夢のかたち 2話 ケーキ作り
あぐり「こ こんにちは」
ラッキースプーン 少し緊張した様子で挨拶をするあぐり
レジーナ「やっほー♪ 奏 久しぶり~♪」
レジーナはいつものテンションで堂々と入って行きます。
奏「こんにちは あぐりちゃん♪ 」
響「レジーナも来たんだ」
レジーナ「可愛い妹の付き添いでね(笑)」
あぐり「ケーキが食べたいだけのくせに」
レジーナ「何よ~」
店頭で早速喧嘩を始める二人
響「二人とも落ち着いて」
止めようとする響。保護者的人物がいないせいで 止められません。
と、そこに・・・
アコ「ちょっと!そんなとこで喧嘩されたら邪魔なんだけど」
レジーナ「な、何よ 何か文句ある訳 」
アコ「だから あなた達が入り口を塞いでて 邪魔だって言ってるの! 喧嘩なら他所でやってくれる?」
レジーナ「むぅ~」
あぐり「す、すいません><」
アコに冷たい目で睨まれて流石のレジーナもたじろぎます。あぐりは少しびびっていました。
響「流石 アコ・・・ 強い」
レジーナも黙らせるアコに苦笑いな響
奏「そうね(苦笑) それじゃあ 早速始めましょうか♪」
あぐり「は、はい!」
レジーナ「わたしも ケーキ作る~♪」
あぐり「レジーナ!!これは遊びではないのですよ!!」
レジーナ「何よ いいじゃん ケチ!!」
あぐり「ケチとはなんですか!!いいですか 私は真面目にですね」
レジーナ「あ~もう うるさいわねぇ」
また喧嘩が始まります
アコ「・・・」ぎろ
あぐり「ひっ!」
レジーナ「><」
しかし アコに一睨みされて二人とも黙ります。
響「やれやれ・・・」
エレン「随分と賑やかね」
ハミィ「あぐりとレジーナは響と奏みたいニャ~(笑)」
アコ「そうね 人目を気にせず喧嘩するとことか そっくり」
響 奏「それどういう意味!!」
ハミィ「ハモったニャ♪」
そこにやって来たエレンとハミィ。アコに指摘されて響と奏は揃って突っ込みます。
レジーナ「ねぇ ねぇ 早くケーキ作ろうよ~」
あぐり「だから あなたは・・・」
響「そうだ!みんなで作ろうよ♪そのほうが楽しいし♪♪」
奏「そうね!みんなで作ったほうがもっと美味しくなるし いい考えだわ 流石は響♪」
レジーナ「わ~い♪♪」
あぐり「え・・・ ちょっと それじゃあ 話が違・・・」
響「いいから いいから♪ そうだ!アコもエレンも一緒に作ろうよ♪」
突然の提案に戸惑うあぐり。そんなあぐりを無視して話は進んでいきます。
エレン「うわあ~ 楽しみね アコ♪」
アコ「わたしは 別に・・・」
エレン「え~><」
あぐり「・・・」オロオロ(困惑中)
アコ「・・・・・・ 興味なんかないけど エレンだけじゃ心配だから 参加するわ 」
奏「決まりね♪」
こうして あぐりが戸惑う中 ケーキ作りが始まるのでした。
奏 「すごい あぐりちゃん上手ね♪」
あぐり「そ、それ程でもありませんわ><」
奏に褒められて少し照れるあぐり。
奏「それに比べて・・・」
響「何よ~ 大事なのは気持ちなんだからね!!」
奏「はいはい(笑)」
ハミィ「しょっぱいニャ~><」
エレン「ちょっと!ハミィ 勝手につまみ食いしないでよ! ほんとにしょっぱい><」
ハミィ「セイレーン 砂糖と塩間違えてるニャ~><」
奏「あらあら(苦笑)」
あぐり「た、大変そうですわね・・・」
ケーキ作りに悪戦苦闘中の響達。あぐりと奏は苦笑いして見ていました。
レジーナ「・・・」そろ~り
バシッ!!
レジーナ「いったあ!! なにするのよ><」
あぐり「それはこちらの台詞です!お行儀が悪いですよ レジーナ!!」
こっそりつまみ食いしようとしたレジーナの手をひっぱたくあぐり。レジーナは手を擦りながら涙目で言います。
レジーナ「美味しいかどうか味見してあげようと思ったんじゃない 酷いわねぇ」
あぐり「そんな事言って ただつまみ食いしようとしただけでしょう? 全く・・・油断もすきもありません」
レジーナ「何よ あぐりのケチ!!」
アコ「あんた達も飽きないわねぇ・・・」
あぐり「す、すいません」
レジーナ「また馬鹿にされたー><」
二人の喧嘩にアコは呆れた様子で言いました。
あぐり「うわ~ アコさんも 上手ですね♪」
アコ「別に・・・ たいしたことないけど」
アコのケーキを見て褒めるあぐり。しかし、アコはそっけなく返します。
あぐり「そ、そうですか・・・」
またびびるあぐり。あぐりはアコの事が
少し苦手なようです。
レジーナ「ねえ ねえ ちょっと食べてもいい♪」
あぐり「レジーナ!もう少し 我慢しなさい!!」
レジーナ「まてない」
あぐり「待ちなさい!!」
レジーナ「無理!!!」
あぐり「駄目です!!!!」
アコ「一つくらいならいいわよ」
レジーナ「ラッキー♪」
アコにケーキを貰って嬉しそうなレジーナ
あぐり「レジーナ! ・・・ すみません 我が儘で><」
慌てて謝るあぐり
アコ「別に 大丈夫よ。あなたも大変ね 」
あぐり「まったくです・・・」
呑気にケーキを頬張るレジーナをあぐりは怨めしそうに見ました。
最終更新:2016年03月26日 17:30