マグナゲート 回想録4

  • ストーリーの真相・核心に触れている内容を含んでいるため、ストーリーを終えてから観覧することを勧めます。
  • このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。
  • 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。
    • リーダー :主人公になっているポケモンの名前
    • パートナー :パートナーになっているポケモンの名前
  • パートナーの性別は 男の子 とします。
  • 冒険に失敗した場合のセリフはそのダンジョンの進行度によって変化します。

目次

大氷河遠征 帰還まで

+ ...

ノコッチ「はあはあ……はあはあ……。

ビリジオン「ノコッチ だいじょうぶ?

ノコッチ「うん。平気。

ノコッチ「少し息苦しい気がするけど……。

パートナー 「そう言えば ボクもそんな気が……。

パートナー 「だいぶ上まで のぼってきたからなのかな……?

エーフィ「どうなのかしらね。

エーフィ「そこまで高いところに来てるとも思えないけど……。

ブラッキー「みんな! ちょっと こっちまで来てくれ!

エーフィ「これは……!

ノコッチ「なんか ういている!?

ノコッチ「氷の かたまりかな これ!?

ブラッキー「これだけじゃない。ほかにもういているものが あちこちに見える。

エーフィ「じゃあ やっぱり!

ブラッキー「ああ。どうやら ただのウワサじゃかたづけられなくなってきたな。

(まぼろしの大結晶は 今まで言い伝えでしかなかった……。)

(でも それが……)

(ここにきて いよいよ現実味をおびてきたということか……。)

パートナー 「あれ? 今なんか光ったような……。

パートナー 「反射して光ったんだ。

パートナー 「これは…なんだろう……?

ノコッチ「こっちにも 同じものがいくつもあるよ。

ノコッチ「とうめいだし すごくキレイだよね。

エーフィ「これ……フリズムじゃない?

パートナー 「フリズム?

エーフィ「ええ。とても めずらしいお宝よ。

ノコッチ「えっ!? お宝~っ!?

エーフィ「うん。

ブラッキー「それにしても めずらしいな。

ブラッキー「一度に こんなたくさんのフリズムは 見たことがない。

エーフィ「それだけでも 来たかいがあるって感じよね♪

ノコッチ「 パートナー ! すごいよ! これ全部 お宝だって~~~~っ!!

エーフィ「フフフッ! しかもこれ ただのお宝じゃないのよ。

エーフィ「ねえ  パートナー 。ちょっと お願いがあるんだけど……

エーフィ「フリズムに 大きく開いている部分があるでしょ?

エーフィ「そこに向かって なにか しゃべってみて?

パートナー 「開いている部分に? わかった。

パートナー 「エー…ボク達は……

パートナー 「???(決定したチーム名)だーーーーーっ!!

『???(決定したチーム名)だーーーー!

『???(決定したチーム名)…だー……

『……だー……

パートナー 「わっ! なんかフリズムの中で 声が ひびいてる!

ノコッチ「わわっ! とうめいな部分が 白くなったよ!?

ノコッチ「あの白くなった部分は……なんなの?

エーフィ「あれは さっきしゃべった パートナー の声が……

エーフィ「白く こおったものなのよ。

パートナー 「ボ…ボクの声が~!?

エーフィ「そうよ。じゃ今度はフリズムを温めてみて。

パートナー 「温めるって……どうやって……?

エーフィ「白いところに息を ふきかけてもいいし さわってみても いいわ。

エーフィ「白く こおった部分が とけるから。やってみて。

パートナー 「わかった。

- フリズムを解凍 -

『エー……ボク達は……???(決定したチーム名)だーーーーーっ!!

ノコッチ「 パートナー の声だ~!!

(へえ~!)

(まるでボイスレコーダーみたいなことが できるんだね。)

パートナー 「これ ボクの声なの……? なんかヘンな声~。

パートナー 「でも おもしろいね これ!

エーフィ「どうお?

エーフィ「フリズムは ただのお宝じゃないってことが わかったでしょ?

パートナー 「うん! ボクすごく気に入ったよ!

ノコッチ「いくつか持って帰ろうよ。

ノコッチ「留守番してくれている エモンガのおみやげにしよう!

パートナー 「うん! それは いいね!

パートナー 「きっと よろこぶよ!

パートナー 「全部 持って帰るのは さすがに がめつすぎるから……

パートナー 「いくつか持って帰ろう!

エーフィ「じゃ各自で集めましょ。

ビリジオン「あれ? このフリズム……。

ブラッキー「ビリジオン どうした?

ビリジオン「このフリズム……すでに白くなってる……。

エーフィ「ホントだ。

エーフィ「中に音が残っているのかしら……?

ブラッキー「氷が くだけた音とかが はいってしまったのかもしれないな……。

ブラッキー「確認してみるか。

ノコッチ「ボク やってみてもいい?

エーフィ「どうぞ♪ じゃ ノコッチよろしくね。

ノコッチ「うん。

- フリズムを解凍 -

『…………ぼ…く…………

『ぼくの……旅は……

エーフィ「これ……! ポケモンの声……!?

『これは ぼくの……冒険の記録……

『ぼくが このグレッシャーパレスにたどり着いた その記録として……

『そして これを聞いている君へ向けて……

『このフリズムに声を残す

『……あっ……えっと まず……

『ぼくは ここに来てよかったと心から思っている

『浮遊する物体……空洞だった氷山……

『そして この氷の……宮殿……!

『すべて夢のようで……

『何もかもが かがやいているし……何もかもが すばらしい

エーフィ「これって……

エーフィ「ワタシ達よりも前に だれかが ここに来てたってこと?

パートナー 「あれ? ビリジオン……どうしたの?

ブラッキー「……! ビリジオン……!

ブラッキー「まさか…泣いているのか……?

ノコッチ「え!? 泣いてるの!?

(あのクールな ビリジオンが……?)

ビリジオン「ブラッキー……。

ビリジオン「この……この声を……私は知っている……。

ビリジオン「ケルディオの声よ……。

エーフィ「えっ!? ケルディオ!?

パートナー 「ケルディオって たしか……

パートナー 「ビリジオンに ひどい手紙を送ったあの……!?

パートナー 「でも手紙には 大氷河へは 行ってないとも書いてあったんだよね!?

パートナー 「なのにどうして ここに声が……!?

エーフィ「わからないわ。

エーフィ「とにかく 続きを聞いてみましょ。

『……というワケで 今回は 大変なことばかりだったし……

『失敗もあったけど それを乗りこえることで ここまで たどり着けた

『でも ぼくの冒険は ここで終わりじゃない

『さらなる未知の世界へ この奥へ……進んでいくつもりだ

『もし この声を再生して聞くものがいるとすれば……

『やはり 困難を乗りこえて ここまでたどり着いた冒険家だろう

『であれば これからこの奥に進むワクワク感は……

『まさに今 これを聞いている君も体感しているはずだ!

『これから ぼくが見るものと あとで君が発見するものは……

『同じものかもしれないし ちがうものかもしれない

『でも 何が待ち受けてるにせよ……

『この わきたつようなドキドキ感は……変わらない!

『では ぼくは行く!

『これを聞いてくれているであろう君にも幸運を!

『……………………

エーフィ「……これで終わりみたいね……。

ビリジオン「あの声は……まぎれもなく ケルディオ……。

ビリジオン「私の知っている……友達だった時の……

ビリジオン「いつもの ケルディオよ……。

ブラッキー「ケルディオは わたっていたんだな……大氷河に……。

ブラッキー「……でも わからないな……。

ブラッキー「だったら ビリジオンに送った手紙は どうなるんだ?

ブラッキー「本当は 大氷河なんかには 向かわなかった。

ブラッキー「たんに ビリジオンから はなれたかっただけだった……。

ブラッキー「もう友達ではない。だから忘れてほしい。

ブラッキー「手紙には そう書かれてたんだろ?

ブラッキー「でも ケルディオは大氷河に行っていた……。

ブラッキー「手紙が ニセモノってことなのか?

ビリジオン「いいえ。

ビリジオン「手紙に書かれていた足形文字……

ビリジオン「あれはまさしく ケルディオのものだったわ……。

ビリジオン「あの手紙は 本物だと思う。

パートナー 「声のケルディオと 手紙のケルディオは……

パートナー 「どう考えても 別のポケモンとしか思えないけど……

パートナー 「どちらの ケルディオも本物だとしたら……

パートナー 「ケルディオが変わったのは フリズムに声を残したあと……

パートナー 「そっか。

パートナー 「この奥に行ったあとってことになるのかな……?

(何かあったのなら その答えは……この先にあるということか……。)

エーフィ「この奥に行けば 真実もわかるのかもしれないわね。

エーフィ「ビリジオン だいじょうぶ?

ビリジオン「ええ ありがとう。だいじょうぶよ。

ビリジオン「みんな 心配かけてゴメンなさい。

ビリジオン「行きましょう。


パートナー 「……あれ? 急に暗いところに出てきたよ。

パートナー 「みんな だいじょうぶ!?

ブラッキー「ああ だいじょうぶだ!

ビリジオン「こっちも平気! でも……

パートナー 「……! なに? 今の音は?

エーフィ「なんか……すれるような音だけど……。

ブラッキー「みんな! 気をつけろ!

『ウオオオォォォーーーーーーンッ!!

ノコッチ「うわああああぁーーーーーっ!

ブラッキー「デ…デカイ!!

ブラッキー「なんだ! コイツは!?

(さっきの音は これの足音だったのか!?)

- 背後からフリージオが出現 -

エーフィ「後ろも囲まれているわっ!!

パートナー 「みんな! くるよ!

『ウオオオォォォーーーーーーンッ!!

+ 再戦時

ブラッキー「みんな! 今度こそ突破するぞ!

