ソニア

マルスの娘。ホーネットのハイマーシアン→蠍座の黄金聖闘士
声:久川綾

マルスの娘でありエデンの姉。詳しいことは不明だがエデンとは母親が違うらしい(メディアは継母)。
火星士のなかでも上位に位置する「ハイマーシアン」であり、マルス側についた白銀聖闘士を指揮する。
父マルスに対する忠誠心は厚く、父の野望を叶えエデンを新たな世界の王にすることを望んでいる。
特に理由の説明はないが、聖闘士ではないのに女聖闘士のように仮面を付けている。

幼い頃にメディアに命じられ初めて殺した聖闘士が南十字座の一摩(蒼摩の父)という過去があり
蒼摩の仇でもある。蒼摩はソニアに激しい敵意を抱いていたが
ソニアが一摩を殺したことを悔いていることを知り、敵討ちの行方は先行き不透明になっていく。

アリアに対しては一応父の方針には従い新たなアテナとして扱っていたがあまり良い感情を持っておらず、
アリアの死に対しても「あの娘はアテナの力を示して散っていったのだ。その光さえあれば、新たな世界を作るのに十分」
「愚かな行いの結果、この世を去っただけのことだ。
自業自得、いや、生きていたら再び父上に刃向かったかも知れん。これでよかったのだ!」
と言い放ち、マルスに刃向かった当然の報いだとしていた。
家族以外には非情で冷徹だが、家族からのソニアへの感情や絆の程は不明である。


問題点


①たった一人のハイマーシアン
ソニアしか居ない上位火星士ハイマーシアン(しかも大して強くない)という点が批難の対象になることが多い。
マルスの配下の戦士・火星士(マーシアン)の設定の作り込みが甘く
いつの間にかマルスの手駒は「マルスに寝返った聖闘士かもしくはマルスが任命した聖闘士」がメインになるという
酷い展開のワリを食った感があるため脚本や構成のマズさの犠牲になったキャラと見る意見も多いが、
ソニアというキャラクター自体にも無意味な点が多いため存在意義そのものまで問われがちである。
そして39話ソニアは髪の毛を切り蠍座の黄金聖闘士へ昇格していた。
ハイマーシアンとは一体なんだったのか・・・

②悲惨な境遇だが・・・
幼い時にメディアに命じられ聖闘士を殺した事がトラウマになっているソニア。
また両親からもエデンに比べて露骨に扱いが悪いことも描写されているのだが
  • 一摩のときは無理やり殺害させたっぽい描写だがそれ以降の任務はノリノリ
  • 任務に失敗したオルデュキアを容赦なく始末するも
自分が何回も失敗しても冷遇されてるらしい親から特に咎めを受けておらず
その事に関して責任をとっている様子もない。
  • アリアが死んでよかったとアリアが大好きなエデンに言う
と基本的に自分の棚上げと思われる描写もあるため説得力がない。

③あいまいすぎるオチ
40話で蠍座の黄金聖闘士として蒼摩と闘うソニア。
しかし父の理想を叶えるために自分を犠牲にする姿を見た蒼摩は
「マルスもメディアもお前を見ていない!エデンしか見てないじゃないか!」と現実を突きつける。
精神的な動揺から「黄金聖衣を着てるくせに小宇宙が乱れてブロンズ一人始末できない」とも蒼摩から指摘されるが、
説得して戦いをやめさせようとする蒼摩をかたくなに拒み戦い続け、
最終的に必殺技を放つ瞬間聖衣がはじけ飛んでしまう。
その描写があまりにも抽象的なため
「聖衣が見捨てた」「技に耐えられなかった」「小宇宙が暴走した」
と放映あと物議をかもすことになってしまった。
最後は「お父様・・・傍にいて・・・一人は嫌なの・・・」とうわごとを言い、
蒼摩を父と思い込み手を握りながら
聖衣も仮面も砕け散り、服まで破れた姿で絶命。
・・・わけがわからままズタズタになり無残に死んでいった姿には多くのアンチのみならずファンすらもドン引きした。
悲劇のヒロインにしたかったのだろうが、横手美智子のわかりにくくて湿っぽい脚本炸裂も相まって
「何で死んだんだかわからない」ことに批難が集中することとなった。

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最終更新:2013年01月21日 01:53
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