最高のプレゼント 中編/ドキドキ猫キュア




きらら「ふぁ~ おはようトワっち」

トワ「おはようございます・・・」

きらら「大丈夫?何か顔色悪いよ」

元気のないトワを心配するきらら

トワ「平気ですわ 少し寝不足なだけですから・・・」

きらら「余り無理しちゃ駄目だよ」

トワ「ええ。」

はるか「ごっきげんよう♪」

きらら「ごきげんよう」

トワ「ごきげんよう・・・」

ゆい「ごきげんよう トワちゃん 昨日は大丈夫だった?」

トワ「ええ。みんなにも心配おかけしましたわ もう大丈夫ですから・・・」

はるか「本当に?何か悩みがあるんなら・・・」

トワ「大丈夫、なんでもありませんわ」

きらら「・・・」

みなみ「・・・ねぇトワ」

トワ「ゴホッゴホッ」

はるか「トワちゃん風邪?そういえば顔色悪いよね・・・ 」

トワ「実は昨日余り眠れなくて・・・ ゴホゴホ」

ゆい「大丈夫!?」

咳き込むトワをゆいが心配します。

トワ「少し咳きが出るだけですわ」

バタン

はるか「トワちゃん!?」

きらら「トワっち!!大丈夫!?」

ゆい「きららちゃん 落ち着いて><」

アロマ「どうしようロマ!!どうしようロマ><」

はるか「トワちゃん><」

パフ「トワ様しっかりパフ><」

みなみ「みんな落ち着きなさい!!」

突然倒れるトワ パニックになるみんなをみなみが一喝し その場を収めました。

みなみ「お医者さんはただの風邪だとおっしゃっていたわ 最近急に寒くなったんで 体調を崩したんだろうって」

薬が効いて今は落ち着いている様子のトワ はるか達も一安心していました。

後は私がしっかり面倒みるから みんなも今日はもう休んで きららにそう言われて心配しつつもはるか達は部屋を後にします。

トワ「・・・」

きらら「風邪だっていってるけど 調子が悪いのは きっと私のせいだよね・・・」

今は眠っているトワを見ながらきららは申し訳なさそうに思いました。



みなみ「トワは大丈夫かしら?」

ゆい「心配ですよね」

はるか「トワちゃん ただ体調が悪いだけじゃないと思うんです ここ最近 なんか
様子がおかしかった」

みなみ「そうね。なんでもないと言っているけど きっと無理をしているのだと思うわ」

はるか達もトワの様子がおかしい事を気にしていました。

ゆい「そういえば・・・ きららちゃんが留学するって話を聞いた後ぐらいからだよね トワちゃんがおかしかったの」

思い出してゆいが言います。

はるか「・・・やっぱり 寂しいのかな? きららちゃんとお別れするの 私もそれは同じだけど」

ゆい「トワちゃんは特にきららちゃんと仲がよかったから きっと私達よりも辛いのかもしれないね」

みなみ「そうね・・・」

それもあるだろうけど みなみはまだ何か気にしているようでした。

はるか「もうすぐトワちゃんの誕生日ですよね・・・ よしっ! みんなで最高の思い出にしよう♪♪」

ゆい「きっと 喜ぶね トワちゃんも きららちゃんも♪」

みなみ「そうね(笑)」

きららとのお別れを悲しむトワを少しでも元気にする為に、はるかは最高の誕生パーティをしようと張り切っていました。



きらら「そっか・・・ きっとトワっちも喜ぶよ はるはるらしいね♪ところで こんな所に呼び出してどうしたの? そんな事を伝えにきた訳じゃないよね」

みなみ「・・・」

次の日 トワの事ははるか達に任せて みなみは 二人きりで話をしたいと きららを近くの海辺に呼び出していました。

きらら「みなみんの夢の悩みを聞いた時以来かな 二人っきりで話すの」

みなみ「・・・きららは 気づいているんじゃないかしら トワの事」

きらら「私がいなくなるのを寂がってるって事?それとも・・・」

みなみ「トワは もしかしたら」

きらら「この戦いが終わったら ホープキングダムへ帰るつもりじゃないかな」

顔色一つ変えずにきららがいうと やっぱり・・・と みなみは言いました。

きらら「みなみんも気がついてたんだ」

みなみ「なんとなくね・・・ 」

きらら「トワっちはきっと 夢に向かって進もうとする私を見て 決意したんだと思う」

みなみ「だとしても それはトワが考えて決めた事よ きららが気にする事はないわ」

少し責任を感じている様子のきららにみなみが言います。

みなみ「きららはどうしたいの?」

きらら「トワっちがそう願っているのなら 止めないよ! はるはる達もきっと応援するよね」

みなみ「そうね・・・」

きらら「私達に出来るのは 少しでもトワっちの苦しみを和らげてあげる事だよ・・・ だからこれから 出来るだけ沢山 いい思い出をつくってあげたい・・・つくりたい!!」

みなみ「仕事を復帰しないのはそういう理由もあるのかしら(微笑み)」

きらら「・・・みなみんには敵わないね」

確かに自らの意志で謹慎していたし、ボアンヌのスカウトもあったが 別に残りの期間に仕事をしてはいけない訳ではない
。でも きらら自身がそれを断っていた。

やはり彼女なりのけじめ的なものもあるのだろうが、残り少ない時間を出来るだけみんなと過ごしたい・・・そういう気持ちもあるからだろうと みなみは気づいていました。

きらら「・・・そうだ!誕生日の事だけど」



トワ「・・・」

きらら「おはようトワっち」

トワ「おはよう 」

きらら「調子はどう?」

トワ「大丈夫ですわ・・・」

きらら「熱はもうないみたいだけど まだ無理はしちゃ駄目だよ」

トワ「わかりましたわ・・・」

きらら「まあ、今日はなるべく早く帰ってくるつもりだけど 何かあったらはるはる達に言うんだよ? 絶体無理は駄目だからね!」

トワ「もう!こども扱いしないで下さい><」

幼い子供を扱うようなその態度にムッとするトワ はいはい、ときららは行ってしまいました。

しかし、トワはまだ きららの言葉に二つの意味がある事を理解していませんでした。

トワ「・・・・・・」

大分回復はしているものの、まだかったるさは残っているトワは おとなしくベッドで寝ていました。

はるか達が何かしているらしいのが気になりますが 今の彼女の気持ちとこの体調では つっかかる気分ではありませんでした。まあ、幸いはるか達にとっては都合のいい事なのですが

トワ「・・・はぁ」

ため息をつくトワ こうも静かだと 色々な事を考えてしまいます。体調が悪いせいか
余計 寂しい気持ちが大きくなって 孤独を感じ 嫌な事ばかり考えてしまいます。

トワ「・・・(涙)」

そしてまた、トワは涙を流していました
そっと優しい手に撫でられた気がトワはしました。

トワ「・・・ん」

それからしばらくトワは眠っていました。外を見ると夕方になっていました。

みなみ「あら、起きていたのね」

トワ「みなみ」

みなみ「大丈夫?」

トワ「ええ、おかげさまで」

心配してくれたのかみなみが側にいました。

みなみ「そろそろかしら」

トワ「?」

みなみ「たてる? ゆっくりでいいわよ さあ、行きましょう みんな 待ってるから♪」

何の事かわからないトワはみなみに手を引かれるまま、何処かへ向かいました。