ノコッチ「うん! がんばる!

パートナー 「気をつけて! くるよ!

『ウオオオォォォーーーーーーンッ!!


- 勝利後 -

ブラッキー「ふう……なんとか追いはらったな……。

エーフィ「今のは……風……?

ブラッキー「風? 風が ふいたのか……?

ブラッキー「ここは 氷でおおわれたドームの中……

ブラッキー「屋内だぞ?

ブラッキー「それなのに風が……?

ブラッキー「ドームでも これだけ大きければ……

ビリジオン「空気が動くことも あるんじゃないかしら?

パートナー 「ボクも感じたよ。風を。

パートナー 「そよ風みたいな 弱いものだったけど……。

ノコッチ「ボ…ボクも!

ノコッチ「この先に向かって 流れていたような気が……。

ブラッキー「きっと上へと続く道だな。

パートナー 「この先に なにか あるのかもしれない。

パートナー 「行ってみよう。


ノコッチ「はあはあ……はあはあ……。

パートナー 「ノコッチ! だいじょうぶ!?

ノコッチ「……うん。だいじょうぶ……。

ノコッチ「待たせてゴメンね。


エーフィ「……はあはあ……。

パートナー 「はあはあ……。

ブラッキー「ぜぇ……ぜぇ……。

ブラッキー「先は……まだなのか……。

(ヘンだな。みんなの息が荒い……。)

(ビリジオン!)

(み…みんなも……!)

エーフィ「なんか……すごく息苦しいんだけど……

エーフィ「どうして……。

パートナー 「なんでだろう……わからないよ……。

パートナー リーダー ……。

パートナー リーダー は……平気なの?

パートナー 「そっか…よかった……。

パートナー 「……みんなは……動けないみたいだね……。

ブラッキー「ぐぐっ……やっと ここまでこれたというのに……。

エーフィ「でも……苦しくて……

エーフィ「どうにも……。

(みんな!!)

(ど…どうしたら……?)

(急にあたりが暗く……!)

(うわああああぁぁーーーーー!!)

- 上からキュレムが登場 -

(お…大きいっ!!)

(敵かっ!?)

(ぐぐっ! みんなは……!)

(今は ひとりで戦うしか……!)

- キュレムの攻撃? -

(うわああああぁぁーーーーー!!)


(こ…ここはっ!?)

パートナー 「ううっ……うーん……。

(…… パートナー !!)

(みんなも……!)

ブラッキー「こ…ここは……おれ達が さっき戦った……?

(まさか……助けてくれたのか……?)

エーフィ「あ…あなたは……一体……。

???「われの名は キュレム。

キュレム「ここ グレッシャーパレスを つかさどるものだ。

ビリジオン「キュ…キュレム!?

ブラッキー「キュレムって……

ブラッキー「いにしえのポケモンと言われた……あの……!?

キュレム「オマエ達が行こうとしたところは 禁断の場所。

キュレム「決して近づいてはならない。

パートナー 「禁断の場所?

キュレム「あそこの先は 巨大なパワーがうず巻いている。

キュレム「われにも近づけないほどのパワーがな。

キュレム「オマエ達がここに来ることは 予知していた。

キュレム「あそこに入ったら最後……二度と帰ることは できなかっただろう。

パートナー 「ちょ…ちょっと まって。さっき予知って言ったけど……

パートナー 「それって ボク達がここに来ることを 最初から知っていたってこと?

キュレム「そうだ。

キュレム「われには 未来の行く末がわかるのだ。

キュレム「各地で何が起きるのか……このあと世界が どうなっていくのか……

キュレム「そのすべてを われは知っている。

キュレム「そして ここ……グレッシャーパレスで……

キュレム「はるか昔から……その未来を じっと見守り続けてきたのだ。

(キュレム……このポケモンは……)

(予知能力を持っているのか……?)

(しかも世界の行く末をも知るほどの……。)

キュレム「この先に行くことは ゆるされない。

キュレム「これ以上の冒険は無理だ。引き返すがいい。

ブラッキー「……わかった。

ブラッキー「この先に ちょっと行っただけでたおれるとは おれも思わなかったしな。

ブラッキー「約束する。この先には行かない。

ブラッキー「でも その代わり教えてくれ。

ブラッキー「この先に……大結晶は あるのか?

キュレム「……ある。

キュレム「グレッシャーパレス周辺の物体を浮遊させているのも……

キュレム「大結晶の ちからだ。

ブラッキー「わかった。ありがとう。

ビリジオン「私からも ひとつ聞かせて。

ビリジオン「ここに……ケルディオというポケモンが来たと思うんだけど……。

キュレム「いや。ここには来ていない。

パートナー 「ええ~!? 来てないだって!?

キュレム「外からここに来たポケモンは オマエ達が初めてだ。

ビリジオン「…………。

キュレム「もういいだろう。

- キュレムが姿を消すと そこには宝箱が -

『多くの試練を乗りこえ よくぞここまで たどり着いた!

『それは 賞賛に値しよう!

『そこにあるものは われからの ほうびだ!

『受け取るがいい!

パートナー 「……ケルディオが ここまで来ていなかったって……

パートナー 「一体 どういうことだろう……。

エーフィ「フリズムを残した場所からここに来るまでの間に……

エーフィ「何かが起きた……ということよね……?

ノコッチ「ボク ケルディオは 絶対ここに来てたと思ってたのに……。

ノコッチ「だって 1匹で 大氷河を こえてきた 実力者だもん。

ブラッキー「何があったんだろうな……。

ビリジオン「みんな もういいわ。

パートナー 「ビリジオン……。

ビリジオン「たしかに ケルディオがここに来てなかったのは ナゾだけど……

ビリジオン「でも考えても わからないしね……。

ビリジオン「あと ケルディオが残したフリズムの声が……

ビリジオン「手紙の内容とは くいちがうのもわからないし。

エーフィ「ビリジオン……。

ビリジオン「ちがうのよ エーフィ。

ビリジオン「投げやりになってるワケじゃないから 心配しないで。

ビリジオン「ここまで来て私……わかったの。

ビリジオン「フリズムにあった ケルディオの声……

ビリジオン「あの声は まぎれもなく 私の知っている いつものケルディオよ。

ビリジオン「手紙のケルディオは ひどかったけど……

ビリジオン「でも 声のケルディオは なにも 変わっていない。

ビリジオン「そこまできて……やっと気づいたの。

ビリジオン「私 ケルディオから手紙が来て……それを読んだ時から……

ビリジオン「ずっと友達というものが 信じられなくなっていたけど……

ビリジオン「でも私に その気持ちを植えつけたのは……

ビリジオン「実はケルディオでも だれでもなかった。

ビリジオン「私に不信感を植えつけたもの……それは……

ビリジオン「手紙を見て失望した……私自身の心だったの。

ビリジオン「手紙を読んだ私が かってにがっかりして……

ビリジオン「かってに作り出したものだったのよ。

ビリジオン「まだ わからないことが たくさんある。

ビリジオン「であれば 真実もまた別のところにあるのかもしれない。

ビリジオン「だから思ったの。

ビリジオン「だったら もう一度 信じてみよう……ってね。

(ビリジオン!)

パートナー 「ビリジオン!

ビリジオン「これまで私 ずっと イヤなヤツだったと思う。

ビリジオン「でも みんなに会えて……そして いっしょに ここまで来れて……

ビリジオン「やっと信じる気持ちを 思い出すことができた。

ビリジオン「それもこれも みんなのおかげよ。すごく感謝している。

ビリジオン「本当に……本当に……ありがとう。

ノコッチ「ビリジオン! よかった!

パートナー 「うん! ホントよかった!

パートナー 「ビリジオンのことだけでも 今回の冒険は大成功だよね!

エーフィ「そうね!

エーフィ「他にも 大氷河を こえたし! 氷山の中にも おどろいたし!

ノコッチ「氷の城も 見れたしね!

ノコッチ「ここ! グレッシャーパレスっていうんだね!

ブラッキー「おれは 大結晶がホントに存在したってところだな。

ブラッキー「実物を おがめなかったのは ちょっと残念だったけど……。

パートナー 「ボクは 何と言ってもフリズムだよ!

パートナー 「ボクの一番の 宝物だよ!

ノコッチ「エモンガにも プレゼントしようね!

パートナー 「もちろん!

パートナー 「絶対 よろこぶよ!

ブラッキー「じゃ あとは……

ブラッキー「あの宝箱の中のものを もらって……帰るとするか。

パートナー 「うん。

パートナー 「ここにずっといると キュレムにおこられちゃいそうだしね。

パートナー リーダー

パートナー 「宝箱は  リーダー が あけてみて。

パートナー 「お願い。

- 宝箱開封 -

パートナー 「わあ~っ!!

ノコッチ「すごい! 大漁だね!

ブラッキー「よし! じゃあ引き上げるか!

パートナー 「うん。

パートナー 「みんな! これでボク達の……

パートナー 「大氷河の冒険は……終わりだよ!

パートナー 「これから お宝を持って……

パートナー 「思い出も持って……

パートナー 「パラダイスへ帰ろう!!

パートナー 「今回の冒険は……

パートナー 「大成功だーーーーーーーーーっ!!

みんな「おおーーーーーーーーーーっ!!


こうして……

??? (決定したチーム名)
大氷河への冒険は終わり……

リーダー 達は
パラダイスへと帰っていきました

そこに待っていたのは
宿場町の みんなや……

パラダイスの仲間でした

みんな 大氷河の話が
聞きたくて仕方がありません

その日はみな
宿場町の食堂に いりびたり……

みやげ話やお宝をサカナに……

朝までドンチャンさわぎで
もり上がったのでした


・冒険に失敗した場合

+ ...

