マルスの作ったバベルの塔へ地上の小宇宙を吸い取る施設。
または11話から27話までの話である遺跡編の解説。
それぞれの属性に合わせ火風雷水土さらに闇の6種類存在する。
属性概念が出来たのが13年程前にかかわらず
遺跡呼びという矛盾が早速に起きている。
アリアを救出した光牙たちは突然遺跡の説明を始めたアリアの言う通り
バベルへの小宇宙の流れを止めるため
世界各地に存在し地球の小宇宙を吸い上げる遺跡のコアの破壊を始める。
メインアジトを攻略するため派生施設へ向かう構図は
原作ポセイドン編での柱破壊に通じるものだが
この遺跡編がΩの評価を大幅に下げる事になる。
問題点
①時間制限のなさによる緊張感のなさ
地上の危機を救うため遺跡を破壊するという目的ははっきりしているものの
どれ位の時間で破壊すればいいのかが
ぼんやりとしかわからないままに世界旅行をそれなりに楽しみ、
遺跡は作業的に破壊するため
話としてカタルシスが全くなくなってしまった。
②あからさまなつなぎ回や間延びした日常描写
遺跡編での構成は大体
序盤疲れるアリアや歩く一行
Aパートで説明かそれぞれの日常描写
Bパートで敵出現
50分すぎから戦闘
という同じスタッフの某アニメのような構成になっており
ホントに地球の危機なのか伝わりにくい。
しかもそんな中バイトをしたり水辺で遊んだり
勝手に別行動をしたり勝手に実家に帰ったり
メインキャラが好き勝手な行動をする事が多いため
ほとんどのキャラの株を大幅に下げることになった。
③特にすべて意味がなかった。
闇の遺跡まで攻略しマルスと対峙するも
アリアは殺され 集めてきたアイテムであるコスモクリスタルの集合体の武器も
マルスに回収されすべてが徒労に終わってしまった。
その上そこまで属性をおしたにもかかわらず
すぐに十二宮編が始まりほとんど遺跡編での行動が
無意味なものとなり後味の悪い結末になった。
最終更新:2012年11月20日 22:29