プリンセスとナイト/ドキドキ猫キュア




みなみ「はあっ、はあっ、はあっ・・・」

バサバサバサ

みなみ「ひぃ!」

カァ~カァ~カァ~

みなみ「もういや(泣) トワともはぐれちゃったし 一体何でこんなめに」

何故みなみがこんな怖い思いをしているのか・・・・・・それは数時間前に遡る

東「みんな集まったようだね!」

みなみ「また、せいらの悪い癖が出たのね(苦笑)」

西峰「あらあら(笑)」

東「この夏を盛り上げる楽しいイベントの始まりだよ♪」

みなみ「まったくせいらのイベント好きには困ったものだわ」

やれやれとみなみ。しかし、彼女は知らなかった。今回のイベントがどんな恐ろしいものか・・・

東「夏といえば 肝試し!と、言うわけで・・・第1回 ノーブル学園肝試し大会だー♪♪」

みなみ「はああああ!?ちょっと!?肝試しってぇ!!せいら何を考えているの!!」

東「あ、一応言っとくけど 苦手な人は無理に参加しなくてもいいからね(笑)」

みなみ「せ~い~ら~(怒泣)」

動揺するみなみにお構い無しに話を進めるせいら。みなみは恨めしそうな表情で見ていた。

はるか「みなみさん大丈夫ですか?」

みなみを心配してるはるか

きらら「無理せずに棄権すればいいのに(笑)」

ちょっと意地悪っぽく言うきらら

みなみ「せ、生徒会長としては参加しない訳にはい、いかないわ><」

トワ「初めての学校行事!楽しみですわ」

肝試しの意味を理解していないトワ。

はるか「あれ?そう言えばゆいちゃんは?」

トワ「そう言えばいませんね」

きらら「もしかして棄権したとか?(笑)」

みなみ《わたしも棄権したい・・・》

東「みんなーくじを引いてペアを作って スタートだよ。ルールは簡単♪学園を一周してここに戻ってくればOK♪」

はるか「くじ引きなんだ~」

みなみ《出来ればはるかと・・・》

きらら「ラッキー♪はるはるとだ」

みなみ《ガーン》

トワ「わたくしはみなみとのようですわね。よろしくお願いしますわ♪」

みなみ「え、ええ・・・頑張りましょう・・・」

こうしてそれぞれがペアを組み肝試し大会が始まったのだった。



みなみ「・・・」

トワ「大丈夫ですの?」

びくびくしているみなみを心配するトワ。

みなみ「と、トワは怖くないの?」

トワ「怖い?肝試しとは恐ろしい事なのですか?」

みなみ「やっぱり・・・知らなかったのね・・・」

トワ「肝試しとは何なのですか?」

みなみ「簡単に言えば お化けを恐れない勇気を試す事・・・かしら」

トワ「・・・・・・」

みなみ「トワ・・・?」

トワ「・・・・・・それってつまり、恐ろしい魑魅魍魎が襲いかかってくるということですか(ガクガクぶるぶる)」

ようやく全てを理解して真っ青になるトワ。

みなみ「え・・・と・・・出来ればでて来ない事を祈りたいわね(苦笑)」

トワの発言にどう反応していいか困るみなみ。

トワ「しかし、プリンセスとして こんなところで挫ける訳にはいきません!」

みなみ「む、無理しなくてもいいいいのよ><」

トワ「べべべ別に無理などしていませんわ>< そ、それよりみなみこそ大丈夫ですの!!」

みなみ「だ、だだ大丈夫よ! と、とにかく さっさと終わらせましょう><」

急いで進もうとするみなみ しかし・・・・・・

ガサッ、ガサッガサッ

トワ「な、何です!?」

みなみ「・・・い、いや・・・いやーーあーーお化けええええ(泣)」

トワ「え!?みなみ?ちょっと、待って・・・わたくしを一人にしないでええええ(涙)」

突然悲鳴をあげて逃げ出すみなみ。一人その場に取り残されるトワ・・・

一方その頃 はるか達は?