- バターン1 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「うむむ……もどっちゃったね……。

パートナー 「でも せっかく ここまで来たんだし……。

パートナー 「くじけず がんばろうね!

- バターン2 -

パートナー 「ううっ……危ないところだったね……。

パートナー 「みんな だいじょうぶ?

エーフィ「ええ。

ビリジオン「平気よ。

ブラッキー「あと少しなんだ。

ブラッキー「もう一度 進もう。奥を目指して。

遠征帰還後~

+ ...

そうして 次の朝……

ではなく もう昼……


パートナー 「……おはよう…… リーダー ……。

パートナー 「昨日は すっごく楽しかったね……。

パートナー 「さわぎすぎたせいか まだ ねむいよ……。

パートナー 「でも いいかげん起きなくちゃね……。

パートナー 「今日も がんばろう……。


~ 自宅前 ~

エモンガ「おーい! パートナー ~!

パートナー 「あれっ? 今のは ひょっとして エモンガの声……?

パートナー 「でも すがたが見えないけど……。

エモンガ「お~い! こっちだよ こっち~!

パートナー 「んっ? あっちから声が!

パートナー 「わかった! 家の ウラがわに いるんだ!

パートナー 「行ってみよう!

エモンガ「へへへっ そっちじゃないぜ~!

エモンガ「こっちだよ~!

パートナー 「今度は向こうか!

パートナー 「なんか にげ回っているみたい。

パートナー 「ボク達を からかっているのかな?

エモンガ「にげ回っているだって? フフフッ やだなあ~。

エモンガ「にげ回っているのとは ちょっと ちがうんだよなあ~。

エモンガ「じゃあ これでどうだい?

エモンガ「ハハハハハハハハハハハハハハハっ!!

エモンガ「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!

エモンガ「フフフフフフフフフフフフフフフッ!!

パートナー 「わわっ! あちこちから エモンガの声が!

パートナー 「まるで エモンガが たくさんいるみたいだ!

エモンガ「ヘヘヘヘッ! まいったか!

エモンガ「これぞエモンガ秘伝 分身の術だ! フハハハハハハハハッ!!

パートナー 「ううっ……いつの間に こんな術を……。

パートナー 「ボク達が大氷河に行っている間に 特訓でもしたのかな……?

エモンガ「フハハハッ! フハハハハハハハハハハーーーーッ!

(…………。)

(……なんとなく……)

(なんとなく わかった気がする……。)

パートナー 「あっ! リーダー ! どこへ?

(やっぱり!)

パートナー 「あんなとこに フリズムが!

『見たか! オレの分身の術を! フハハハハハハハハハハーーーーッ!

パートナー 「フリズムから エモンガの声が……。

パートナー 「……ということは……。

パートナー 「やはり ここにも……。

エモンガ「どうだ? まいったか?

エモンガ「不思議だろう? まったく カラクリが わからないだろう?

エモンガ「フハハハハハハハハハハーーーーッ!

パートナー 「……ねえ。

エモンガ「 パートナー !!

エモンガ「……や! やあ……。

パートナー 「やあ……じゃないよ!

パートナー 「何やってんの!?

エモンガ「い…いや。

エモンガ「おみやげに もらったフリズムが あまりにも楽しくてさ。

エモンガ「いろんな使い道があるな~って思って……んで試してみてたんだ……。

エモンガ「ま…まあ それもこれも……

エモンガ「 パートナー 達が 大氷河の冒険を 無事 成功させたおかげだよ!

エモンガ「よかった! よかった!

エモンガ「ハハハハハーーーーーーーーーッ!!

パートナー 「ったくもう……。

パートナー 「でも ありがとう。

パートナー 「エモンガが留守番してくれたから ボク達も冒険できたんだし。

エモンガ「へへっ わかってるじゃねえか。

パートナー 「そうだ。留守番といえば……

パートナー 「留守中 こっちで変わったことはなかった?

エモンガ「変わったこと? そうだなあ……

エモンガ「あっ! そう言えば ひとつだけ……

エモンガ「たまに光が のぼっていくことが……。

パートナー 「光が……のぼっていく……?

エモンガ「ああ。

エモンガ「遠くの方で光の玉が 空高くのぼっていくのが見えたんだ。

エモンガ「ハーデリアに聞いても 今までみたことないって言うしよ。

エモンガ「ありゃなんだろ? ってみんなで話し合ったんだけど……

エモンガ「てんで わからねえんだ。

パートナー 「光の玉……ねえ……。

エモンガ「特に丘の上からだと よく見えるぜ。

エモンガ「けっこう ひんぱんに のぼってるようだから……

エモンガ「そのうち  リーダー 達も 見る機会があるんじゃないかな。

エモンガ「それだけだ。あとは特にないな。

エモンガ「じゃあな。

エモンガ「あっと! フリズムを忘れてた!

エモンガ「じゃ…じゃあな……。

パートナー 「エモンガって けっこうお茶目なんだね。

パートナー 「でも あんなに よろこんでくれてよかった!

パートナー 「まあ フリズムは 楽しいけどね。ボクもひとつ お宝にしちゃったし。

(そうだよね……。)

(でも それだけじゃなく……)

(エモンガは そのよろこびを こっちにも伝えたかったのかもね……。)

パートナー 「さてと……そろそろ行こうか。

パートナー 「今日からまた いつもの生活のはじまりだよ。

パートナー 「掲示板の仕事をしたり……

パートナー 「パラダイスを開拓したりして……がんばっていこうね!


+ シリーズ恒例の おそよう はここでしか聞けない

- ノコッチに話しかける -

ノコッチ「おはよう……じゃなくて もう おそようだよね。

ノコッチ「でも昨日は みんなで もり上がって ボク すっごく楽しかったよ。


- その日の夜 -

(………………。)

(こ…これは……)

(これは ひさしぶりの……夢の中だ……。)

(声が……声が聞こえてくる……。)

 

リーダー ……さん……

聞こえ……ますか……?

リーダー さん……

 

(……! 前より聞きとりやすい……。)

(……もう少しだ……。)

(もう少しで……)

(……声が……)

(………………。)


次の朝……


パートナー リーダー ! おはよう!

パートナー 「……あれ? なんか ぼーっとしてるね?

パートナー 「あっ! もしかして また夢を見たの?

パートナー 「そっか。ひさしぶりだね。

パートナー 「えっ? 前より よく聞こえるようになってたって?

パートナー 「…… リーダー ! それって……!

パートナー 「やっぱり……やっぱり波長が合ってきてるんだよ。

パートナー 「それじゃ きっと……

パートナー 「もう少しで はっきり聞こえるようになるんじゃないかな。

(……そうかもしれない……。)

(いつも いしきが とちゅうで きれちゃうけど……)

(それがなければ ちゃんと声が聞こえそうな気がしたし……。)

パートナー 「声の主がわかったら助けに行こう。ボクもいっしょに行く。

パートナー 「この世界に  リーダー が よばれた理由を……

パートナー 「ボクも知りたい! だから 協力させてね!


~ 自宅前 ~

パートナー 「ねえ  リーダー 。ちょっと いいかな?

パートナー 「さっきの夢の話を聞いて 少し 思ったことがあるんだけど……。

パートナー リーダー が なんでポケモンになったのかは わからないけど……

パートナー 「たぶん 何かしらの役目とか 意味があって……

パートナー 「この世界に来たと思うんだ……。

パートナー 「だから  リーダー は それを探すべきだし……

パートナー 「やりとげるべきだと思うんだ。

パートナー 「でも もしも それが終わったら……

パートナー リーダー が 自分の役目を果たしたら……

パートナー リーダー は やっぱり……

パートナー 「人間の世界へ帰ることになるのかなぁ……?

(……そういえば どうなんだろう……。)

(今まで 考えたこともなかったけど……)

(それが このポケモンの世界での役割なら……)

(やっぱり帰ることに なるのかな……。)

パートナー 「そっか…… リーダー にもわからないか……。

パートナー 「…………。ねえ  リーダー ……。

パートナー 「どうなるか わからないのなら……ボクは……

パートナー 「ボクは ずっと いっしょにいたいな!

(えっ……?)

パートナー 「お願いだよ  リーダー ! ずっと いっしょにいようよ!

パートナー 「ホント!?

パートナー 「やったぁ!!

パートナー 「ボク うれしいよ! ありがとう! リーダー

パートナー が あまりに むじゃきに言うもんだから……)

(つい約束しちゃったよ……!)

(……それにしても……)

(自分がここにきた意味って 本当に なんなんだろう……?)

(もし 何かしらの役目があったとして……)

(それが終わったら……自分は どうなるんだろう……。)

パートナー 「ありがとう! リーダー ! これからも よろしくね!


次の朝……


パートナー リーダー ! おはよう!

パートナー 「今日も がんばろうね!


~ 自宅前 ~

エモンガ「あっ! ちょうど よかった!

パートナー 「どうしたの?

エモンガ「前に話したよな? 光が空にのぼっていくって話。

エモンガ「それが今 見られるんだ。

パートナー 「ホント?

エモンガ「ああ。丘の上で見られるぜ。オレもさっき見てきたところだ。

エモンガ「 パートナー 達も行ってみるといいぜ。

パートナー 「わかった。

パートナー リーダー  行こう!


~ 宿場町 丘 ~

コアルヒー「ホント……なんだろうな あれ……?

ワシボン「さあ……まったく わからねえな……。

パートナー 「先にもう 何匹か来てるね。

パートナー 「えーと……どこかな……?

パートナー 「あった! あそこだ!

パートナー リーダー ! あそこ! ホラッ 光の玉が見える!

(ホントだ。)

(かなり遠いところに 光の玉が ひとつ ういている……。)

パートナー 「………………。

パートナー 「なんか……空中に止まっているように見えるよね?

