10年後の魔法つかいプリキュア/ドキドキ猫キュア




リコ「みなさん おはようございます」

生徒1「あ~ リコ先生 絆創膏(笑)」

生徒2「先生 また 落ちたでしょ(笑)」

リコ「落ちてないし!! あなた達静かにしなさい!!」

生徒3「え~ すっごい派手に落ちてたよねぇ(笑)」

生徒4「教頭先生に大目玉くらってたよねぇwww」

リコ「こ、こほん! とにかく 今日の補習は 魔法のやかんでお茶を入れる事です」

生徒1「やりー 簡単じゃん。」

生徒3「こりゃ 今回は楽勝だね♪」

リコ「ふっふっふ♪ あなた達甘いわよ(笑) 確かにここでは簡単だけど 今回はより過酷な場所で魔法を唱える授業なの と、いうわけで ひゃっこい島に行くわよ!」

生徒4「えー 」

生徒2「ぶーぶー」

リコ「そこ! 文句があるなら失格にするわよ」

生徒1「うわー職権乱用だ 」

生徒3「先生の鬼ー」

リコ「ほら!文句言ってないで さっさと移動するわよ!!」

生徒2「先生ぇ みらい先生がまだいませーん」

みらい「うわー まってー」

リコ「遅いわよ!先生なのに寝坊なんて!!」

みらい「リコ~!!どうして起こしてくれなかったのお~!!」

リコ「何度も起こしたんだけど。いつまでもぐっすり眠ってるみらいが悪いんでしょ!!」

生徒3「先生 早く ひゃっこい島いこうよー・・・」

みらい「今 ひゃっこい島っていいました!?」

リコ「今日はお茶を沸かす課題なのよ」

みらい「なつかし~ 大変だったよね」

リコ「思いでに浸ってないで もう行くわよ!!」

みらい「あ~ リコまってよ~><」

あれから10年・・・ リコは魔法学校の先生になっていた。

中学になってから 不仲になっていた 姉のリズと また仲良くなってからは 姉のような素敵な先生になりたい!!そう思って より一層 魔法の勉強を頑張ってきた。

その念願叶って 姉と同じように先生になったリコ。魔法が下手なのは相変わらずだが 同じく魔法学校の先生となったみらいとともに 日々頑張っていた。

リコ「それではまず 私がお手本を見せます。キュアップ・ラパパ!やかんよお湯を沸かしなさい!・・・」

生徒達「・・・」

リコ「キュアップ・ラパパ! キュアップ・ラパパ! キュアップ・ラパパ!!」

生徒1「先生ー 全然 お手本になりませーん」

リコ「お、おかしいわね 調子が悪いのかしら? キュアップ・ラパパ キュアップ・ラパパ!! 」

みらい「リコ! 私にやらせて♪ キュアップ ラパパ やかんよ お湯を沸かしなさい!!」

生徒達「おおー!!」

みらいが魔法を唱えると すんなりお湯が沸いた

生徒1「さっすがみらい先生」

生徒4「やっぱりすごーい」

リコ「いいから あんた達も さっさと お湯を沸かしなさい!!」

生徒3「うわ~ リコ先生が切れたぞー」

いい所をとられて ムッとするリコ。生徒達は 慌てて持ち場につきます。

みらい「みんな 頑張ってるね♪」

リコ「そうね・・・」

みらい「懐かしいね~ 私達も 中々出来なくて大変だったよね♪」

リコ「私だけ 出来なくて 大変だったわ」

みらい「・・・ リコ 怒ってる?」

リコ「別に 怒ってないし・・・ 勘違しないでよ あれはあくまで失敗例だから!決して失敗した訳じゃないから 計算通りだから!!」

みらい「えっと・・・なんかごめん><」

リコ「どうせ 私は 魔法が下手ですよー・・・ 今だにほうきもよく落ちるし。 補習だって みらい先生だけでいいんじゃないかしら」

ふて腐れるリコ。みらいは必至に機嫌を直そうとします。

みらいは「そんな事ないよ~ リコちゃんは 頭もいいし 魔法だって上手になってるよ! 」

リコ「そ、そうかしら?」

みらい「そうだよ~。私だけじゃ先生なんて出来ないよー。リコがいるから 頑張れるんだよ! 校長先生だって言ってたでしょ? 私達は二人で1つだって。 」

リコ「そ、そこまでいうなら仕方ないわねぇ♪ 全くみらいは 私がいなきゃ 駄目駄目なんだから(笑)」

みらい「リコ大好きー」

リコ「こら、くっつくかないの><」

すっかり機嫌を直すリコ。みらいは喜んで抱きつきます。

みらい「それにしても 相変わらず寒いね~」

リコ「そうねぇ・・・」

みらい「ねぇ ねぇ おしくらまんじゅうしよう♪」

そう言ってみらいはリコにお尻を向けた

リコ「ちょ ちょっとだけよ」

おっしくらまんじゅう 押されてなくな♪

みらい「懐かしいね~ 昔も こうやって三人で暖まったよね♪」

リコ「ええ・・・」

三人 そう言われてリコは少し複雑な顔をする。

