『エレンのギター講座~セイラのE.ギター講座』/Mitchell&Carroll




エレン「みんな、集まったわね?じゃあ、そろそろ始めましょうか」
ハミィ「セイレーンのギター講座、始まり始まりニャ~パチパチパチ☆」
うらら「わたし、アコースティックギターって持ったの初めてです!意外と軽いんですね~!」
はるか「なんか、シブくて素敵~♪」
ひめ「うぅ~、緊張するな~」
エレン「わかんないコトがあったら、何でも質問してね!」
はるか「あたし、前にちょっと弾いてみたことがあるんだけど、“Fのコード”が弾けなくて挫折しちゃったんだ……」
エレン「ああ、あんなモンはね、弾けなくたっていいのよ。初心者がいきなり弦を6本も
    押さえられるわけないでしょ?まずは2つの音の和音からよ」
???「ギュオワァ~~ンギュイギュイギュイ~~ッッ!!」
うらら「何ですか?このカッコイイ音は??」
ハミィ「あっちで何かやってるみたいニャ。え~っとニャニニャニ?“セイラのエレキギター講座”?」
ひめ「この音、ヤバヤバイよ!!」
はるか「あたし、あっちの講座、受講してこよーっと!」
うらら「あたしも~!」
エレン「え…あの……」
ハミィ「みんな行っちゃったニャ……」

セイラ「じゃあ、デモ演奏も終わったところで、講座を始めるぞ!」
エレン他「はーい☆★」
セイラ「私はドリームアカデミーの音城セイラ!よろしく!!(ギュイーーン)」
ハミィ「いちいちカッコイイニャ」
セイラ「まずはアンプをガンガンに歪ませて、エフェクターでバリバリにドライブさせて、
    ギュインギュイン弾いちゃって!!」
うらら「テクニックとかは後回しなんですね?」
セイラ「そうだ。初心者がいきなりFのコードとか押さえられるわけがないからな」
ハミィ「セイレーンと同じこと言ってるニャ!」
セイラ「まずは音を体感することだ!!」
うらら「(ギュイギュイギュオワギュオワギュワワ~~ン!!)」
はるか「(ギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!)」
ひめ「ギューンギュッ……ギャッガギャッガリガリ)」
キュアビート「(ギャーーン!!)」
セイラ「一人、問題児がいるな」
キュアビート「きっとひめのことね。途中でピックを落として、歯で弾いたりするからよ」
セイラ「いや、彼女じゃない。それに、歯で弾く人は昔いた。その人もある意味、問題児ではあったが……」
ハミィ「問題児ってのはたぶん、セイレーンのことニャ」
キュアビート「私のどこに問題が?ひょっとして、このスカートのフリルの多さが問題なの?」
セイラ「もう一度、音を出してみてくれ」
キュアビート「(ギャーン)」
うらら「髪の毛を撫でただけで……」
ひめ「非っ常~にアグレッシブな音が……」
はるか「どーなってるの……?」
セイラ「どうなっているんだ?それは」
ハミィ「どーなってるニャ?」
キュアビート「どーなってるのかしら?これ(ギャーン、ギャーン、ギャーン……)」


F.O.
最終更新:2016年02月21日 02:58