パートナー 「エモンガは 空をのぼっているって言ってたけど……。

コアルヒー「まちがってねえぜ。あの光は上へ上へと のぼってる。

ワシボン「すごく ゆっくりとな。

ワシボン「動きが ものすごく おそいせいで 止まって見えるんだ。

パートナー 「そうなんだ……。

パートナー 「キレイだし……なんか神秘的な光景だね。

ワシボン「たしかに キレイだよな。まあ そうなんだけど……

パートナー 「ん? だけど……?

ワシボン「い…いや。まあ これは 考えすぎかもしれないんだが……

ワシボン「オレは この町に生まれてからというものの……

ワシボン「あんなものは 今まで いちども 見たことがない。

ワシボン「それがここにきて こうもひんぱんに見せられるとよ……

ワシボン「なんだか……不安になるんだ……。

パートナー 「不安……?

コアルヒー「よく言わないか? 何かの前ぶれとかって?

コアルヒー「なんか よくわからない現象なだけに……不吉な予兆が……

コアルヒー「よくないことが起こりそうな気がしてならないんだよなぁ……。

コアルヒー「考えすぎかなぁ……。

(不吉な……予兆か……。)


- その日の夜 -

 

………………さん……

リーダー ……さん……

 

???「聞こえ……ますか……?

???「 リーダー さん!!

……! 聞こえる……!

声がよく聞こえる……!

???「……! よ…よかった~!

???「やっと……やっと通じた~!

???「 リーダー さん!

キ…キミは……!?

あの時に見た……

あの時のポケモンは……やっぱり キミだったんだ……。

???「はい! ムンナと申します!

こわそうなポケモンに追われてたけど だいじょうぶなの?

こうして声を聞くことができるってことは……無事なんだよね?

ムンナ「……はい。なんとか。まだ 追われていますが……。

そっか。それはよかった。

とりあえず ホットしたよ。

ムンナ「はい。でもだいぶ つかれが……

ムンナ「サザンドラの追走が はげしくて……。

サザンドラっていうのか……あのポケモンは……。

ずいぶんと凶暴そうな感じだったけど……。

ムンナ「はい。サザンドラは 3つのおそろしい頭を持ち……

ムンナ「その頭で 目の前にあるものを すべて食べつくし……

ムンナ「破壊のかぎりをつくすポケモンです。

ムンナ「そのせいで世界のバランスが くずれはじめました。

ムンナ「このままだと いずれ 世界に危機がおとずれます。

ムンナ「あのサザンドラは 自分さえよければいいと思っているんです。

ムンナ「世界がどうなろうが 知ったことではないと……。

ムンナ「なんとかしたいのですが サザンドラは あまりにも凶暴で……

ムンナ「だれにも止めることが できません。

ムンナ「仕方なく私は……人間の世界に 助けを求めました。

ムンナ「私は 人の夢の中に入ることができるんです。

ムンナ「そして私が入った夢というのが……

ムンナ「 リーダー さん……あなたの夢だったんです。

ムンナ「私は  リーダー さんに 必死に よびかけました。


- 回相 -

もしかして あなたは……
人間でしょうか?

もし そうであればお願いです
私達を助けてほしい

ポケモンの世界を
助けてほしいのです


ムンナ「しかし その時 同時に……

ムンナ「私が助けを求めていることをサザンドラにも気づかれ……

ムンナ「そして私は 追われることになってしまったのです。

(そうだったのか……それで ムンナは……。)

ムンナ「それ以来 私はサザンドラにずっと追われ続けています。

ムンナ「まだなんとか にげ回っていますが……もうだいぶ つかれがたまってきていて……

ムンナ「このままだと いつかは……。

……わかった。

それで 今ムンナはどこに?

ムンナ「えっ?

ムンナ「た…助けてくれるんですか!?

うん。キミに よばれて この世界に来たんだしね。

ムンナ「あ…ありがとうございますっ!!

ムンナ「私は今 ゲノウエア山という……森に囲まれた火山のふもとにいます。

ムンナ「すみません! 助けてください!

ムンナ「うあっ! き…来た! あいつです!!

ムンナ「すみません! 夢から はなれます! では!!

うわあああああぁぁぁっ!!

(はあはあ……。)

(………………。)

パートナー は……ねているな……。)

(……やっぱり夢だったか……。)

(でも……とうとう はっきりと 見ることができた。)

パートナー の言ってた通り やっと波長が合ったんだ……。)

(整理してみよう。助けを求めていたのは ムンナ。)

(そのムンナを おそっていたのが サザンドラ。)

(そしてムンナは今 ゲノウエア山という場所のふもとにいる……。)

(助けを求められたのは 自分だし……)

(その声に さそわれるようにして 自分はこの世界にやってきた。)

パートナー も 協力してくれるって言ってくれたのは うれしかったけど……)

(でも これは自分の問題だ。)

(仲間を危険に まきこむようなことはしたくない。)

(だから 最初は自分ひとりで行こうと決めてたけど……)

(でも……)

(ムンナは サザンドラのせいで……)

(世界のバランスが くずれているとも言っていた……。)

(そして いずれ この世界に危機がおとずれるとも……。)

(ポケモン達はみな 未来に不安を感じている……。)

(もし今回のことが なにか 関係しているとしたら……)

(自分ひとりの問題には できないな……。)

(朝になったら  パートナー に……)

(みんなに相談してみるか……。)

宿場町出発~ムンナ救出まで

+ ...

次の朝……


~ パラダイスセンター ~

ノコッチ「えっ!? ええ~~~~~~~~~っ!?

エーフィ「 リーダー が!?

ブラッキー「 リーダー は 実は ポケモンじゃなくて……

エモンガ「本当は 人間の世界からやってきた……

エモンガ「ニンゲンだっただってぇぇ~!?

ズルッグ「えええええ~~~~~~~~っ!?

ヌオー「ヌオ~~~~~~~~~~~~~ッ!?

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!?

(そ…そっか……。)

(人間だったことを みんなには話してなかったんだっけ……。)

(そりゃ おどろくよね……。)

(夢の話の前に そっちの説明からするべきだったかな……。)

パートナー 「みんな ゴメン。

パートナー 「かくすつもりは なかったんだけど……

パートナー 「でも みんなには 言いそびれちゃってたね。

パートナー 「とにかく  リーダー は 夢の中で助けを求められて……

パートナー 「なぜか ポケモンになっちゃって……この世界に やってきたらしいんだ。

パートナー 「そして ボクと出会って……

パートナー 「どこにも行くアテが なさそうだったんで ボクが さそって……

パートナー 「それで とりあえず パラダイス作りを手伝ってもらうことになったんだ。

パートナー 「どうして ここに来たのか わからないまま ずっと すごしてきたけど……

パートナー 「それでも そのナゾをとくカギがあるとすれば それは……

パートナー 「やっぱり夢の中にあるんじゃないかって  リーダー と話してきてたんだ。

パートナー 「そして それが昨日  リーダー の夢で やっと わかったんだよ。

パートナー 「信じられないような話かもしれないけど……。

ズルッグ「まあ……信じられんよな。

ズルッグ「そこまで話がトンでちゃよ……

ズルッグ「信じろって方が むずかしいだろ。フツー。

ドテッコツ「そうだよな。オレも信じられ……

ビリジオン「アラッ? 私は信じるわよ。

ドテッコツ「オレも信じられ……信じられ……

ドテッコツ「信じられ……なくはないかな。

ドテッコツ「ははははーーーーーっ!

ブラッキー「まあ…仲間なら……

ノコッチ「 リーダー さんなら……

エモンガ「だれが何と言おうと信じるだろ!

(み…みんな!)

エーフィ「その サザンドラとかいうポケモンがすべてを食べつくし……

エーフィ「それが世界のバランスをくずしているというのなら……

エーフィ「ワタシ達も だまって見すごすワケにはいかないしね。

パートナー 「みんな!!

パートナー 「もちろん ボクも みんなと同じ気持ちだよ!

パートナー 「じゃ決まりだね!

パートナー 「これから ボク達 ???(決定したチーム名)は……

パートナー 「仲間みんなで……全力で……

パートナー リーダー を バックアップしよう!!

みんな「おおーーーーーーーーーーーっ!

エーフィ「じゃ さっそく準備しなくちゃね。

エーフィ「だれか ムンナや サザンドラについての情報はある?

ビリジオン「知らないわね。初めて聞く名前だわ。

ヌオー「ん~っ ワシも わからんだぬぅ……。

エモンガ「だれも知らないのか……。

エモンガ「 リーダー の話から すると……

エモンガ「その サザンドラってヤツは 相当ヤバそうだよな。

エモンガ「3つの頭で みんな食べちゃうし……

エモンガ「かなり凶暴で だれにも 止められないって話だろ?

エモンガ「おそろしすぎるよな。

エモンガ「みんなで たばになって かかっても 勝てないんじゃないのか?

ブラッキー「あまり弱気になりすぎるのもよくないが それでも……

ブラッキー「とりあえずは ムンナの救出を最優先にした方が よさそうだな。

エーフィ「そうね。

エーフィ「ワタシ達は今 サザンドラのことを あまりにも知らないものね。

エーフィ「最悪の可能性も考えておかないと。

エーフィ「こっちまで サザンドラに追われるハメになって……

エーフィ「宿場町にまで わざわいが ふりかかるようなことだけは さけないとね。

ビリジオン「目的は ムンナの救出。

ビリジオン「ただしサザンドラには 見つからずに行動する。

ビリジオン「ムンナを見つけたら 安全を確認し すぐにパラダイスに もどってくる。

ビリジオン「そして 助けたムンナから サザンドラの情報を聞き……

ビリジオン「そこから戦う しゅだんを考える……そんな感じかしら?