はるか「わたし達が最後だなんて~緊張するよ><」

きらら「まったく くじ運いいんだか悪いんだか・・・ でもこういうのって最後が一番ヤバイんだよね(笑)」

はるか「え?」

きらら「ほら、よく怖い話だとさ 怖い目にあうのって最後のほうの人ってイメージない?」

はるか「ええ!?」

きらら「冗談だって あくまでお話しのパターンだから 現実にありっこないよ♪ アハハハ はるはる可愛い(笑)」

はるかの戸惑う様子を見て面白がるきらら。はるかはむすっとして言います。

はるか「もう~きららちゃんひどーい>< あ、でもでも こういうの信じてない人のほうが危ないんだよ!!きららちゃんみたいに」

きらら「それもお話しのパターンでしょ(笑) 」

はるかの脅かしのような発言にもきららは平気そうにしていました。

はるか「誰もいないと不気味な感じだねぇ・・・みなみさん大丈夫かなぁ」

みなみを心配するはるか

きらら「トワっちが一緒だから大丈夫でしょ」

トワの意外な弱点を知らないきららは余り心配していないようです。

きらら「それよりさ、こんな話知ってる?昔ママから聞いたんだけど この学園には怪談があるんだって(笑)」

はるか「怪談って七不思議とかの?」

きらら「そう、その怪談。女子寮のノブ子さんって言うらしいんだけどね・・・おさげの女の子の幽霊が出るらしいのよ・・・女子寮に(笑)」

はるか「ええええー!?」

話を聞いて驚くはるか。その様子にしてやったりと笑いながら言います。

きらら「実はね、学生時代ママが考えた作り話なんだよ♪面白半分で作ったのが割りと流行ったらしいよ(笑)」

はるか「なんだ~作り話か よかったー」

作り話と知ってホッとするはるか。

きらら「だいたいそんなのいるわけないじゃん。はるはる単純すぎぃ(笑)」

はるか「でもよかった そんなのいたら みなみさんが大変だもん」

きらら「・・・はるはる さっきっから みなみんの心配ばっかり 本当はみなみんとペアがよかったの?」

みなみを気にかけてるはるかに少し不満そうなきらら。はるかはそんな彼女の様子を気にかけず言います。

はるか「トワちゃんを信用していない訳じゃないんだけど・・・みなみさん怖がりだから凄く心配で・・・」

きらら「私はトワっちのほうがまた何かやらかしてないか気になるけどね」

はるか「きららちゃんはトワちゃんが心配なんだね♪」

きらら「べ、別にそんなんじゃないし><」

はるかの言葉に戸惑うきらら。と、その時・・・・・・

いやーーあーー お化けええええ(泣)

