【 スローリー・スローリー 】5




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 じっとりと汗をかいた肌は、掛け布団の下へ戻ることを拒否していた。
 明々とした電気の光を浴びても、恥ずかしさは生まれない。ゆうこにハダカを見られていると強く意識すると、お腹の下のほうで興奮の疼きが少しだけ湧く。
 布団の上に乙女座りをした祈里を、その後ろに座るゆうこが抱きしめる。祈里の熱い背中へ、いじめられたヨロコビでまだ疼いている乳房を、ぐっ、と押し付けてくる。
 チュッ、という甘いくちづけの音がうなじに響いた。
 腋(ワキ)を軽く上げて、ゆうこの手を誘う。
(今からゆうこちゃんに、どんな姿を見られちゃうんだろう・・・・・・)
 お嫁に行けなくなるかもしれない、などと考えていられたのは、ゆうこの両手が乳房に触れてくるまでの短い時間。
 「重いね」というささやきが、左耳の後ろに這った。
 ぞくり、と祈里の背筋が震える。
 ゆうこの言う通り、祈里の乳房には重みがあった。成育の早さは人それぞれであるが、彼女は早いほうなのだろう。
 つややかな肌の張りに支えられた綺麗な形と、軟らかな肉の量感。その重さを下から軽く持ち上げ、パッと手を離すと、うら若い乳房が可愛らしく揺れ弾む。
「ゆ、ゆうこちゃんが想像の中でされたみたいに・・・・・・」
「うん、わかってる」
 左右の胸のふくらみを愛おしそうに撫でさすった手が、乳肉の軟らかさに指を食い込ませてくる。乳房を鷲掴みにされる痛みに、祈里の口から熱い吐息がこぼれる。
「あああっ・・・」
「祈里ちゃんのおっぱいを、たっぷりいじめてあげる」
 やや意地悪い響きを含んだささやき。
 いっぱいいじめられちゃうんだ ――― 。祈里がまた、ぞくり・・・、と興奮を覚える。

 背後から伸びる手が、乳房を辱めるように揉みしだいてくる。他の少女よりも大きめとはいえ、まだ女子中学生の発育途中の乳房だ。軟らかさで厚く覆われているふくらみの下に、固い弾力が残っている。それを、まるでオモチャを弄ぶみたいに乱暴に ――― 。
(わたしのおっぱいが、ゆうこちゃんの手に征服されちゃってる・・・)
 ぶるっ・・・と、祈里の裸身が震える。乳房をうずかせる痛みによって、カラダが倒錯した悦びに堕ちてゆく。
「祈里ちゃんって、元からエッチな素質があったんだね。ほら、おっぱいをこんなにいじめられてるのに、うれしそうな反応して」
 祈里の表情が、羞恥で赤く染まる。
 否定したいけれど、言い返せない。乳房を揉みまわされて、いやらしい気分を高めているのは事実だ。恍惚と濡れる瞳が、ゆうこの手に揉まれる自分の胸を見て、切なげな色を刷(は)く。
「ゆうこちゃんも・・・エッチだよ。女の子をいじめるの、・・・・・・上手だもん」
「ふふっ、わたしは、さっき祈里ちゃんに可愛がってもらったお返しをしてるだけ」
 ゆうこのくちびるが、首すじに触れてくる。こそばゆく感じた祈里が、両眉を悩ましげに寄せて喘ぐ。首の後ろで、少し長めのキスの音が鳴った。祈里が、ぴくっ、と肌を震わす。
「ああ゛っ・・・、ゆうこ・・・ちゃん・・・」
 揉み込んでくる指が、乳房のふくらみに何度も沈む。興奮のせいか、乱暴に扱われると、腰の奥が妖しく痺れてしまう。