ビリジオン「でも そう考えると 今回のムンナの救出は……

ビリジオン「あまりたくさんでは 行かない方がいいかもしれないわね。

パートナー 「うん。

パートナー 「じゃ今回は  リーダー と ボクの2匹で行ってくるよ。

エモンガ「しんちょうにな。サザンドラまでこっちに連れてくるんじゃないぞ。

エモンガ「あと留守番は まかせとけ。

ノコッチ「気をつけて行ってきてね。

パートナー 「エモンガ ノコッチ ありがとう。

パートナー 「気をぬかずに がんばるよ。

ブラッキー「向かう場所も確認した方がいいな。

ブラッキー「ムンナは たしか……

ブラッキー「ゲノウエア山のふもとにいるって言ってたんだよな?

ビリジオン「南にある火山よね。

ビリジオン「ここからだと かなり はなれているわ。

エーフィ「エンターカードを使った方が 早く行けそうね。

エーフィ「組み合わせを考えないといけないけど。

ブラッキー「そうだな。すぐに探ってみよう。

ブラッキー「オレと エーフィは これから エンターカードの組み合わせを考える。

ブラッキー「ゲノウエア山のふもとに直接ぬけられるダンジョンを探すんだ。

ブラッキー「距離はあるが 大氷河と ちがって 組み合わせは むずかしくないはずだ。

ブラッキー「そんなには かからないだろう。

ブラッキー「その間2匹は 冒険の準備をしてくれ。

エーフィ「丘の上で待っているわ。

エーフィ「準備ができたら話しかけてね。

パートナー 「わかった。

パートナー リーダー  さっそく冒険の準備をしよう。

パートナー 「そして 準備ができたら 丘の上に行こう。


~ 宿場町 丘 ~

ブラッキー「おっ! ムンナを助けにいく準備ができたか?

はい

ブラッキー「エンターカードの組み合わせは もうわかっている。

ブラッキー「あとは ここにマグナゲートをよぶだけだが……

ブラッキー「ここからゲノウエア山までは遠い。

ブラッキー「行きはいいが 帰りはオレ達がいないから エンターカードは使えない。

ブラッキー「長旅になると思うぞ。

ブラッキー「準備はちゃんと ととのえた方がいいと思うが……だいじょうぶか?

もちろん!

ブラッキー「よし!

ブラッキー「それじゃ 今からマグナゲートをよびこむぞ!


ブラッキー「よし。うまく よびこめた。

エーフィ「 リーダー   パートナー 。準備ができたわよ。

パートナー 「ありがとう ブラッキー。エーフィ。

パートナー 「じゃみんな 行ってくるね。

パートナー 「留守番は たのんだよ。

エモンガ「気をつけるんだぞ。

ドテッコツ「無理するなよ。

ドテッコツ「ムンナを見つけたら とっとと 帰るんだぞ。

パートナー 「わかってるよ。

パートナー 「とにかく サザンドラには 見つからないようにする。

パートナー 「あと 絶対に無理はしないよ。

パートナー リーダー  行こう。

ヌオー「ん~っ がんばるだぬー!

ノコッチ「 リーダー さん! パートナー さん!

ノコッチ「がんばって~!

パートナー 「ありがとう!

パートナー 「みんなも パラダイスをよろしくね!


~ ゲノウエア間道 入口 ~

パートナー 「あった。

パートナー 「ここが ダンジョンの入口だ。

パートナー 「ムンナのいるゲノウエア山のふもとへは……

パートナー 「このダンジョンを こえれば 行けるはずだよ。

パートナー 「今回は 仲間がいないのが心細いけど……

パートナー 「でも がんばっていこうね!


パートナー 「なんか……ずいぶんと暗いところだね……。

パートナー 「よく見えないから 手探りで進むしかない……。

パートナー 「なんとなく……ここがダンジョンの出口な気もするけど……。

パートナー リーダー  行ってみようか?


パートナー 「外も暗い! もう夜に なっちゃったってこと!?

パートナー 「ここは 森の中なのかな!?

パートナー 「なんか時間経過が よくわからないんだけど……。

(前にブラッキー達が……)

(エンターカードで よぶダンジョンは 地脈 むりやりねじ曲げるせいで……)

(何が起こるか わからないって 言ってたけど……)

(これも そのひとつなのかな……。)

(時間が左右されることも もしかしたらあるのかもしれないな……。)

パートナー 「ゲノウエア山のふもとまでは 直接ぬけられるって言ってたから……

パートナー 「ここで まちがいないと思うんだけど……。

パートナー 「とにかく この近くにムンナがいる。そして サザンドラも……。

パートナー 「でも これじゃ探しようがないよね……。

パートナー 「いきなり サザンドラに出くわすのもイヤだし……。

パートナー 「仕方がない。とりあえずは ここで 野宿しようか。


パートナー 「なんか不気味な森だよね……。

パートナー 「そういえば……出発してから どのくらいたったんだろうね?

パートナー 「ゲノウエア山まで歩いたら ふつう 何日もかかるらしいから……

パートナー 「それを早めるために エンターカードを使ったんだけど……。

(ホント どうなんだろう……。)

(とにかく あまり たっていないといいな……。)

(時間がたてば ムンナはここをはなれているかもしれないし……。)

パートナー 「ムンナ……無事だといいんだけど……。

パートナー 「……ここで心配しても仕方ないし……

パートナー 「今日は早いこと休んで 明日に そなえよう。

パートナー 「あっ! でももし ねているスキに……

パートナー 「サザンドラに おそわれたら!

パートナー 「や…やめよう。考えたら きりがないや。

パートナー 「とにかく ねなきゃ。おやすみ  リーダー


(ううっ……うーん……。)

???「………………さん……。

???「聞こえ……ますか……?

???「 リーダー さん……!

キミは……ムンナ!

だいじょうぶ!? ムンナ!?

無事でいるの!?

ムンナ「はい! 何とか!

ムンナ「ほ…本当に助けに来てくたんですね! うれしいです……!

今は どこに?

ムンナ「 リーダー さんがいる森をぬけると岩場が見えると思います。

ムンナ「私は今 その岩場のかげにかくれています。

ムンナ「でも……サザンドラが だんだん近づいてきていて……

ムンナ「動けないんです!

ムンナ「お願い……助けて……!

ムンナ「おね……

……ムンナ? どうした ムンナ?

ムンナ!!

(はあはあ……今のは……。)

(早く  パートナー を起こさなきゃ。)

パートナー 「うわああぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!

パートナー リーダー ! ど…どうした!?

パートナー 「サザンドラが……! でたのか~~~~~~~~~!!?

パートナー 「……あれ? いない……。

パートナー 「わわっ! もしかして ボクの早とちり……?

パートナー 「でも どうしたの? リーダー

パートナー 「こんな時間に……?

パートナー 「えっ? 今すぐ ムンナを助けにいこうだって?

パートナー 「急に どうしたの?

パートナー 「ええっ? 夢を見たって?

パートナー 「……それで……すぐにでも行かないとムンナが……!?

パートナー 「……わかった。暗い中で動くのは危険だけど……

パートナー 「でも そんなこと言ってる場合じゃなさそうだね。

パートナー 「行こう。


~ 闇夜の森 入口 ~

パートナー 「だいぶ目が なれてきたね。

パートナー 「森が奥へと続いている。

パートナー 「あの先をぬければ ムンナがかくれている岩場に出るんだね?

パートナー 「早くしないと ムンナが危ない!

パートナー 「行こう! リーダー


パートナー 「あっ! リーダー ! あそこ!

パートナー 「あそこから森が開けて……岩場が見える!


パートナー リーダー ……サザンドラに気づかれないように……

パートナー 「……(ここからは 小声で話そう……。)

パートナー 「(この岩場のどこかに……ムンナがいるんだよね……?)

パートナー 「(でも同時に サザンドラも近くにいると思うから……)

パートナー 「(しんちょうに探そう。)

パートナー 「(もし サザンドラを見つけたら……しばらく かくれて様子を見よう。)

ムンナ「…… リーダー ……

ムンナ「 リーダー ……さん……。

(……! あれは!?)

パートナー 「……!( リーダー  見つけたの?)

パートナー 「……!(ああっ!)

ムンナ「ううっ……。

パートナー 「き…きずついている……!

パートナー 「キミが ムンナなんだね?

パートナー 「もしかして……サザンドラにおそわれたの!?

ムンナ「……はい……はあはあ……。

パートナー 「サザンドラに見つかるといけないから……

パートナー 「……(ここからは小声で……。)

ムンナ「……(はい……はあはあ……。)

パートナー 「……(息があらいけど……だいじょうぶ……?)

ムンナ「……(……はい……だいじょうぶです……。)

ムンナ「(きずは思ったより浅いですし……それよりも今は……)

ムンナ「( リーダー さんに やっと……やっと会えた……)

ムンナ「(それが うれしいです……。)

(ムンナ……。)

パートナー 「……(サザンドラは……見当たらないね……。)

(どこに いるんだろう……。)

(まさか すぐ そばにいて……こっちを ねらっているのか……?)

パートナー 「……(わからないけど……とにかく今は動かないと!)

パートナー 「……(ムンナ 歩ける?)

ムンナ「……(な…なんとか……。)

パートナー 「……(じゃあ すぐにここを出よう。)

パートナー 「……(ボク達のパラダイスに帰るんだ。)

ムンナ「……(それは……できません……。)

パートナー 「……(え? どうして?)

ムンナ「……(それは……)

ムンナ「(なぜなら…… リーダー さんは……)

ムンナ「いや! リーダー は!!

ムンナ「ここで……

ムンナ「くたばるからだッ!!


・冒険に失敗した場合

+ ...

- ゲノウエア間道 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「うむむ……もどってきちゃったね……。

パートナー 「ムンナを助けるために 早くしないと!