みらい「大分 暖まって来たね リコ」

リコ「そ、そうね・・・」

みらい「?どうしたの リコ まだ寒い?」

リコ「ねえ みらい 本当にこっちに来てよかったの?」

みらい「ん?」

リコ「だって あなたは元々この世界の人間ではないし・・・ それに 」

リコにとって みらいが再び魔法の世界に来たのは意外だった。プリキュアとして大変な事にも巻き込んだし みらいの世界にも迷惑をかけてしまった。

それだけでも みらいをこちらに引き込んだ事に 申し訳なく思う・・・。だけど
それ以上に リコは後悔している事があった。

みらい「モフルンはモフルンだよ♪」

リコの思っている事を察しているのかみらいは笑顔で答えた。

リコ「みらい・・・」

その裏表のない いつもの純粋な様子に リコは驚く。

みらい「私ね リコに会えて よかったって思ってる。 プリキュアになれた事も 後悔なんてしてない。 あの頃の思い出は夢のように感じるけど・・・ 私にとって大切な1年だった。」

リコ「・・・」

みらい「プリキュアの戦いが終わった後 プリキュアの力はなくなった。それに合わせたようにモフルンもただのぬいぐるみに戻った。」

リコ「・・・」

みらい「リコは 一生懸命 何とかしようとしてくれたよね 結局無理だったけど」

リコ「ごめん・・・ 力になれなくて」

みらい「ううん。全然 気にしてないよ! リコは私の為に 一生懸命頑張ってくれたんだもん! その気持ちが嬉しかった」

リコ「みらい・・・」

プリキュアの使命が終わって モフルンはしゃべらなくなった。リコはなんとなく感じていたが やはりモフルンに心が宿ったのはプリキュアの力のせいだと思った。

生き物ではないものを喋らせる魔法なんて ない それはリコもよく分かっていた。
例え存在したとしても ただでさえ未熟なリコには何も出来ない。しかし、みらいの悲しい顔をみたくなかった。だから必死で魔法を唱えた。結局はどうにもならかったけれど・・・。

みらいは気にしていなかった。それが嘘ではないのはリコにも分かる・・・ だけれども 力になれない事にリコはとても後悔していたのです。

こんなことならプリキュアになんかならないほうがよかったのではないか?自分とあわなければ みらいがこんな悲しい想いをすることはなかったと リコは責任を感じていました。

最後の最後 何も力になれなかった事にずっと後悔しながら リコは魔法界で生きてきました。そんなリコにとって みらいがまたやって来たのは衝撃いがいの何物でもありませんでした。

みらい「私が また魔法界に来たのはね もう1度 モフルンとお話したかったから」

リコ「!!」

みらい「方法は分からないけど・・・ ないかも知れないけど それでも 私は 諦めたくない!! だから いっぱい いっぱい 魔法の事を勉強して いつか また モフルンとしゃべれるようになりたい!!それが 今の私の夢だよ♪ 」

リコ「・・・」

みらいの言葉にリコはもっと驚く

みらい「それに・・・ しばらく離れて暮らして 分かったの 私はリコが大好き!
リコがいないなんてありえない!」

リコ「私も・・・ 私も みらいと一緒にいたい!! みらいが大好きだから!!」

みらい「今 大好きっていいました!?」

昔と変わらない みらいに リコは潤む。また自分のほうが救われてしまっている そう思った。

生徒2「先生 何してんの?」

そこに水を差すように生徒が声をかけてくる

みらい「おしくらまんじゅうだよ♪」

リコ「あなた達 補習はどうしたの!!」

生徒3「まだ 終わってませーん」

生徒1「だって寒いんだもん><」

生徒4「こんなに寒いんじゃ無理だって~><」

リコ「もう 情けないわね!」

生徒1「先生だって失敗してるじゃん(笑)」

リコ「うるさい><」

みらい「まぁ まぁ。それじゃ みんなでおしくらまんじゅうしようよ♪ 暖まって 補習も上手くいくよ♪」

生徒達「本当! やろう やろう」

リコ「もう!みんなを甘やかさないの!!」

生徒達も加わってにぎやかになるおしくらまんじゅう。やれやれと思いつつリコは思う。

自分がますます魔法を頑張ろうと思ったのも 友達の力になりたかったからだ。
モフルンをもう1度しゃべらせてあげたい!! そう思って頑張って来た。

みらいも同じ事を考えていたと知って 驚いたが嬉しかった。親友の想いを知り リコは その想いを強くもった。いつか 必ず 親友の夢を叶える。

冷たい空気の中 おしくらまんじゅうをしながら リコは そう誓った。

10年後の魔法つかいプリキュア! 終わり