140文字SS:Go!プリンセスプリキュア【2】


1.ステラの微笑み(26話より)/一六◆6/pMjwqUTk


「残念。今日はキャンセルだって」

溜息と一緒に零れた笑みに、マネージャーが怪訝そうな顔。

(ごめん、ママ。今夜はあたし、トワっちに付いてなきゃ)

きららの声が蘇る。

新しい友達に会うのがますます楽しみ。
ここは拝み倒さなきゃね。

「お願い!もう一日オフ頂戴。今夜は私の手料理、ご馳走するから」


2.『何度も言わせないで』/Mitchell&Carroll


トワ「あの、わたくし...その......実は、全然泳げませんの!!」
はるか「......え?」
トワ「泳げませんの...」
みなみ「もう一度言って?」
トワ「泳げませんの!」
きらら「なんて?」
トワ「泳げませんのっ!!!」
ゆい「およ...なに?」
トワ「聞こえてるでしょ!?」


3.◯◯のプリンセス/ドキドキ猫キュア


咲き誇る星のプリンセス!キュアプラム

はるか「すごーい!他のキーでも変身できた♪」

きらら「星ってそっちのほし!?」

深紅の海のプリンセス キュアブラッド

ゆい「深紅の海ってそういう・・・」

みなみ「・・・」

トワ「なんかごめんなさい」


4.「8月30日の絵日記」/一六◆6/pMjwqUTk


白いページの上で絵筆が止まる。

(何を描こう)

一枚じゃとても足りない。
お城のゼツボーグを見上げ、それぞれの決意を固める五人と二匹。
プリンセス・パレスを囲んでの、神々しいまでの変身。

(そして……)

ゆいの瞳が僅かに潤む。

身を挺して自分を守ってくれた、キュアスカーレットの凛とした後ろ姿。


5.『夏』/Mitchell&Carroll


「次のニュースです。今朝、私立ノーブル学園の浜辺近くで男性が
 全身に怪我を負った状態で倒れているところが発見されました。
 男性は重傷ですが、命に別状はありません。
 また、前日に浜辺で複数の少女達がたむろしている様子が目撃されており、
 警察はこの少女達が何らかの事情を知っているとみて――」


6.『お姉様と呼ばせて』(35話より)/Mitchell&Carroll


トワ「ただ、せめて……せめて“お兄様”と呼び続けてもいいですか……?」
カナタ「ああ……いいよ、トワ」
はるか「じゃあ私も、みなみさんのことを“お姉様”って呼んでもいいですか?」
みなみ「え……なぜ?」
はるか「お願いです!一度だけでいいんで!!お願いします!!!」


7.『強烈ブラコン女』/Mitchell&Carroll


トワ「これは授業で怪我をした時に貼った絆創膏の剥離紙、これは授業中に折れたシャープペンの芯、これは授業中に使った消しゴムのカス、これは授業中に鼻をかんだ時のティッシュ、これは授業で貰ったナプキン、これは授業で使ったリトマス紙、これは授業で使う笛を掃除する棒、これは(以下略)」


8.Christmas Stage ~The Princess~<1st Member:トワ>/一六◆6/pMjwqUTk


会場の照明が突然落ちる。
生徒たちがざわめく中、こっそりとステージの上に、四人縦一列に並ぶ。

後ろから、みなみの密やかな咳払い。
今の深呼吸は、きっとはるかね。
目の前で、きららの髪がふわりと揺れた。

さあ、いよいよですわ。

知らなかった。
みんなと一緒なら、こんなにワクワクする闇もあるのね。


9.Christmas Stage ~The Princess~<2nd Member:はるか>/一六◆6/pMjwqUTk


スポットライトが、最初にわたしの姿を照らす。
前はそれだけで足が震えたと思うけど、今はもう大丈夫だよ。

お互い目を合わさなくても、
透き通ったきららちゃんの声と、
柔らかなトワちゃんの声が支えてくれる。

ライトがこんなに眩しいのに、
客席のみんなの笑顔がキラキラ輝いて見えるの。
それが嬉しい。


10.Christmas Stage ~The Princess~<3rd Member:きらら>/一六◆6/pMjwqUTk


誰かとステージに立つことは、勿論ある。
何人で舞台に出ようが、
あたしは主役の服と、あたしを美しく見せるために頑張るだけ。

でも、今日は違う。

見て欲しいのはあたしじゃなくて、あたしたちみんな。
いや、強いて言うなら、新しい夢に向き合うって決めた、みなみんかな。
さぁみんな、主役の登場だよ!