パートナー 「がんばっていこうね!


- 闇夜の森 -

パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。

パートナー 「でも ここでモタモタしているワケにはいかないよ!

パートナー 「早くしないと ムンナが!

パートナー 「行こう! リーダー

逃避行開始~

+ ...

パートナー 「え……え……?

- 突如左右からシャンデラが出現 周りが明るくなる -

パートナー 「うわあああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!

ムンナ「フフフ……とうとう……

ムンナ「とうとう  リーダー を つかまえた!

ブニャット「ブニャニャニャ! さすがは ムンナ様!

ブニャット「すばらしい演技だにゃっと!!

ドクロッグ「ドクドクドクッ!

ドクロッグ「ムンナ様が探してたのが まさか コイツだったとは!!

ドクロッグ「こりゃ好都合だロッグ!!

ドクロッグ「オレ達ゃ コイツらには 借りがあるからなロッグ!!

ムンナ「わかってるな! おまえ達!

ムンナ「絶対に 取りにがすなよ!!

てしたたち「おおーーーーーーーーーーーっ!!

パートナー 「よ…よくわかんないよ! どうして!?

パートナー 「どう……して……?

(自分も よくわからないけど……)

(何がナンだか 本当にわからないけど……)

(とにかく今は 危険だ!)

(それだけは わかる!)

(にげなきゃ!)

パートナー 「……( リーダー  聞いて!)

(……!)

パートナー 「(イチかバチかだ!)

パートナー 「(あの明りを灯しているポケモン……)

パートナー 「(アイツをねらおう!)

(……! そういうことか!)

パートナー 「(まよっている ヒマはない!)

パートナー 「(いくよ!)

- シャンデラに攻撃! -

シャンデラ「ウアアアァァァーーーー!!

シャンデラ「グワワワワワワァーーー!!

ドクロッグ「ドゲゲッ! 見えんロッグ!!

(急に暗くなれば……!)

パートナー リーダー ! このスキに にげろ!!

ムンナ「くッ! にがすかッ!

ムンナ「追えッ! 追うんだッ!!

ドクロッグ「りょうかいだロッグー!! ヤローども! 追うロッグー!!

てしたたち「おおーーーーーーーーーーーっ!!

ブニャット「ブギャーーーーーーッ!!

ブニャット「だれにゃっと! アタイのシッポをふんだのはブギャッ!?

ドリュウズ「スマン! わしじゃ!

ドクロッグ「ぐわわわ~~~~~~~~~~~ん!! 目が回るロッグ~~~~~~!!

ドクロッグ「なんか巨大な岩にぶつかったような気がするロッグが……!?

ギガイアス「ゴワスゴワス!

ギガイアス「それはもしかして おいどんでゴワスか?

ムンナ「何やってンだ! おまえ達!!

ムンナ「とにかく  リーダー を 追え!!

ムンナ「絶対に見失うなーーーーーーッ!!

てしたたち「おおーーーーーーーーーーーっ!!


- あかつきの山岳 入口 -

(はあはあ……なんとか……)

(なんとか ふり切ったけど……)

(でも…… パートナー と はぐれてしまった……。)

(…………。)

パートナー は 無事なのかな……。)

(うまく にげきれてるといいけど……。)

(しかし……)

(ムンナの あの変わりようには おどろいたな。)

(たくさんのポケモンに 待ちぶせされたし……)

(その中には エーフィを おそったヤツもいたし……)

(どう考えても……あれはワナだった。)

(でも どうしてムンナは おそってきたんだろう……?)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! そっちには いないロッグ!

ドクロッグ「こっちを探すロッグ~~~!

(……! 追手が来ている!)

(ここを早く出ないと!)


(はあはあ……やっと ぬけられた……。)

(……だいぶ つかれが たまっているな……。)

(でも……先に進まないと……。)


(い…行き止まり!?)

(……がけだ……かなり高い……。)

(……とびおりるのは きびしいけど……)

(がけに しがみついていけば おりられるかも……。)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! お~い! いたぞ!!

ドクロッグ「こっちにいたロッグ~~!!

ドクロッグ「ドクドクドクッ! とうとう追いついたロッグ!!

ドクロッグ「どうやら向こうより仕事が早く終わりそうだぜロッグ~!

(向こう……?)

(向こうより早く仕事が終わりそう……?)

(ということは……)

パートナー は……まだ無事だということだ!)

(であれば……!)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! 観念しろロッグ!!

ドクロッグ「オマエは ここで……くたばるんだロッグ~~~~~!!

(何としてでも にげのびなきゃ!)

(自分も!!)

+ 再戦時

ドクロッグ「ドクドクドクッ! オマエがここに来ることは わかってたロッグ!

ドクロッグ「この先を ぬけるには ここしかないからなロッグ!

(…… パートナー が にげのびてるんだ!)

(自分もここで くじけるワケにはいかない!)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! 今度こそにがさないロッグ!

(今度こそ突破する!)

ドクロッグ「オマエは ここで……くたばるんだロッグ~~~~~!!

(突破して……にげのびる!!)


- 勝利後 -

ドクロッグ「うぐぐっ……グゲゲ……ロッグ……。

(はあはあ……やった……。)

(ついに たおしたぞ……。)

(今のうちに……がけを おりるんだ……。)

(ううっ……つかれが……。)

(足が重い……。)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! に…にがすものかロッグ!!

ドクロッグ「だ…だれか いないかぁ~~~~~!!

ドクロッグ「ここに!

ドクロッグ「 リーダー は ここに いるロッグ~~~~~~~ッ!!

- 地中からドリュウズが -

(新たな敵が2匹!)

『グオオオオオーーーーーーーッ!!

(な…なんだ!?)

- 空中からはボーマンダが出現 -

(うわぁっ!)

ドクロッグ「ドクドクドクッ! いいところにきた! ボーマンダ!!

ドクロッグ「 リーダー を メタメタに たおすロッグ~~~~!!

『グオオオオオーーーーーーーッ!!

(い…今! こんなのを相手にしなくちゃけないのか!!)

(そうでなくとも……かなり体力を しょうもうしていて……)

(立っているだけでも きびしいのに……!)

ドクロッグ「いけえ~~~ロッグ~~~~~!!

ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーズ

- ドリュウズ達の攻撃をかわすが… -

(……! しまった!)

(バランスが……!)

(な…何か しかけてきそうだけど……

(よけられない!!!)

(くっ……!!)

???「ふせてください!! リーダー さん!!

(えっ!?)

- 背後からサザンドラが登場と同時にボーマンダに攻撃! -

『ギャアアアァァァァァァァァッ!!

(こ…このポケモンは!!)

サザンドラ「にげます! リーダー さん!

(えっ!?)

- 突如尻尾で突き落とす -

(うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!)

- サザンドラが無事救出。逃走する -

ドクロッグ「な…なんというロッグ~!


(……。)

(………………。)

(………………………………。)

(い……一体 なにが……どうなって……?)

(……こ……ここは…………?)

(……そうだ……自分は……)

(がけから……落ちて……。)

(そして……)

サザンドラ「あっ! 気がついた!

(うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!)

(サ……サザンドラ!!)

サザンドラ「わわっ! おどろいちゃいました!?

サザンドラ「す すみません!! でも……

サザンドラ「私  リーダー さんを 食べたりとか おそったりとか……

サザンドラ「戦ったりとか やっつけたりとか たたきのめしたりとか……

サザンドラ「絶対にしないんで! 絶対!

サザンドラ「本当です! 信じてください!

(……そっか。思い出してきた……。)

(たしか……危なかったところに サザンドラが あらわれて……)

(そして がけから落ちるところを 助けてくれたような……。)

サザンドラ「ああ どうやら落ち着いてくれたようですね。

サザンドラ「よかったよかった~!

サザンドラ「 リーダー さん 今まで ずっと気を失ってたんですよ。

(気を……?)

サザンドラ「はい。

サザンドラ「ここは ゲノウエア山近くの谷間にある洞窟です。

サザンドラ「私  リーダー さんを背負ってここまで飛んできたんです。

サザンドラ「 リーダー さん 意外と重たくて……

サザンドラ「私 もうヘロヘロで……かっくうするだけで せいいっぱいでしたよ~。

サザンドラ「それでも私 できるだけ目立たない場所を選んで……

サザンドラ「がんばって飛んできたんです。エライでしょう~?

サザンドラ「ここなら すぐに発見されることもないでしょう。

サザンドラ「 リーダー さん だいぶ おつかれだったようですね~。

サザンドラ「全然 起きないんで心配しましたよ。

サザンドラ「でも気がついてくれて よかった~。

(……なんか……)

(サザンドラのイメージが……)

(思っていたのと だいぶ ちがうような気が……。)

(ホント わからなくなってきたよ……。)

(自分があの時見た光景……)

(あの時のサザンドラは かなり こわい感じだったけど……)

(目の前にいるサザンドラは 言葉づかいも やたら ていねいだし……)

(おそろしい感じはしない……。)

(あの時は サザンドラが ムンナを追っていた。)

(だから自分は ムンナを助けなきゃと思った。)

(でも なぜか そのムンナにおそわれて……)

(今度は 自分を助けてくれたのが……このサザンドラだった……。)

(……一体 何が起こっているんだろう……?)

(………………。)

サザンドラ「いや~ ホントに意識がもどってよかったですよ~。

サザンドラ「それに  リーダー さん! 私 ずっとお会いしたかったんですよ?

(えっ……?)

サザンドラ「私の声を聞いたでしょ? 人間の世界で。

サザンドラ「ヤダな。忘れちゃったんですか~?

(……サザンドラの声を? 人間の世界で……?)

(まてよ? 人間の世界だって……!?)

(ま…まさか! 自分がまだ ポケモンになる前の……)

(あの時の!!)