「祈里ちゃんは、おっぱいのお肉よりも、こっちがいい?」
 ゆうこの乳房の先端と同じぐらいに、うっすらと淡く色付いた乳輪。その部分が、ふにゅっ・・・と絞り出されるみたいにつままれた。
 あっ、と小さなうめきを洩らした祈里の後ろで、ゆうこが声を殺して笑う。
「こんなことしちゃおっかなぁ」
 双乳ともに、乳首の根元をつままれたままの状態で、スリスリスリ・・・と揉み転がされる。
「ふぁっ、あ゛っ・・・、ああっ、すごいぃ、あっ、あ゛っ、あぁぁああっ」
「ほらほらぁ、祈里ちゃん、もっとエッチな声出してっ」
 敏感な乳突起が快感責めにあう。執拗にスリスリと揉み転がされ、根元から先っぽまでを、淫らな指使いでしごき上げられる。さらには、なめらかな乳首が優しく引っかかれ、いたぶられてしまう。
「ああ、やだぁぁっ」
 硬い爪の感触で乳房の先端をなぶられると、祈里がすすり泣くような声を上げて、両目から涙をこぼした。純朴そうな表情に湧いているのは、被虐的な悦びの色。
 いつのまにか祈里の腰がキュッと弓反って、その大きなふくらみを乗せた胸を突き出すような姿勢になっていた。ダンサーとしてのしなやかな裸身に肉欲的な色気を匂わせ、ゆうこの指が胸先に与えてくる快感をもっと欲しがる。
「ゆうこちゃんっ、わたし・・・、こんなにおっぱいが気持ちよくなるの・・・初めてぇっ!」
「ふふっ、祈里ちゃんのカラダ、どんどん正直になってきた。いいよ、わたしの前で、もっとエッチな祈里ちゃんになって」
「あう・・・ああっ、なるよ・・、わたし、もっとエッチな子になるよぉっ!」
 乳房の先をいじり回されて、その淫虐のヨロコビで涙を流しながら身悶えする祈里。いやらしい自分の姿を後ろに居るゆうこに見せつけるように、興奮で火照ったカラダをくねらせる。

 ダンスをするのに邪魔な、大きいだけの胸。今日まではそうだった。でも、ゆうこがこの胸で悦んでくれるのなら。
 乳房を責めなぶる快感にうっとりと閉じていたまぶたを開く。
 そしてドキドキしながら、祈里が恥じらいの表情で後ろにいるゆうこに訊ねた。
「・・・あんっ、ゆうこちゃん・・・・・・わたしのおっぱい、好き?」
「そりゃあもう、こんなにおいしそうな ――― 」
 キュッと強くつままれた乳首を引っぱられて、祈里が「ふああっ」と甘い声をこぼし、ビクリと前かがみになる。
「あー、でも、おしりのお肉も・・・・・・」
 ゆうこの右手が胸から下がって、祈里の腰の後ろへ。
 臀部に厚く蓄えられた脂肪の丸みに、その手の平をすべらせてきた。
「ひゃあっっ!?」
 ――― 途端、祈里の腰が、布団から跳ね上がった。
 驚いて一瞬あっけに取られたゆうこが、にこっ、と笑顔になる。
「そっかー。祈里ちゃんって、おしり弱いんだー」
「・・・やっ、ちょっと待って、ひゃっ・・・こらぁっ、ゆうこちゃんっ!」
 ぞくぞくぞくっ ――― 。
 尻の表面をサワサワと撫でまわされるのは、予想以上にこそばゆかった。
 四つん這いになって布団から逃げ出す祈里。ニコニコしながら追ってくるゆうこの手に、白いヒップラインをまさぐられて、かわいい悲鳴を上げる。
「ああーっ、待ってゆうこちゃんっ、ダメだってばあっ」
「うーん、やっぱりこっちのお肉もおいしそうっ」
「ああんっ、やだもおっ! 髪の毛くすぐったぁぁいっ!」
 祈里の太ももに両腕を絡めて、尻肉の厚い柔らかさへ頬擦りするゆうこ。「ひいっ」と声を上げて背筋をゾクゾクさせる祈里を無視して、きれいな曲線を描く尻の丸みに沿ってくちびるを滑らせてみたり、舐めまわして味わってみたり・・・・・・。
 結局、四つん這いで逃げ回っていた祈里はくすぐったさに脱力して、ぐったりと上半身を突っ伏し、肉付きの良いお尻を後ろに突き出した姿勢でダウン。ゆうこによって、好き放題遊ばれてしまう。
 さわる舐める甘噛みするに続いて、お尻の穴まで覗かれる。
(ああああ、ラブちゃん・・・美希ちゃん・・・せつなちゃん・・・、ゆうこちゃんをなんとかしてぇぇぇ)
 ・・・・・・ゆうこが遊び終わったあとで、痴漢か変質者を見るような目つきで睨みつけてやった。