5話 悲しみのエチュード トワイライトの調べ ~




トワ「・・・はあ はあ 」

ディスピア「 絶望から逃れることはできない 絶望は消えない 」

トワ「ううう・・・」

こちらに来てもトワは悪夢に苦しんでいました。

ディスピア「苦しいか?(笑) 苦しいだろう(笑) それも全てお前が弱いせいだ(笑)」

トワ「私は・・・ 私は・・・」

ディスピア「お前のせいで 王国は絶望する(笑)」

トワ「はあ はあ はあ・・・」

はるか「トワちゃん? トワちゃん!!」

トワ「はる・・・か?」

はるかの声でトワは目を覚ましました。

はるか「大丈夫!? すっごいうなされてたみたいだけど・・・。」

トワ「はぁ・・・ はぁ・・・はぁ」

呼吸が荒く 怯えた顔をしているトワ。
はるかは落ち着かせるように 側に来て手を握ります。

はるか「落ち着いた?」

トワ「はい・・・ 怖い夢を見てしまって・・・ でも もう大丈夫ですわ」

トワは心配させまいと 平気そうな顔をしました。

はるか「・・・ 」

トワ「心配をおかけしました・・・」

はるか「・・・よいしょっと!」

トワ「ちょっと!はるか!?」

突然トワのベッドに入ってくるはるか

はるか「昔ね ももかが怖い夢見て眠れない時 よく こうして寝かしつけてたんだ。」

はるかは そのまま トワを抱き寄せました

トワ「はるか・・・」

はるか「こうすれば トワちゃんも怖くないでしょ♪」

トワ「はい(微笑)」

その夜はトワは何故だか ぐっすり眠れたそうです。



はるか「・・・」~~♪

トワ「素敵な音色。はるか ますます上達しましたね♪」

はるかの演奏を聞くトワ達。美しい演奏にトワは聞き惚れていました。

はるか「そう言われると 照れるな(笑)」

ゆい「本当に 上手になったって みなみさんも褒めていたんだよ♪」

パフ「はるかはずっと バイオリン続けてるパフ?」

はるか「うん。プリンセスレッスンの一環ってのもあるけど 花と同じくらい バイオリンも好きになったから。それに 演奏してるとね トワちゃん達と繋がってるって気もするんだ♪」

パフ「トワ様と同じパフ♪」

はるか「そうなの!?」

トワも同じだったと知り 嬉しそうなはるか

トワ「ええ。バイオリンを弾いて はるか達との思い出を よく思い出していましたわ・・・」

ゆい「はるかちゃんも トワちゃんも似た者同士だね(笑)」

はるか「トワちゃんの演奏 久しぶりに聞きたいな♪」

はるかにバイオリンを手渡され トワは弾きます

トワ「・・・」~~♪

ゆい「やっぱり 綺麗な音色だね♪」

パフ「パフも 大好きパフ♪」

はるか「うん 昔と変わらない トワちゃんの音色・・・でも」

トワ「はるか?」

確かに いい演奏です。でも・・・ はるかは思いました。

はるか「悲しさを感じる」

トワ「・・・」

パフ「カナタ様もそう言ってたパフ!」

ゆい「そうなの?」

パフ「トワ様は悲しいからって言ってたパフ」

トワ「みんなの事を思い出してそう感じる時があるだけで・・・ たいした事では」

パフの発言に動揺するトワ。はるかの発言で更に戸惑います

はるか「トワイライト・・・」

トワ「えっ?」

はるか「まるで トワイライトの時の演奏みたいだった。素敵な演奏だけど 何か 寂しそうな演奏・・・ 私には そう 感じた」

トワ「・・・」

はるか「ごめんね なんか嫌な事 思い出しさせちゃったみたいで><」

トワ「大丈夫・・・ですわ」

大丈夫 そう言うものの、トワは複雑な心境でした。

ゆい「ねぇ・・・ トワちゃん 何かあったの?」

トワ「ゆ、ゆいまで 一体どうしたのですか?」

ゆい「それは こっちの台詞。トワちゃん 元気ない感じだったから・・・。ここに帰って来た時も様子 おかしかったよね」

トワ「・・・」

心配するゆいに 何も言えないトワ 堪りかねてとうとうパフが言います

パフ「トワ様は 最近 元気ないパフ!」

トワ「パフ!!」

パフ「悪い夢も何回も見てて辛そうだったパフ・・・」

はるか「トワちゃん 王国で何かあったの?」

トワ「別に 何もありません!」

パフ「トワ様は 無理してるパフ>< 本当は はるか達にあえなくてさびし」

トワ「分かったような事を言わないで!! 」

つい、パフに怒ってしまったトワ

トワ「あ・・・」

パフ「トワ様・・・」

トワ「も、もう 放っておいてください><」

はるか「トワちゃんまってー!!」

居づらくなってトワはその場を逃げるように去ってしまいました。はるかが慌てて追いかけます。

パフ「トワ様を傷つけてしまったパフ メイド失格パフ><」

ゆい「そんなことないよ。パフちゃんは トワちゃんを心配して 私たちに話してくれたんでしょ?」

パフ「パフ・・・」

ゆい「きっと トワちゃんにもその気持ちは伝わってるよ」

そう言って パフを抱き上げて優しく撫でながら話すゆい。

パフ「ゆい」

ゆい「トワちゃんなら大丈夫。はるかちゃんがいるから」

パフ「パフ」

心配しつつ パフは頷きました。


はるか「トワちゃん まって!!」

逃げるトワの手をつかんで止めるはるか

トワ「・・・」

はるか「トワちゃん 何で悩んでるのか分からないけど・・・ これだけは言わせて。一人で抱えこまないで!」

トワ「・・・」

はるか「トワイライトの演奏が悲しい感じなのは トワちゃんの辛い気持ちが 演奏に表れていたからじゃないかって 私は思うの。」

はるか「だから 今のトワちゃんも トワイライトみたいに 辛い気持ちを抱えこんでいるんじゃないかって」

トワ「最近・・・ 夢を見るんです」

覚悟を決めたようにトワが口を開きました。