- 回想 -

 

……あなた……

今 声を聞いている
あなた……

もしかして あなたは……
人間でしょうか?

もし そうであればお願いです
私達を助けてほしい

ポケモンの世界を
助けてほしいのです


(もしかして あの時の……あの時の声!?)

(あの声は 今までずっとムンナだと思っていたけど……)

(実は ムンナではなくて……サザンドラだったっていうのか!!)

サザンドラ「どうやら思い出していただけたようですね~。

サザンドラ「あの時は私 さんざん苦労して……

サザンドラ「やっと  リーダー さんの夢とつながったと思ったんですが……

サザンドラ「でも……

サザンドラ「とちゅうで声をムンナに乗っ取られちゃうし……

サザンドラ「しまいには 私がムンナにおそいかかるなんていう……

サザンドラ「とんでもなく ウソなものまで見せられちゃうし!

(ええっ!? ウソだって!?)

(自分が見た あの光景は……)

(ムンナが かってに でっち上げたものだっていうのか!?)

(じゃ…じゃあ もしかして あの時 起こったことというのは……)


- 回想 -

『あの時は何も 感じなかったんだけど……

『あの時の……サザンドラの声は……

もしかして あなたは……
人間でしょうか?

もし そうであればお願いです
私達を助けてほしい

ポケモンの世界を
助けてほしいのです

ポケモンのせか……

『あのサザンドラの声は……実は ここまでで終わりで……

『この……波形がプツンっと切れたイメージの時に……

『実は サザンドラの声をムンナが乗っ取り……

『そして……

助けてッ!!!

『ムンナがこの『助けて!』っていう声を自分に聞かせて……

『そして このあとの光景……

『ムンナが サザンドラに おそわれるあのシーンに つながるということなのか……


サザンドラ「そうです! そうなんですよ!

サザンドラ「よく できてるでしょう!

サザンドラ「……じゃなかった。ヒドイ話ですよね! プンプン!

サザンドラ「 リーダー さんが こちらの世界に来てからも……

サザンドラ「ずっとムンナ達に ぼうがいされ続けて私 まったく お会いできなかったし……

サザンドラ「ホント どうしようかと思ってたんですが……

サザンドラ「でも……

サザンドラ「ちょっとした スキをつくことで……やっと お会いすることができました!

サザンドラ「よかった~! ホントよかった~!

(自分に助けを求めたのは……サザンドラだったのか……。)

(でも それにしても……まだ わからないことが……。)

(ムンナがなぜ サザンドラの声を乗っ取り……)

(ウソのイメージまで見せて 自分をたおそうとしたのかもそうだし……)

(それに……。)

サザンドラ「……そうですよね。

サザンドラ「わかりました。お話しましょう。

サザンドラ「なぜ私が人間の世界に……

サザンドラ「人間である  リーダー さんに 助けを求めたのかを……。

サザンドラ「まず……実は私……

『グオオオオオーーーーーーーッ!!

サザンドラ「ボ…ボーマンダの声だ!

(洞窟の奥から聞こえた!)

サザンドラ「すみません! 話は あとにしましょう! 早く にげないと!

サザンドラ「とりあえず外に出ましょう!


~ イエローキャニオン 入口 ~

サザンドラ「向こうは 仲間が おおぜいいます。発見されたら やっかいです。

サザンドラ「がけの時のように  リーダー さんを 運んで にげたいところですが……

サザンドラ「 リーダー さん 意外に重たく さっきも私 ヘロヘロだったので……

サザンドラ「ですので 申しワケないですが……

サザンドラ「飛んで にげるのは きんきゅうの時だけで……!

サザンドラ「今は歩いて いきましょう。

サザンドラ「ちなみに私は  リーダー さんのお仲間ではないですが……

サザンドラ「 リーダー さんと 心の はどうを 合わせることができます。

サザンドラ「つまり みんなでアタックを いっしょに発動させることができるんです!

サザンドラ「そのために チームスキルも  リーダー さんに シンクロします。

サザンドラ「……そうですよね……なぜ そんなことができるのかですよね……?

サザンドラ「それは私が ふつうのポケモンとは ちょっと ちがうからなんですが……

サザンドラ「その話をすると 長くなるので  あとにしましょう。

サザンドラ「とにかく今は なんとか安全と思える場所まで いきましょう。


・冒険に失敗した場合

+ ...

- あかつきの山岳 -

(うまく いかなかったけど……)

(のんびりしていると もっと たくさんの敵が……)

(追いかけてくるかもしれない。)

(早く ここを突破して……にげきらないと!)


- パターン2 -

(うまく いかなかったけど……のんびりしては いられないな。)

(このまま ここにいたら……)

(もっと たくさんの追手が来るかもしれない。)

(今のうちに なんとかここを突破して……にげきらないと。)


- パターン3 -

ドクロッグ「いない!!

ドクロッグ「 リーダー が いないロッグッ!!?

ドクロッグ「ドゲゲッ!! さては たおれるすんぜんに にげたなロッグ~!!


(はあはあ……危ないところだった!)

(もう少しで つかまるところだった。)

(あそこに行くのは 危険だけど……)

(でも……)

(ほかに ぬけられそうなところもないし……)

(やっぱり あそこを突破するしかなさそうだよな……。)

(時間がたてば 追手もふえるだろうし……)

(できるだけ早く突破するしかない。)


- イエローキャニオン -

サザンドラ「ううっ……なんか うまく いきませんでしたね……。

サザンドラ「追手は……とりあえず 見当たりませんね。

サザンドラ「もしかして 行きちがいになってるのかもしれませんが……

サザンドラ「とにかく 今度こそ突破しましょう。

カレカレ草原 突破まで

+ ...

(はあはあ……はあはあ…。)

(だいぶ まわりが暗くなってきたな……。)

(もう少しで夜になるのか……。)

サザンドラ「ずっと歩き回りましたからね。さすがに つかれました……。

サザンドラ「追手の気配もないようですし……ここらで野宿しますか。


(遠く はなれていても……)

(月や星は パラダイスで見るものと同じなんだな……。)

(パラダイスや宿場町のみんなは 今ごろ どうしているのかな……。)

パートナー は……無事なのかな……。)

(パラダイスまで うまく にげのびているといいな……。)

(そこまで行けば……仲間がいる。)

(自分も なんとか にげきろう。パラダイスまで。)

サザンドラ「 リーダー さん。

サザンドラ「 リーダー さんは やっぱり……自分の家に帰りたいと思ってますよね?

サザンドラ「でもその前に……やっていただきたいことがあるんです。

(やっていただきたいこと……?)

サザンドラ「氷触体の破壊です。

サザンドラ「なぜ私が……

サザンドラ「人間である  リーダー さんに助けを求めるのか……。

サザンドラ「先ほどは 話の とちゅうで 終わってしまいましたよね?

サザンドラ「今 その続きをしましょう。

サザンドラ「まず……私なんですが……

サザンドラ「実は私……ポケモンではないんです。

(ええっ!? ポケモンじゃないって!?)

サザンドラ「あ……ポケモンじゃないっていうのは 正確ではないかもしれないですね。

サザンドラ「見た目は ポケモンですし。でも これは かりのすがた……

サザンドラ「本当は……命の声なのです。

(命の……声……?)

サザンドラ「命の声とは この星にある山や川 草や木など すべての自然の声……

サザンドラ「よろこびの声だったり なき声だったり……。

サザンドラ「そんな いろんな声が集まり ひとつのすがたになったのが……この私なのです。

サザンドラ「 リーダー さん。

サザンドラ「今のこの世界……

サザンドラ「ポケモンの世界は……ほろびようとしています。

(えっ……?)

サザンドラ「氷触体という……とつぜんあらわれた なぞの物体が……

サザンドラ「成長して世界を むしばみ……破滅へと みちびいているのです。

(この世界が ほろびようとしている……?)

(氷触体という……なぞの物体によって……。)

サザンドラ「 リーダー さん達 ???(決定したチーム名)は……

サザンドラ「以前 大氷河に行ったと聞いています。

サザンドラ「そこでは ものが空中に ういてなかったでしょうか?

サザンドラ「それは 氷触体の ちからによってなされています。

(えっ?)

サザンドラ「つまり氷触体は……大氷河の……氷山の奥にあるのです。

(氷山の奥に 氷触体が……?)

(しかも氷触体には ものを浮遊させる ちからが……。)

(あっ!)

(も…もしそうだとしたら……氷触体って……)

(氷触体って まさか……!)


- 回想 -

ノコッチ「なんか ういている!?

ノコッチ「氷の かたまりかな これ!?

ブラッキー「これだけじゃない。ほかにもういているものが あちこちに見える。

エーフィ「じゃあ やっぱり!

ブラッキー「ああ。どうやら ただのウワサじゃかたづけられなくなってきたな。

(まぼろしの大結晶は 今まで言い伝えでしかなかった……。)

(でも それが……)

(ここにきて いよいよ現実味をおびてきたということか……。)


(ブラッキーがロマンを求めたいた まぼろしの大結晶……。)

(まさか それが世界を破滅にみちびく……)

(氷触体だったっていうのか……!)

サザンドラ「この世界を守るためにも なんとか氷触体を こわしたいのですが……

サザンドラ「障害があります。

サザンドラ「氷触体を守るもの……キュレムがいるからです。

(えっ……? ええっ!?)

(キュ…キュレムだって!!)


- 回想 -

(お…大きいっ!!)

(敵かっ!?)


(あのキュレムが……氷触体を……?)