きらら「な、何事!?」

はるか「今の叫び声・・・みなみさん!?」

きらら「全くみなみんは・・・ちょっと!?はるはる!?」

はるか「みなみさーん!!どうしたんですかー!!」

きらら「まったく・・・・・・」

叫び声を聞いてはるかは慌てて走り出して行ってしまいます。一人取り残されたきららは呆れていました。



みなみ「はあっ、はあっ、はあっ・・・」

バサバサバサ

みなみ「ひぃ!!」

カァ~カァ~カァ~

みなみ「もう嫌~>< トワともはぐれてしまったし・・・ これからどうすれば」

トワとはぐれ一人ぼっちになったみなみ。静けさと薄暗闇が余計に恐怖を誘います。

ガサッ、ガサ ガサ

みなみ「嫌あああ><」

はるか「みなみさん!」

みなみ「はるか~><」

はるかを見るや否や みなみは思いっきり抱きつきました。はるかは驚くも よしよしと 馴れた手つきで まるで子供をあやすように 優しく接していました。

はるか「よかった~みなみさんが無事で」

みなみ「どうしてはるかがここに?」

はるか「みなみさんの悲鳴を聞いたら 心配で居てもたってもいられなくて 」

みなみさん「はるか・・・」

はるかの優しさにジーンとなるみなみ

はるか「あー!! いっけない きららちゃんの事置いてきちゃった・・・きっと今頃怒ってるよ~><」

みなみ「ふふふ・・・まったくはるかは (微笑) 大丈夫 私も後で一緒に謝ってあげるから」

はるか「ありがとうございます>< それより、何があったんですか!!」

みなみ「お、お化けがでたのよ!! だから 怖くなって逃げてしまって・・・トワともはぐれてしまって 一人になってしまって・・・はるかが来てくれて本当に助かったわ」

恐る恐る事の経緯を話すみなみ。お化けと聞いてはるかはきららの話を思い出します。

はるか「お化けって まさか ノブ子さん!?」

みなみ「だ、誰なのノブ子って?」

はるか「さっき きららちゃんに聞いた学園に出るらしい幽霊の名前です」

みなみ「ゆゆゆゆゆ幽霊!?こ、この学園に出るの><」

はるか「で、でも作り話って言っていたから 違いますよ・・・きっと。」

みなみ「そそそうよね!そそそんなのいないわよね!!!」

はるか「み、みなみさん落ち着いてください><」

すっかり困惑しているみなみ。はるかも困惑します。

みなみ「ごごごめんなさい (汗)恐怖の余りつい。それより、トワが心配だわ・・・あの子も怖がりだから」

はるか「そうなんですか!? きららちゃんが見つけてくれてるといいけど・・・とにかく!私たちは先に進みましょう!!」

みなみ「そうね・・・」

はるかとみなみはとりあえず先に進む事にしました。



一方・・・・・・

きらら「もう!はるはるったら 思い立ったらすぐ飛び出すんだから!! どんだけ みなみん好きなのよ まあ、私も心配だけどさぁ(呆れ)」

はるかに置いてかれたきららはぐちぐちと文句を言いながら歩いていました。

トワ「しくしくしくしく(泣)」

すると地面にへたりこんで泣いているトワを見つけ ました。

きらら「トワっち!?」

トワ「きらら~(涙声)」

心配そうに声をかけるきららに泣きつくトワ。きららは困惑します。

きらら「落ち着いてトワっち!! 一体どうしたの?」

トワ「茂みからお化けが出たとみなみが叫んで行ってしまったんです・・・わたくしは一人お化けとここに取り残されました(泣)」

きらら「やれやれ・・・みなみんの恐がりは相当だねぇ」

理由を聞き冷めた表情をするきらら。

きらら「てかトワっちもビビり過ぎじゃない?」

トワ「な、何を言ってるのですか!わたくしは いつ魑魅魍魎に襲われるかも知れないと 気が気でなかったのですよ!! 」

きらら「はぁ?魑魅魍魎 なにそれ」

トワ「肝試しとは魑魅魍魎と戦う恐ろしい行事なのでしょう?」

きらら「意味わからないし・・・全然違うっていうか もしかしてトワっちもお化け怖いの?」

トワ「な、何を言っているのですか!! 恐ろしい現場に一人残されて怖かっただけですわ!!」

きらら「ふ~ん(笑) 」

強がるトワを見てニヤニヤするきらら。

きらら「じゃあ、私ははるはる探さなきゃだから 先に行くわ」

トワ「お、お待ちなさい!一人では危険だわ いつ魑魅魍魎が襲ってくるか分からないのだから わたくしも一緒に行きますわ!!」

きらら「怖いなら怖いって素直に言えばいいのに(笑)」

トワ「べべべ別にそういう訳ではありません!!」

きらら「はいはい(笑)てか、プリキュアとしてゼツボーグと散々戦ってたのに 魑魅魍魎とやらが怖いとかどうなのよ」

トワ「ゼツボーグとは全然違いますわ!! 魑魅魍魎に比べればゼツボーグ等 可愛いものですわ><」

きらら「いや、それはないでしょ・・・」

トワの発言にドン引きするきらら。しかし、トワは至って真面目でした。

きらら「・・・トワっちが見たのはもしかしたらノブ子さんかもね~」

トワ「な、何ですか」

きらら「ノーブル学園に出るお化け・・・魑魅魍魎かな~(笑)」

トワ「こここの学園に魑魅魍魎が!?」

きらら「《クスクスクス》そうなの。神出鬼没で時々生徒を脅かすんだよ(笑)」

トワ「ひぃぃ~(泣)」

きららの作り話に怯えるトワ 面白がってきららは続けます。

きらら「特にこの時期は活発らしいからねぇ(笑)気をつけないと トワっちみたいなのが一番襲われちゃうかもねぇ(笑)」

トワ「嫌~(泣)」

ガサガサガサッ

トワ「出た~(泣)」

きらら「お~いトワっち?・・・ちょっと脅かし過ぎたかなぁ・・・てゆうか」

らんこ「うらめしや~」

きらら「何やってるの?」

らんこ「見ればわかるでしょ?お化け役よ 有名なのも困り者ねえ(どや顔)」

きらら「へぇ~・・・それは大変ねぇ(棒) 」

きららはどうでもよさそうに答えると無視してトワを追って行きました

らんこ「って・・・あたしの出番これだけぇ!?」



みなみ「><」びくびく

恐る恐る歩くみなみ

ガサガサガサッ

みなみ「ひぃぃ><」

はるか「大丈夫ですよ」

ギュッ!

