紫龍

声:成田剣
伝説の聖闘士の一人であり、光牙達の火星決戦後回復している。次なる邪悪な敵の襲来を予見。平和な故郷にもどり闘う意志を失った龍峰に厳しい修行をつける。龍峰からドラゴンの聖衣を返されるが、あくまで龍峰が龍座の聖闘士として受け取る事を拒んだ。息子の成長を促す立場を保ち、闘いの前線からは引いているが、その小宇宙は健在という。

原作のメインキャラの一人で原作での幼馴染である春麗と結ばれ
息子である龍峰がメインキャラという高待遇と思いきや
紫龍には大量の後付け設定が付く事になってしまう。

問題点

①五感剥奪
マルスとの戦いにおいて魔傷を負った紫龍は
五感を剥奪され全身に魔傷を負う重体になってしまった。
他のキャラクターは身体の一部で済んでいるため
明らかに一人だけ悪化した症状に疑問の声が上がった
また小宇宙で対話できる設定だが、本編で対話することは無かった。
そのせいで龍峰達は玄武の正体が分からず泥棒と誤解することに。

②息子への扱い
原作での紫龍は自分と同じ境遇の子供ができない様戦っていた。
そんな彼が息子である龍峰を聖闘士にするのは不自然という声も出ている。
しかも龍峰は父親と違い病弱でありリスクが高いにも関わらずだ。
まあ龍峰が自分の意思で戦う道を選んだならそれも仕方ないとも思えるのだが、
紫龍が魔傷から復活した新生聖衣編ではもう戦いたくない、両親と3人で仲良く暮らしたいと訴える龍峰に対し、
戦えやゴラァ!と無理矢理スパルタ教育を施す頑固親父にされており、不自然さがより際立ってしまうことに。
龍峰がもう聖衣を本来の持ち主である紫龍に返すと言っているのに、
聖闘士の戦いは終わらないとか言いながら受け取りを拒否して自分は戦わない(息子に戦わせる)というのも
自己犠牲の精神が強かった紫龍らしくない、というか親父としてどうなんだ?というレベルの行動だと思われるのだが・・・

③天秤座の黄金聖衣を奪われる
原作では紫龍の師匠・童虎のものであり、
紫龍自身も身に纏ったことがある天秤座の黄金聖衣を「管理」していたが、
突如現れたライブラの聖闘士・玄武に持ち去られてしまう。
その際に玄武は「聖衣は俺を選んでいる」、「これも聖衣の意思」と述べており、
天秤座の聖衣石は玄武の手に自ら飛んで行った。
「紫龍は天秤座の黄金聖衣の後継者」と思っていた原作ファンは多く玄武の登場には批判が殺到した。
39話で歴代の天秤座の黄金聖闘士として紫龍のライブラ聖衣姿も披露されたため、黄金に昇格していたようだが、回想のマルスとの戦いでは紫龍は龍星座の青銅聖衣を纏っている姿であり、作画スタッフと脚本チームとの間に意志疎通が図れていないことが見てとれる。
ともかく、現在は龍星座聖衣も息子に譲り渡してしまったため、「何座の聖闘士でもない」という状態に。
新生聖衣編でも玄武から天秤座聖衣を返して貰った様子は無い。

④突然の痴情のもつれ
31話で登場した双子座の黄金聖闘士パラドクスに
一方的かつ強烈な思いを抱かれている事が判明する。
あまりにも脈絡のないフラグに視聴者は困惑した。
パラドクスは幼い頃に紫龍が命懸けで守ってくれたことを運命の出会いだと思い
紫龍と同じ聖闘士になる道を選んだという設定であり
「紫龍さまは強くて優しくて他人のために傷つくことを恐れない、まさに大いなる愛そのもの!」と
紫龍をベタ褒めしているが、紫龍の自己犠牲の精神がΩ内でも一、二を争う
気狂いキャラの成り立ちに利用されたことに憤った原作ファンは多い。
息子は勝負は勝ったもののセクハラに近い扱いを受け
運命の分岐点(妄想)の中とはいえ妻を殺されるなど散々な扱いである。

⑤公式では、『闘いの前線からは引いているが、その小宇宙は健在という。』
新生聖衣編では、魔傷は消え五感も戻り龍峰に指導する姿をみせた。
城戸沙織=アテナの危機に竹馬の友であった星矢が奮闘する中、本来の紫龍であれば聖衣がなくても
戦いに出るに決まっているのだが、なぜか龍峰達のサンクチュアリ招集についていかない口ぶりであった。
龍峰に
「その聖衣を捨てるということは、仲間たちとの思い出を捨てることになる」
「聖闘士の戦いは終わらない!」
と諭すが、紫龍自身も聖闘士の端くれのはずなのに仲間達(星矢・氷河・瞬・一輝)との思い出を捨てている。
本来の紫龍ならいち早くアテナに謁見しに行くはずである。

55話の予告文「伝説の聖闘士、紫龍が遂に開口!」の通り紫龍は喋ったのだが
  • 龍峰とハリメデの戦いを観てるだけ
  • 逃げるハリメデにトドメを刺したり捕まえたり後を追ったりしない
  • この回では折角モブのパラサイトが登場したのにそいつらとも戦わない
  • それどころか龍峰との模擬戦や組み手すら無い
と、本当に開口した「だけ」であった。(まだ体調が万全ではない、といったフォローも無い)
「目覚めたようだな龍峰」
「ずっと見守っていた信じていたぞ、おまえなら俺の手を借りず戦い抜いてくれると」
自己犠牲の強い彼が、星矢達でさえ助太刀するのにましてや息子を助けないはずがない。

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最終更新:2013年05月05日 15:20
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