サザンドラ「キュレムは 未来を予知することができるようです。

サザンドラ「そして その未来の行く末をおびやかすような……

サザンドラ「未来に反するものがいれば……ようしゃなく それをたおします。

サザンドラ「決められた未来をかたくなに守る……それがキュレムなのです。

(決められた未来を……かたくなに……。)

(そういえば……)

(あの氷の城で キュレムは言っていた……。)

(はるか昔から 未来を見守り続けてきたと……。)

(キュレムが予知した未来は……世界の滅亡だったんだ。)

(そして それを承知の上で……キュレムは守ろうとしているんだ……。)

(破滅の……未来を……。)

サザンドラ「 リーダー さんを おそった ムンナ達も……

サザンドラ「キュレムの配下のポケモンなんです。

サザンドラ「キュレム達は この世界が ほろびることを望んでいるのです。

サザンドラ「しかしこの世界のすべての声……

サザンドラ「命の声は それを望んでいません。

サザンドラ「この世界は 助けをさけんでいるのです。

サザンドラ「ですので 何としてでも氷触体を破壊したいのですが……

サザンドラ「しかし もうひとつ やっかいなことがあります。

サザンドラ「氷触体は……実はポケモン達の負の意識が生み出したものなんです。

サザンドラ「氷触体のまわりには ポケモン達の負の意識がうずまいています。

サザンドラ「ですので 氷触体にポケモンが近づくと……

サザンドラ「負のパワーに精神が ひっぱられ……

サザンドラ「息もできない苦しさにおそわれるんです。

(それって もしかして……!)

(もしかして あの時の……)


- 回想 -

エーフィ「……はあはあ……。

パートナー 「はあはあ……。

ブラッキー「ぜぇ…ぜぇ……。

ブラッキー「先は……まだなのか……。

(ヘンだな。みんなの息が荒い……。)


(あの時 みんなが息苦しそうだったのは……)

(大結晶に……いや 氷触体に近づいたせいなのか……。)

サザンドラ「ですので 氷触体は……ポケモンにはこわすことができないのです。

サザンドラ「では だれなら破壊できるのか?

サザンドラ「もしかしたら……人間なら……!

サザンドラ「人間であれば その えいきょうも 受けないかもしれないと……

サザンドラ「そう思った私は 人間に助けを求め……

サザンドラ「人間達の夢にむかって 声を発信しました。

サザンドラ「それを受け取り……この世界にやってきた人間のひとりが……

サザンドラ「 リーダー さん。あなただったんです。

(そうだったのか……。)

(自分は……そのひとりだったのか……。)

(……って あれ?)

(自分がこの世界にやって来た人間の……ひとり……?)

サザンドラ「そうなんです。

サザンドラ「実は  リーダー さんだけじゃないんです。

サザンドラ「命の声をキャッチし ポケモンになってこの世界に来てくれた人間は……

サザンドラ「 リーダー さん以外にも たくさんいるんです。

(ええっ!? そうなの!?)

サザンドラ「はい。そうなんです。今もこの世界のどこかにいます。

サザンドラ「ただ……その方々も……

サザンドラ「キュレムや ムンナ達によって 次々とぼうがいを受けています。

サザンドラ「 リーダー さんと同じく ムンナに おびきだされ……

サザンドラ「そして ことごとく たおされているのです。

サザンドラ「今 私が たよれるのは  リーダー さん……!

サザンドラ「あなたしか いないんです!

サザンドラ「どうか お願いです! 氷触体を破壊してもらえませんか?

(ポケモンになってこの世界に来た人間が……)

(自分以外にもいるというのはビックリしたけど……)

(でも みんなもムンナ達にねらわれ……)

(そして次々に たおされている。)

(もし この世界に来た人間がいなくなってしまったら……。)

(でも 氷触体を破壊しないとこの世界は……。)

(だれかが やるしかない!)

(だれかが最後まで ふんばるしかない!)

(だったら……! 自分が……!)

サザンドラ「ううっ! ありがとうございます!!

サザンドラ「なんとか……なんとか この世界をいっしょに救いましょう!!


次の朝……


~ カレカレ草原 入口 ~

サザンドラ「宿場町へ行くには この草原を通るのが早いです。

サザンドラ「……といっても 歩いて行くしかないので 大変ですが……。

サザンドラ「たしか  リーダー さん達は エンターカードを使って……

サザンドラ「大氷河まで行ったんですよね?

(氷触体は 大氷河の先の……)

(キュレムが グレッシャ―パレスとよんでいた あの氷山の中にある。)

(そこに行くには……)

(ブラッキーと エーフィの協力が必要だ。)

(だから パラダイスに もどろうと サザンドラと話しあった。)

パートナー のことが 心配だけど……)

パートナー も きっと……)

(パラダイスに もどってると信じて 自分も前に進むしかない。)

サザンドラ「行きましょう! パラダイスまで!


サザンドラ「どうやら草原も ここで終わりのようですね。

サザンドラ「ここさえぬければ あとはぐっと楽になりますよ。

サザンドラ「さあ 急ぎましょう。

ブニャット「ブニャニャニャ!

ブニャット「そんなカンタンに ぬけられると思ってるにゃっと!?

サザンドラ「こ…この声は~!?

(この声は たしか……!)

(前にエーフィを おそったポケモンか!)

ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ!!

ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ

サザンドラ「わわっ! ドリュウズ!

ブニャット「ブニャニャニャ!

ブニャット「アタイ達から にげきれると思うなんて あまいにゃっと!!

サザンドラ「ふんっ! 予想はしてましたよ。

サザンドラ「こちらも カンタンに にげきれるなんて 最初から思ってません。

サザンドラ「でも!

サザンドラ「このまま すぐに たおされるとも思ってないです!!

ブニャット「ブニャニャニャ! まあ そうだろうにゃっと。

ブニャット「 リーダー 1匹だけなら ともかく……

ブニャット「サザンドラ……あんたまでいるのは分が悪いにゃっと。

ブニャット「だから今回は 戦いにきたんじゃなく……お知らせにきたにゃっと。

サザンドラ「お知らせ……?

ブニャット「 パートナー を とらえたにゃっと。

(えっ!? パートナー をっ!!?)

ブニャット「ブニャニャニャ!

ブニャット「 パートナー は今 アタイ達の手にあるにゃっと。

ブニャット「 パートナー を助けたければ……風穴の丘に来るにゃっと。

ブニャット「来なかったら  パートナー はどうなるのか……

ブニャット「アンタ達でも想像はつくにゃっと。

ブニャット「じゃあにゃ。ブニャニャニャ!

ブニャット「待ってるにゃっとー! かならず来るにゃっとーーーーー!

ブニャット「ブニャニャニャーーーーーー!!

サザンドラ「うぐぅっ なんて ひきょうなヤツらなんでしょう。

(ムンナ達が待っている場所……)

(たしか 風穴の丘って言ってたな……。)

サザンドラ「……! ま…まさか!

サザンドラ「行くつもりですか!?

サザンドラ「ダメです! これはワナです!

サザンドラ「 パートナー さんが本当につかまっているかどうかも……

サザンドラ「わからないじゃないですか!

サザンドラ「行っても  パートナー は いなく……

サザンドラ「そこで  リーダー さんがたおされたら どうするんですか!?

サザンドラ「 パートナー さんが 心配なのもわかりますが……

サザンドラ「きっとこれは ムンナ達の ハッタリです!

サザンドラ「だから 絶対に行くべきじゃない!

サザンドラ「ここは  パートナー さんは 無事に パラダイスに もどったと信じて……

サザンドラ「私達も パラダイスに行きましょう!

(…………。)

(たしかに自分も思う……。これはワナかもしれない……。)

(本当は  パートナー は つかまっていないのかもしれない……。)

(でも……)

(もしも本当に……つかまっているとしたら……!)

パートナー は……!)

サザンドラ「ど…どこに行くんですか!?

サザンドラ「ええっ!? 風穴の丘の場所を教えてくれですってぇ~~~~!!?

(たとえ ワナでも……見すごすわけにはいかない!)

パートナー は 大切な友達だ!)

サザンドラ「ダメです! 絶対ダメ!!

サザンドラ「絶対 行ってはいけませんっ!!

サザンドラ「……って……

サザンドラ「私がいくら言っても 聞かないんでしょう……?

サザンドラ「どうしても……行くんですね……。

サザンドラ「ああ~ やっぱり……。わかりましたよ。まったくもう……。

サザンドラ「でも……なんかヘンなんですよね……。

サザンドラ「じつは私……ちょっと安心しました。

(……えっ?)

サザンドラ「私  リーダー さんと いっしょに いるうちに……

サザンドラ「なんとなく わかったんです。 リーダー さんという人が。

サザンドラ「だから 私がさっき助けに行くのはダメって言ってる時も……

サザンドラ「そう言いながらも実は 心の中では反対のことを考えていたんです。

サザンドラ「 リーダー さんは 私の言うことは聞かない。

サザンドラ「きっと助けに行くって言うはずだ。

サザンドラ「いや。そう言ってくれ……と。

サザンドラ「でも よかった……。

サザンドラ「やっぱり  リーダー さんは……

サザンドラ「 リーダー さんでした。

(…………。)

サザンドラ「遠回りは あまり したくないんですが……

サザンドラ「 リーダー さんにとって  パートナー さんは……

サザンドラ「大切な友達なんでしょう?

サザンドラ「私……命の声にとっても世界は 大切な友達……

サザンドラ「かけがえのない存在です……。

サザンドラ「助けに行きましょう! パートナー さんを!

サザンドラ「私も 協力します!

(サザンドラ!!)


・冒険に失敗した場合

+ ...

サザンドラ「ううっ……なんか うまく いきませんでしたね……。

サザンドラ「ううっ……もうちょい しんちょうに行った方が よかったんでしょうか?

サザンドラ「でも パラダイスにも早く着きたいですし……。

サザンドラ「追手も気になりますが……

サザンドラ「とにかく もう一度 がんばっていきましょう。

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最終更新:2015年06月22日 22:43