みなみ「はるか・・・」

怯えるみなみの手をはるかが握ります。

はるか「何があっても私は一緒です。みなみさんは私が守ります♪」

はるかの頼もしい、そして心優しい言葉に嬉しくなるみなみ。

みなみ「前にもこんな事あったわね」

ノーブルパーティーの事を思い出すみなみ。

はるか「あの時は驚きました。まさかみなみさんにそんな弱点があったなんて」

みなみ「ショックだった?」

はるか「いいえ!驚いたけど みなみさんみたいな完璧な人でもやっぱり苦手ななものはあるんだなって ちょっとホッとしてるんです。」

みなみ「え?」

はるか「ほ、ほら わたしってみなみさん達みたいに何も凄いところなくて ただの女子中学生じゃないですか だからみなみさんみたいな完璧な人ってとっても憧れで・・・でも凄く遠くのような存在に感じてる時もあって・・・だけど お化けが苦手だって知った時 少し嬉しかったんです。みなみさんも私と同じ人間なんだって・・・あ、何か失礼な事を・・・すいません><」

みなみ「まったく、私をなんだと思っているの(笑)」

はるか「すいません><」

みなみ「ふふふ(笑) はるかも十分凄いわよ」

はるか「そ、そんな事・・・」

みなみ「夢に向かって一生懸命頑張るあなたは素敵よ 」

はるか「みなみさん・・・」

みなみ「夢を強く持ち続けるって凄い事だと思うわ。私にはまだそんな夢がないから はるか達がとても羨ましかった」

そう言っていとおしそうにはるかを見るみなみに、はるかは言います。

はるか「前に言ってましたよね お兄さんみたいな立派な人になりたいって」

みなみ「ええ。」

はるか「それも立派な夢だと思います。あの、夢って憧れとか好きって気持ちから始まるんじゃないかなって・・・私も最初は花のプリンセスみたいな人になりたいって思ったのが始まりだから だから・・・みなみさんの夢も!><」

一生懸命何かを伝えようとするはるか。みなみは微笑んで言います。

みなみ「そうね・・・わたしにも いつか きっと 強く思えるような夢が見つかると思うわ・・・ううん、きっと見つけて見せる」

はるか「みなみさんなら大丈夫ですよ!私も協力しますから!!」

みなみ「ふふっ頼もしいわね♪」

恐怖心は消えて笑顔になるみなみ。はるかも笑顔でした。しかし、そんな安心もつかの間・・・



トワ「嫌ああああああ><」

突然の叫び声 トワがものすごい勢いで走って来ました。

はるか「トワちゃん!?」

みなみ「よかった 無事だったのね! でもどうしたの?」

トワ「出た!ノブ子さんが出た~(泣)」

はるか「ええええ!?」

みなみ「嫌ああああ><」

トワの話を聞いて驚くはるかと恐怖で怯えるみなみ。

きらら「はあっ、はあっ トワっち驚き過ぎだって」

はるか「きららちゃん!ノブ子さんが出たって本当なの?」

きらら「ああ、あれはね」

ガサッガサッガサッ

トワ「ひいっ!」

はるか「何!?」

みなみ「ま、まさかノブ子さんじゃ・・・」

きらら「またか《今度は誰かな(呆れ)》」

ゆい「う~ら~め~し~や~」

はるか「ゆいちゃん?」

きらら「いないと思ったら ゆいゆいもお化け役だったんだ・・・」

ゆい「どう♪びっくりした♪」

はるか「ちょっと・・・驚いたかな( ; ゜Д゜)」

きらら「二名ほど 本気で驚いているのがいるけど」

みなみ「・・・」

トワ「・・・」

はるか「みなみさん!トワちゃん!!」

きらら「こりゃ完全に失神してるね」

ゆい「ちょっと・・・怖すぎたかな」

きらら「いや、二人が恐がり過ぎなだけだから(呆れ)」

幽霊の正体はゆいちゃんでした。しかし、それがとどめになったのか二人はそのまま気を失ってしまいました。

はるか「大丈夫ですか?」

みなみ「ええ。それにしても散々だったわ ・・・ でも少し楽しかったかしら。はるかのおかげかもしれないわね」

きらら「じゃあ、また肝試しがあっても大丈夫(笑)」

みなみ「それは是非勘弁してほしいわ」

きらら「な~んだ、結局お化けダメなんじゃん♪♪」

トワ「き~ら~ら~(泣怒)」

きらら「うわっ、やっば!」

トワ「作り話で脅かすなんて酷いですわ~(泣怒)」

きらら「だって、怖がってるトワっちが何か可愛かったんだもん(笑)」

トワ「きららのせいで恥をかいてしまったじゃないですか(泣怒)」

きらら「それにしたって魑魅魍魎はないでしょ(笑)」

騙されたと知ったトワはカンカンできららとおいかけっこが始まりました。

みなみ「まったくきららは・・・(呆れ) 二人ともやめなさい」



その夜

きらら「・・・トワっちったら 本当恐がりなんだから あれはみなみんに匹敵するレベルだよ(笑)」

ガタガタガタッ

きらら「何?トワっち 仕返しに脅かそうっての? 残念~その手には乗らないよ(笑)」

???「・・・」

きゃああああ!!

次の日、トイレで倒れているきららが発見されたとか

プリンセスとナイト おわり