6話 希望のプリンセスと絶望の魔女




トワ「最近・・・夢をみるんです ディスピアが出てくる夢を」

はるか「ディスピアが!?」

トワ「ただの 夢だとは思いたいのですが 何度も何度も 絶望は消えない おまえのせいで 王国は絶望すると 言うのです・・・」

はるか「そんな 夢を 毎晩みるなんて辛いよね・・・」

トワ「気になって 絶望の森に行ったら 嫌な感じがして 森が襲いかかって来て・・・」

震えながら話すトワ。はるかが近寄って肩を抱きます。

トワ「私、何が 起こったのか分からなくて ますます辛くなって みんなに会いたいって 凄く こころぼそくって・・・」

はるか「トワちゃん・・・」

トワ「そしたら キーが出てきて それで・・・」

はるか「私たちの所に来たんだね」

トワ「はい・・・。」

はるか「本当に 辛かったんだね」

トワ「私・・・ 私 みんなに心配かけたくなくて プリンセスだから しっかりしなくちゃいけないのに 自信がなくて(涙)」

とうとう泣き出してしまうトワ。はるかが抱き締めながら 優しく言います

はるか「トワちゃん もう 無理しなくていいんだよ。わたしだって ゆいちゃんだって みなみさんだって きららちゃんだって カナタだって パフだって アロマだって いる・・・ トワちゃんは一人じゃないんだから」

トワ「はるか(泣)」

はるか「だから 一人で抱えこんで 無理なんかしちゃだめ!! みんなも悲しくなっちゃうよ! パフだって・・・」

トワ「パフ・・・ わたくし パフに酷い事を」

はるか「大丈夫・・・ パフもきっと許してくれるよ♪」

トワ「はい・・・」

想いを吐き出したものの まだ不安そうな顔をしているトワに はるかが言います

はるか「もしかして 夢の事?」

トワ「はい・・・」

はるか「確かに 絶望は消えない だけど大丈夫だよ! 夢も消えないから♪」

トワ「はるか・・・」

はるか「どんなに辛い事があったって 夢を思う気持ちがあれば乗り越えられる! 私たちがそうだったように ホープキングダムの人達だってそうだよ♪ それとも トワちゃんは王国の人達を信じてないの?」

トワ「そんな事はありません!」

はるか「それじゃあ 大丈夫だ♪」

はるかに言われて トワは気持ちが少し楽になりました。

トワ「こっちの世界に来て 本当によかったですわ。私はまた はるかに救われました。」

はるか「トワちゃんが 笑顔になってくれてよかった♪」

二人は ゆい達の所に戻って来ました。そして トワとパフはお互いに謝って仲直りをしました。


その夜

ディスピア「・・・今でとは様子がちがうようだな トワイライト」

トワ「ディスピア・・・ 確かに絶望は消えません。」

ディスピア「ほう・・・ とうとう 受け入れたか この 絶望を(笑)」

トワ「ええ。私は 絶望と共に歩く事を決めました。」

ディスピア「どういう事だ・・・」

トワ「絶望は消えません しかし、私たちには夢があります! だから 絶望に負けたりなんかしません。夢がある限り 何度だって 立ち上がりますわ!! ホープキングダムは不滅です!!」

ディスピアに怯える事なく言い切るトワ。

ディスピア「随分な自信だな・・・」

トワ「ええ!だって 私はみんなを信じているもの。私も みんなの信頼に答える為にも プリンセス トワ として 王国を守り続けるつもりですわ♪」

ディスピア「・・・」

トワ「私はもう 絶望から逃げたりしませんわ!!ディスピア、あなたも 夢から逃げるのは いいかげんやめたらどうです?」

ディスピア「何が言いたい・・・」

トワ「あなたは ホープキングダムの絶望から生まれた存在だと言っていた。それは 叶わなかった夢から 目を背け 逃げ続けているものの歪んだ心だと私は思うのです。」

ディスピア「・・・」

トワ「みんなも 前へ進んでいます。勿論 私も。 あなたは いつまで 絶望の中で立ち止まっているつもりですか」

ディスピア「・・・ お前には 関係ない事だ 興が失せた お前には本当にがっかりだ」

そう言うと ディスピアは消えていきました。

トワ「ディスピア・・・」


はるか「もう 帰っちゃうなんて 寂しくなるね」

トワ「急な事だったので 余り長居はできないのですわ」

パフ「また 遊びにくるパフ♪」

ゆい「楽しみだね みんなで集まるの」

トワ「はい♪ きらら達に会えるのとっても楽しみですわ!!」

はるか「私も 楽しみ♪♪」

トワ「あの、大事なお話があるのですが・・・」

別れを惜しみつつ 楽しそうに話す中、トワが真剣な顔で言います。

はるか「何?」

トワ「私、新しい夢が出来たのです。ホープキングダムに学校をつくりたいという夢が」

ゆい「すごいね!」

はるか「素敵すぎるよー♪」

トワ「ありがとうございます。それで もし、よろしかったらですが 二人にも 協力を・・・」

はるか「もっちろん! トワちゃんの為なら なんだってするよ!」

ゆい「はるかちゃん テンション高!? でも 私も トワちゃんの力になりたい!!」

トワ「ほ、本当によろしいのですか!?」

はるか「私達も丁度行き詰まってたっていうか・・・ね?」

ゆい「うん。絵本のいいアイディアになるかも知れないし(笑)」

トワの誘いは 二人にとってもいいことでもありました。

トワ「本当に ありがとうございます!!」

はるか「うん! これから 頑張ろうね トワちゃん♪」

トワ「はい♪」

そうして トワはホープキングダムに帰っていきました。それからは 悪夢を見る事もなくなったようです。 森は相変わらず不気味な感じですが トワは新しい夢に向かって プリンセスとして 日々頑張っているそうです

夢への道 トワ~ver~ 希望のプリンセスと絶望の魔女 終