『タコにイカされて』/Mitchell&Carroll




 日曜午前の町民プール――ひと際、目を惹くプロポーションの持ち主・蒼乃美希。
優雅なフォームでエレガントに泳ぐ、その姿には同性からの憧れの眼差しも強い。
そんなオーディエンスの熱い視線をモチベーションに換えながら、
美希は、美容&ボディシェイプトレーニングメニューを黙々とこなすのだった。

 プールの壁にタッチすると、颯爽とゴーグルを外す美希。ノルマの中程までを達成したところで一旦、
休憩を取るようだ。――ふと、違和感を覚えて辺りを見回すと、先程までいた他の利用者たちが、誰一人居なくなっていた。
「あら?あたし、一人だけ?」
不思議な事もあるものだと思いつつ、ハシゴを昇っていくと――

 ――それはプールサイドで、その不気味な目をギョロリと光らせていた。
身の丈8尺はあろうかという巨大なタコ。太い触手を美希の体に絡み付かせ、自分の元へと手繰り寄せた。

「いつかは、いつかはと、狙い澄ましていた甲斐があったというものだわ、美希ちゃん!今日という今日は、
とうとう捕まえたわよ!!」
タコは8本の触手で美希の体の自由を奪い、美希の競泳水着のVゾーンをペロリと捲(めく)り上げると、
中の具をしげしげと観察し始めた。
「う~ん、色といい形といい、とってもイイモノをお持ちなのねぇ~。私は、お芋が好きなんだけど、
 それよりもDANZEN!こっちの方が好みだわ!!さあ、チュパチュパしちゃうわよ!
 吸って吸って吸いまくって、たぁ~っぷり楽しんだら、竜宮城へ連れて行って、囲っちゃおうかしら?」

 ご機嫌なタコは、チュウチュウ、ズチュズチュと音を立て、美希の陰部を吸い始めた。
「い、いやぁぁぁーーーっ!!」
「ん~もう、イヤじゃないでしょ?美希ちゃん!美希ちゃんのワレメちゃんが「吸って吸って」って言ってるわよ~ん?」
美希の体は水泳で十分にウォ-ムアップされていたせいもあって、快感の伝達が早い。引き締まった腹筋や臀部の筋肉が、
快感を全身へと運ぶ。
「そんなにしたら……イッちゃう!……イクッ!イックゥゥーー~~ッ!!」
「もうイッちゃったの?さすがねぇ、美希ちゃん!!」
タコは間髪を入れずに、美希のクリトリスを強烈に吸い上げる。
剥き出しにされている美希のそれは、今や乳首以上に尖っている。
自分でも思わぬ以上の自己主張を強いられ、美希の羞恥心と興奮は高まる。
「あぁん、それ、駄目ぇぇ!!喜んでる……クリちゃん、喜んでるのぉぉ!!」

 8本もの触手を持つタコは、美希の両腕・両足を押さえ、身動きが取れないようにしながらも、
器用に美希の両方の乳房と、腋の下、更には背中までをも同時に愛撫する。
「どう?この8本の触手のカラミ具合は!気持ち良いでしょ?ほら!気持ち良いって言いなさい!
 どうしてガマンするの?ガマンは美容と健康に良くないわよ!!ホントは気持ち良いくせに!!
 自分を曝け出すのよ、美希ちゃん!!さあ、言って!言ってぇぇ!!」
「きっ、気持ち良いーー~~~ッッ!!!」
「そう!そうよ!エラいわ、美希ちゃん!!もっとして欲しいんでしょ、ほらっ!!
――私は知っているわよ。美希ちゃん。美希ちゃんは、イースちゃんが、その体を触手に蝕まれているのを見て、
 ひそかに羨ましいと思ったのよね?心の中で何かが激しく燃え上がったのよね?
 そしてその夜、息を荒げ、体を荒げ、悶々として、なかなか寝付けなかったのよね?
 私はちゃ~んと知ってるのよ、美希ちゃん!知ってるんだから!
 美希ちゃんは確かに、私のことが苦手なようね。美希ちゃんは私を恐れているわね。
 だけどね、美希ちゃん。私は美希ちゃんを快楽の海の底に引き摺り込む自信があるの。
 これはあの日、浜辺で交わした約束なのよ?あの日、腕に絡み付かれた美希ちゃんは、興奮してしまったのよね?
 恥ずかしがらなくてもいいのよ、美希ちゃん。触手に纏わり付かれる快感に、美希ちゃんは目覚めてしまったのよね?
 そして、恐れているのね?乱れ狂ってしまう事を……コントロール出来ない自分を恐れているのね?
 でもね、美希ちゃん!美希ちゃんは、コントロールが効かなくなる事が、自分がカンペキでなくなる事だと
 思っているようだけれども、それは違うのよ!これはカンペキな“美”なのよ!
 カンペキとは、解放することなのよ!美とは、解放よ!自分を解放するのよ、美希ちゃん!
 美とは、自分を解放することなのよ!!!自分を解放することが“カンペキ”なのよぉぉっ!!!!」

 タコの愛撫によって、美希の体はさらにエキサイトする。
「スゴいわ!美希ちゃんの中、キュウキュウ絞まってるわぁ!奥からアツいのが溢れ出てくるわぁぁ!
 美希ちゃん味のおつゆが、ドクドク溢れ出てきて、私の触手、ズポズポニュルニュル、入っちゃうわぁぁ!!」
もうすっかり敏感になってしまった美希の体内で製造される、美希のウェルカムジュース
(made in mktn【lot 1919】)によって、タコの触手の侵入が、より一層、容易になりましたとさ。
そして、タコの愛溢れる言葉によって外された、美希の心の重石。沈められていたものが急浮上する。
「浮いてる……あたし、浮いてるのぉ!!」
それは、水中で感じるものとは、また違った浮遊感。
「美希ちゃん……溺れてしまったのね、快楽の海に!!」

 完全に剥き出しになった美希の心と体に、容赦ない愛が降り注ぐ。
「ずっとイッてるぅ!!ずっとイッてるのぉぉ!!ずっと、ずっとぉぉ!!もっと、も゛っどぉ゛ーー~~~っ!!!!」
いよいよ、タコは最後の仕上げに入る。
「ほらほら、ほぉ~ら!!もっと鳴くのよ、喘ぐのよ、叫ぶのよ!!
 今の美希ちゃんは何?言って!言ってぇぇっっ!!」
「あたし……あたし、カンペキィィィィィーー~~~ッッッ!!!!!!」



 先程から美希の顔にへばり付いて、口元やら耳やら首筋やらを吸っていた小ダコが言う。
「親ビンの番が終わったら、次はアタチが、この自慢のイボイボでチュパチュパしてあげっかんね!
 クリちゃんから、お尻の穴まで、コスってコスってコスりまくって、い~っぱいイカせて、
 美希ちゃんのエッチ汁を、吸って吸って、吸い尽まくってあげっかんね~!!チュウチュウ……」





 了