mizuiramの140文字SS【2】


1.[競作2015]【ドキドキプリキュア・ありす+ジョナサン】大切な夢をまもるために/mizuiram


「お忙しそうですわね」
「…ま、ある意味昔から想定してた立場だし」
書類を交わしつつトランプ共和国大統領は淡く笑む。
守ると、ずっと決めていたから。
「僕より君は?」
「これ位想定済ですわ」
全ての「花」を護る。
決めたのは自分だから。
四つ葉財閥次期社長は、にこりと変わらぬ笑みを浮かべた。


2.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・ゆうこ&ファンファン】大切な誓い①/mizuiram


「こ、こうか?」
ぎこちなく鍋を操るファンファンを、ゆうこは楽しそうに見守る。
「そう、上手よ。どれどれ~?うん!最高!」
「…喜んで食べてくれるのって、嬉しいな」
呟かれる、声。
小さくなる背中に、ゆうこはそっと手を添える。
「大丈夫よ。まずは、美味しいご飯をいっぱい食べて元気だそう」


3.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・ゆうこ&ファンファン】大切な誓い②/mizuiram


『…夢なんだ』
そう言って、空を見上げる小さな姿。
『俺の料理を食べてもらって、美味しくて幸せだって、笑って欲しいんだ』
『素敵だね』
黄色い結晶を握りしめる。

いつかこれを空に投げるね。
赤い地球に思い切りぶつけて、あの人達とご飯を食べよう。

『絶対叶うよ』

そして、皆で幸せになろう。


4.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・いおな】大切な存在/mizuiram


「いおなは、私の事が好きだよね~?」
ゴロゴロと喉を鳴らすように、ひめが頬を擦り付けてくる。
真っ直ぐで混じり気なしの信頼がなんだか恥ずかしくて。
「さぁどうかしら?」
「ええ~!?」
でも心地よくて、つい甘やかしちゃう。だめね、少し離れなきゃ…

ふふ、お姉ちゃんって、こんな気持ちなのかな?


5.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・めぐみ、ブルー】大切な存在(合わせ鏡の光景)①/mizuiram


私、わかったの。
自分より皆、って思うだけじゃ、私を想う皆の気持ちが見えない。
だから、私は私を愛してくれる人達を傷つけてた。

ねぇ、貴方と私、とても似てたね。
だから名前で呼ばせてくれたの? 今度会ったら教えてくれる?
次会う時は、みんなで幸せハピネスに笑えるよね!

「さよなら、ブルー!」


6.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・めぐみ、ブルー】大切な存在(合わせ鏡の光景)②/mizuiram


ただ声に耳を傾け真摯に全ての幸せを希う君。
嬉しかった。
同じだと思った。
だから名前で呼び合いたかった。
同じ目線で愛を語り、生きとし生けるものを慈しみたかった。

孤として生きる神たる僕には、それは陽だまりのような癒しだった。
その温もりは僕らの戒めすら解く程に。

ありがとう…めぐみ。


7.[競作2015]【ハピネスチャージプリキュア・ひめ + …?】大切な…昨日の敵は今日の友!/mizuiram


ようやくわかったよ、あいつが私をつけ狙った理由。
私はプリキュアや友達、恋からも言い訳して逃げてばかり。
傷ついてアクシアに取り込まれる位、誰かと真っ直ぐ向き合ってたあいつから見たら、そりゃムカつくよね。
でも、もう私逃げない。
だから今度は友達になろうよ、ね!

「大丈夫だよ!ゴ~!」


8.[競作2015]【フレッシュプリキュア・美希】大切な…いなくなった友達/mizuiram


「ラブったら大丈夫かしら」
ため息をついたら頭を撫でられた。
「僕は姉さんが心配だよ」
え?
「ほんとは自分も寂しい癖に」
握り締めていた拳が優しく包まれる。
「たまには完璧じゃなくていいんだよ?今日は僕が元気づける番だ」
「和希…」

背中の温もりを思い出す。


それから、あたしは声をあげて泣いた。