの 平気だよ~。リコの気持ちも分かるし リコの事応援してるから・・・ だから 全然嫌じゃなかったよ♪」

リコ「みらい・・・ちょっとは気にしてくれないと何か寂しい 」

ちょっと期待外れなのか 不満そうな反応をするリコ。

みらい「寂しいくない事はないよ>< 離れていても 私はリコを信じてるからさ。でも 私やモフルンの事を思ってくれてありがとう」

リコ「ま、まぁ その事は そういう事にしといてあげるわ」

照れくさそうにツンデレな態度をとるリコ

みらい「リコも相変わらずだねぇ・・・。ところで そっちはどう?」

リコ「私を誰だと思ってるの 将来立派な魔法つかいになるんだから これくらい 平気よ(笑)」

モフルン「モフルンも一緒だから大丈夫モフー」

ことは「はーちゃんも一緒だよ><」

みらい「ふふふ そうだね リコには心強い仲間がいるもんね♪」

リコ「もう!二人とも><」

みらい達の会話に興味をもったのか 割り込んでくるモフルン達。みらいはそんな二人の様子にまた笑った。

ことは「みらいは? はーちゃん達いなくて 寂しくない?」

心配そうに聞くはーちゃんに みらいは優しく微笑んで答えます。

みらい「心配してくれてありがとう はーちゃんは優しいね♪ でも 大丈夫だよ 私もこっちの生活にはなれたから 助けてくれるみんなもいるしね♪」

ことは「そっか よかったー♪」

みらい「でもね はーちゃん達の元気な声が聞けてもっと元気になったよ。久しぶりに会えるの楽しみだな♪」

ことは「はーちゃんも みらいに会うの わくわくもんだよ♪」

モフルン「モフルンもモフー(微笑)」

リコ「そうね(笑) それにしても七夕の日に再会ってまるで 織姫と彦星みたいね」

みらい「今 織姫と彦星って言いました!? それって何かロマンチック!! う~ ますます リコとの再会が楽しみだよ♪♪」

リコ「もう元気で子供っぽい所は いい歳になっても変わらないんだから」

ずっと会ってない訳じゃないのに・・・と、テンションの高いみらいに 呆れつつ
電話を切るリコだった。

モフルン「みらい すっごく元気そうだったモフー」

リコ「そうね♪流石はみらいってところね・・・ 私も頑張らないと!」

久しぶりに親友の声を聞けて元気をもらったリコ。みらいには強がってああは言ったけれど モフルン達が一緒でよかったと 内心思っていた。

あの時ははーちゃんを探したいと思った一心であんな決心をしてしまったが みらいと離れるのを拒み 躊躇っていたのも事実だ。

だから はーちゃんが戻って来てくれて 色んな意味でホッとしていた。

しかし、まさかこんな事になるなんて誰が思っただろう? 今では みらいとは離れてくらしている。

だけど それはお互いが自分で考えて決めた事だ。立派な魔法つかいになりたい!というリコの夢 そして みらいの押さえきれない好奇心。ジュンがそうであったように みらいもその道を選んだというだけの話だ。

はーちゃんもリコと同じだった。リコと一緒にいることを選んだのも彼女自身の意志であり みらいもそんな彼女の気持ちを尊重し応援していた。二人の事を見守って欲しいと言ってモフルンも置いていった。

リコ「さてと・・・」

まだ みらいがこっちに 帰って来るまで時間がある。時計を見て リコは大学のレポートにとりかかった。